番外編:守護のかたち(Yuzu × Akira)
玲「ゆず会長……守護霊って、いると思います?」
ゆず会長「はわっ、い、いきなり何言ってるの玲ちゃん!? 怖い話は後でにしよ!? 火の玉とかじゃないよね!?」
玲(苦笑)「ち、違います違います……なんかこう、“守られてる気がする瞬間”ってありません? ピンチのときに、ふっと危ないの避けられたり」
ゆず会長「えっ…ある…ような……ないような……えぇ〜〜〜……え、ええと……うん、うんうん、わかるよ?(目泳ぎ)」
玲「……もしかして、それって“自分で作り出してる存在”なのかもって……思ったんです」
ゆず会長「ふぇ……!? ま、待って!? 深すぎない!? でもでもね、そういうの、きっと世界中にあるんだよ……」
玲「他の国でも……?」
ゆず会長「う、うんっ! たとえばね――」
<ゆず会長の“世界の守護存在”豆知識>
ヨーロッパとかだと、神さまが天使をつけてくれるって言うの。ちゃんと“ガーディアン・エンジェル”って名前までついてて、 たとえば「背中に羽根が見えた」とか「肩に乗って囁いてくれる」とか、割とドラマティックなんだよ! でも、“信じてる人”のとこに来るらしいの……ええと、契約制?(震)
インドではね、“個人神”って言って、その人が選んだ神さまが守ってくれるの! ガネーシャさんとかラクシュミーさんとか、好みやご縁でつくんだけど…… でも、ちゃんと“選ぶ”ところから始まってて、ちょっと“推しごと”っぽいかも……?
アメリカ先住民とかだと、自然の精霊とかトーテムアニマルが自分にとっての守護者なの! 生まれた月によって動物霊がつくって考え方があって、 「私の守護はタカ!」とか「オオカミが力をくれる!」とか、かっこいいんだけど……えへへ、私だったらモモンガかも…
スピリチュアリズム系ではね、ちゃんと“守護霊”って呼ばれてて、しかも“何人もついてる”って説もあるの! 指導霊、補助霊、前世の縁とか、そういうのがシフト制みたいに(こら)交代でサポートしてくれてるって……
玲「そうなんですね……でも、どこも“信じてる文化”によって違うんですね」
ゆず会長「うん、たぶんね……だから本当に“信じたい形”が“守ってくれる存在”の形になるのかも……」
玲「じゃあ、日本だと……やっぱり“ご先祖さま”……?」
ゆず会長「そ、そう! お盆に帰ってきたり、仏壇に手を合わせたり、 それって“家族がずっと見ててくれる”って思える文化なんだよね。あの世が“向こうの居間”みたいになってるというか……(そわそわ)」
玲「じゃあ――私が感じたあの“守ってくれてる何か”って、やっぱり自分が必要で生み出してるだけかも……」
ゆず会長「ううん、それでもいいと思う! だって、“自分で作った安心”なら、いちばん自分にフィットしてるはずだもん。 それに、“安心したい”って気持ち自体が、もう誰かに守ってほしいって証拠なんだよ」
玲「……じゃあ、私の守護霊は、“安心したいって思った時の私”だったんですね」
ゆず会長(ふんわり笑って)「そういうのって、たぶん世界中が“自分の形”でやってるんだよ。 天使だって、動物霊だって、精霊だって、ご先祖さまだって―― “信じてるから、そこにいてくれる”。 うん、きっと、そういうの……たぶんね!」
玲「ありがとうございます、ゆず会長」
ゆず会長「わ、わわ、急に丁寧!? な、なんか照れる〜〜〜っ」
Scene End: 「守られている」ことの正体は、“誰か”じゃなくて、“必要とした自分”かもしれない。 それでも、そう思える瞬間があるなら―― きっとその守護は、本当にそこに在る。たぶんね。




