シーン106アキニー様とシャロン
シャロンの魔力がもの凄い力になっていく。
私達を守るかのように前に出るアルマジャーロくん。
『アルマジャーロくん…………………。』
『大丈夫…………フェルノさん……………君は僕が守る。』
そう微笑んだアルマジャーロくんは魔神具であるシールドと槍が一体化した形状の武具を手に構える。
『魔神アルマウッド……………。』
すーーーーっと姿を現すアルマウッドくん。
可愛らしい姿のアルマウッドくんはその身体から根を張り巡らせていく。
するとシャロンが怪しい笑みを浮かべながら口を開く。
『クククッ……………貴様…………そんなもので何ができる?』
『僕は皆を守るためにこの力を使うんだ………シャロン……………君は確かに強いのかもしれない…………でも僕も負けられないから……………。』
『フン…………………ならば試してみてみるがいい……………本物の魔族の力を……………………。』
するとアキニー様が叫ぶ!!
『アルマジャーロ…………いけないわ!!あなたも………………………』
『アキニー様………………………大丈夫です!!皆はこの僕が!?!!!!!』
シャロンの手がアルマジャーロくんに向けられる。
『アルマジャーロくん!!!!?????』
『フェルノさん……………………………逃げるんだ。』
そういい微笑んだアルマジャーロくん。
そしてシャロンが口を開く。
『魔神吸収……………………『デビルアブソーブ』』
シャロンの背後から現れたあのイーグレンス王の魔神を吸い取った凶悪な魔神が姿を現す。
そして。
『死ね。』
ギュウウウーーーーーーーーーーーーンっと黒い渦が空間に現れる………その渦は徐々に大きくなっていく。
すると。
辺りの魔物たちが凶悪化していく!!
『えっ!?』
一斉に総攻撃がはじまる。
『えっ!?これは!!!???』
『皆さん!!!ここはなんとか耐えるのです!!!そして…………生きるのです!!!!』
アキニー様の叫びに皆がこたえる。
『魔神フレア……………………………』
『私達は負けないから!!!!!はああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
私達は戦う!!!!
機械ボディとなった魔物達が一斉に襲いかかってくる。
そして皆もその力を振るう。
三人の子供達も。
『僕達もやるぞ!!』
『うん!!フェルノ様のお力に!!』
『パンツ絶対みるんだ!!!!!』
『皆………………………』
あんなに幼い子達まで。
私の中で決意を決める!!!
『さあいくわ!!!!!』
私達は戦う!!!!
倒したハズの魔物までが立ち直り鉄のボディでさらに強化されたもの達が襲いかかって来ている。
『はああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
ドガンドガンっと激しく敵を倒していく仲間達。
アキニー様も敵を焼き払いながらもつげる。
『皆さん……………………………ならば私は。』
アキニー様の鋭い眼光…………………。
だけどシャロンの攻撃は放たれる。
『魔神吸収』
シャロンの魔神が周囲の私達の魔神達に影響を与えはじめる。
『これは………………………………………。』
『くっ…………………………ダメ………………………』
『キャリッシュちゃん!?』
『ああっ!!!』
キャリッシュちゃんに続きセミルちゃんも苦しげに叫んだ。
『キャリッシュちゃん!セミルちゃん!!!???』
『うぐっ…………………お……お嬢……。』
ドエルゴまでもがシャロンの魔神の力の影響を受けはじめていた。
『ドエルゴ!!!??うっっ!!???』
私の全身からも力が抜け始め膝を着いてしまっていた。
『フェルノさん!!???』
アルマジャーロくんが私を支えてくれる。
『はあはあ…………アルマジャーロくん…………私。』
『フェルノさん…………大丈夫だから……………きっと大丈夫だから。』
そういったアルマジャーロくん…………そしてあの三人の子供達までもが。
目に入ったけど。
ぐったり倒れていたの。
『どうして……………どうしてこんなに酷いことができるの?』
『なんだ……………………残っているのはお前とアキニーか…………………他のものたちはそろそろ魔神共が離脱していくぞ………………………』
『そんな……………………こと許さないんだから。』
『そうよ…………私が立てなくなっても………この子には今私の力をあげるの……………………だから………………………あなたの好きにはさせはしない!!!』
『なんだと…………貴様アキニーよ…………その伝説の魔神はこの僕がいただくのだ……………………。』
『あなたの好きにはさせないわ!!!』
するとドス黒い闇を発生させ………ゴゴゴと私達に向けて何かを放とうとするシャロン。
『アキニー……お前の魔神は………………今すぐ奪ってやる!!!!!』
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