第二話 家が一千万ペイなのに、卵が十五万ペイってどういうことですか?
翌朝。
枕元に、見慣れない紙の束が置かれていた。
「……新聞?」
分厚い新聞だった。
広げると、中からバサバサと何枚もの紙が落ちてくる。
「折り込みチラシ……」
ドラッグストア。ホームセンター。ディスカウントストア。見覚えのあるスーパーのものまで。日本の店のチラシが十枚以上もベッドの上に散らばった。
どうやら、毎朝こうして届くらしい。
「新聞本紙は……」
一面を見る。
『王都の広場の鳩、三羽増える』
「どうでもいい!」
めくる。
『ギルド食堂のスープ、塩がほんの少し増える』
「だから、どうでもいい!」
異世界の新聞に期待した俺が間違っていた。
どうやら本紙は、どうでもいいニュースを載せるためだけに存在するらしい。
大事なのは、あくまで折り込みチラシのほうだ。
チラシの端には、小さく期限が書かれていた。
『※10月27日まで有効』
昨日のマル得のチラシにも、同じように日付が入っている。
「……期限内なら、前の日のチラシも使えるのか」
つまり、期限内なら何度でも買える。
俺は少しだけにやりとした。
だが、すぐに首を振る。
「いやいや、待て待て」
卵十個が198ペイ。町では一個十五万ペイ。
これを持ち込んで売れば一日で大金持ちになれる。
だが、そんなことをすれば卵屋は潰れる。
町の物価もめちゃくちゃになる。
「転売はやめておこう。この世界の経済を壊しかねない」
自分でも驚くほどまっとうな結論だった。
それに、俺の目的は金儲けじゃない。
のんびり暮らすことだ。
「……とはいえ、金は稼がないとな」
冒険者ギルドは、ペイペの町の中央にあった。
石造りの大きな建物。
扉を開けると昼前だというのに冒険者らしい人たちでにぎわっている。
受付カウンターには、優しそうな受付のお姉さんが座っていた。
「冒険者登録をお願いしたいんですが」
「はい、承ります。登録は無料ですよ!」
「無料!?」
思わず声が裏返った。
この世界に来て初めて聞いた「無料」という言葉だ。
食べ物はもちろん、宿代もバカにならないこの世界でまさか冒険者登録がタダだとは。
受付嬢から渡された登録用紙に名前を書き込む。
必要事項を記入して差し出すと、彼女は手早く手続きを済ませ一枚のカードを渡してくれた。
名前の欄には『コウタ』と刻まれている。
「これで登録完了です。初めての方にはこちらの薬草採取のクエストがおすすめですよ。薬草一束で一万ペイになります」
「一束、一万ペイ……」
宿代は一泊二十万ペイ。つまり、二十束集めれば一泊分になる計算だ。
地道ではあるが、確実に稼げる。今の俺に選り好みをしている余裕はない。
「やります」
俺はさっそく薬草採取の依頼を受け、町の外へ向かった。
草地にしゃがみ込み、目当ての薬草を探す。見つけたら根元から摘み取り、一定の量が集まったら束ねる。
それをひたすら繰り返した。
摘んで、集めて、束ねて。
また摘んで、集めて、束ねて。
気づけば、腰が悲鳴を上げていた。
「いてて……」
腰を伸ばしながら、俺は手元の薬草を見下ろした。
地味だ。ひたすら地味な作業だ。
だが、魔獣に追いかけ回されたり、槍で命のやり取りをしたりするよりはよほどマシだろう。
「……まずは地道に稼ぐか」
そう呟いて、俺は再び草むらにしゃがみ込んだ。
夕方、ギルドに戻って報告すると受付のお姉さんが笑顔で硬貨を渡してくれた。
「お疲れさまでした。二十束で二十万ペイです」
ずっしりとした二十万ペイ。
宿代、ちょうど一泊ぶん。
「よし。今日の宿代は、確保だ」
報酬をしまいながら、俺はギルドの掲示板に目を向けた。
薬草採取のほかにも、さまざまな依頼が貼り出されている。
その中で気になったのは、小型魔獣の討伐依頼だった。
『小型魔獣一匹につき、五十万~百万ペイ』
「……一匹で、そんなにもらえるのか?」
依頼書には、ネズミやウサギに似た魔獣の絵が描かれていた。
どれも大して強そうには見えない。
ただし、説明書きにはこうある。
『すばしっこく捕獲困難。農作物への被害が大きいため発見次第討伐を推奨』
「なるほど。弱いけど、すばしっこいのか」
一匹なら大した脅威ではなくても、畑に何匹も現れれば作物を食い荒らされる。
農家にとっては厄介な害獣というわけだ。
「だから、報酬が高いのか……」
これは、案外いい稼ぎになるかもしれない。
俺は討伐依頼を頭の片隅に置き、ギルドを出た。
せっかくなので、その足で町を見て回ることにした。
そして、気づいたことがある。
食べ物は異常に高い。
だが、それ以外は妙に安い。
髪を切る店の看板には『カット 三千ペイ』。
洗濯を代行してくれる店は『一回 五百ペイ』。
家具屋のテーブルは一万ペイもしない。
そして、不動産屋の店先に貼られた紙。
『郊外の庭付き一軒家 一千万ペイ』
「……一千万?」
頭の中で計算する。
町で売っている硬いパンが一個二十万ペイ。
つまり家一軒がパン五十個ぶん。
「家がパン五十個ぶん!?」
なんだ?この世界の価値観は。
不動産屋のおじさんが親切に教えてくれた。
「食べ物が高いのには理由があるんだよ。まず家畜が少ない。魔獣はそこら中にいるが肉は臭くて食えたもんじゃない。畑も魔獣に荒らされるからな。追い払ってもすぐに戻ってくる。農家も苦労が絶えないんだよ。そんな事情があるから食ベ物だけはどうしても高くなるのさ」
「なるほど……」
逆に言えば、食べ物以外は安い。
つまり、食料さえ確保できればこの世界は驚くほど暮らしやすい。
そして俺には食料を安くいくらでも調達できるチラシがある。
「……買えるのか。家?」
「……よし、二日だ。明後日には家を買う」
その夜。
素泊まりの部屋で俺専用の冷蔵庫を展開した。
ドン、と現れる銀色の箱。
今朝のチラシで買った食パンと卵とハムで、サンドイッチを作る。
一口かじる。
「…………うまい」
涙が出そうになった。
こんなに普通のサンドイッチが、こんなにありがたいなんて。
食べ終えて冷蔵庫を意識すると箱はふっと消えた。
出したいときに出して、いらないときには消せる。
便利すぎる。
翌日。
武器屋で、粗末だが丈夫な槍を買った。値段は十万ペイ。
「安いな」
「安いだろ?鉄は余ってるんだ」
店主が胸を張った。
鉄は余っていて食べ物は足りない。
本当に偏った世界だ。
ついでに、野営用の小さなコンロと焼き網、トング、炭も買った。
全部あわせても槍より安かった。
「食べ物以外は本当に安いな……」
ギルドで討伐クエストを受ける。
相手は、ネズミやウサギのような小型魔獣。
報酬は一匹あたり五十万から百万ペイだ。
「安全で、高収入……」
言葉だけなら夢のような仕事だ。
もっとも、俺にとっては槍で魔獣を突く時点で十分に命がけなのだが。
腰が引けながらも、槍で突く。
一匹目。二匹目。三匹目。
慣れてくると、案外いける。
昼になった。
草原のど真ん中で携帯コンロに炭をくべる。
焚き付けにはどうでもいい内容の新聞を使う。チラシは絶対に使わない。
今朝のチラシに、ちょうどいいものが載っていた。焼肉のタレだ。
冷蔵庫をドンと出して豚肉とタレを取り出す。
網にのせると、じゅうう、といい音がした。
タレが焦げる匂いが、草原に広がる。
「…………うまい!」
甘辛いタレが肉に絡んで、たまらない。
食パンに挟んで食べるのも悪くない。
……だが。
「……ご飯が食べたい」
白いご飯。炊きたてで湯気が立つやつ。
焼肉のタレと豚肉があるのに、ご飯がない。これは立派な拷問だ。
そのとき、匂いにつられたのか、草むらからウサギの魔獣が飛び出してきた。
「おっ、ちょうどいい」
槍で一突き。昼飯のあとのちょうどいい一匹だった。
夕方までに七匹。報酬はあわせて四百六十万ペイ。
「肉はどうしますか?」
受付のお姉さんが苦笑いしながら聞いてきた。
「ちなみに、魔獣の肉は食べられたものじゃありませんよ。皆さん、焼いて食べては後悔しています」
「ああ、はい。やめておきます」
俺には、卵と豚肉と食パンがあるのだ。
わざわざ臭い肉に挑戦する必要はない。
さらに翌日。
朝の新聞は、一面が『町の井戸の水、昨日より少しだけ冷たい』だった。
「やっぱりどうでもいい」
槍を握り、ギルドを出る。
この日は十二匹。
報酬は八百万ペイ。
装備代や宿代などの支払いを済ませても、手元には一千百万ペイを超える金が残った。
「……いけるな」
夕暮れの不動産屋。
「あの、郊外の庭付き一軒家を、ください」
「はいよ。一千万ペイね」
革袋から、ずっしりと金貨を取り出して並べる。おじさんが目を丸くした。
「兄さん、冒険者になってまだ三日だろ?どんな稼ぎ方をしたんだ?」
「槍で、ネズミとウサギを狙って」
「ほう、将来有望だな」
鍵を受け取る。
郊外の、小さな庭付きの一軒家。
玄関を開けると台所が広い。
冷蔵庫を置くスペースもある。
俺は大きく息を吸った。
「ここが、俺の異世界スローライフの拠点だ」
庭には小さな花壇。
縁側もある。夕日が差し込んでいる。
食べ物は高い。でも、俺にはチラシがある。
その夜は、豚肉を焼いて、食パンと一緒に食べた。
悪くない。
悪くはないのだが。
「……やっぱり、ご飯が食べたい」
翌朝、新聞の時間だ。
新聞を広げると、スーパーではないチラシが一枚混じっていた。
『家電量販店ヤマモト電機大感謝祭』
「家電……!」
思わず身を乗り出した。
チラシの中に、炊飯器の写真が載っていた。
五合炊き、七千九百八十円。
「欲しい。ものすごく欲しい」
異世界に来てから、ずっと恋しかった白いご飯。これさえあれば、毎日炊きたてのご飯が食べられる。
だが、すぐに問題に気づいた。
「……この世界に、電気ってあるのか?」
俺は部屋の壁を見回した。
コンセントなんてどこにもない。
「……買っても動かなかったらただの箱だよな」
炊飯器の写真を見つめながら俺は悩んだ。
迷った末に、俺は神界通話を試みた。
『はいはーい、豊穣と食文化の女神ブレディアで~す!あっ、オトクくーん?』
「コータです」
『あれれぇ?そういえばぁ、この前の通話料、まだもらってないですよねぇ?』
「……覚えてるんですね?」
『もちろんです!食べ物のことは、忘れませんよぉ?』
「いや、そもそも通話料って何なんですか。お供え物を渡す方法だって、まだ聞いてませんよ?」
『あっ、そうでしたね!いいものがあるので送りますねぇ!』
「いいもの?」
そう尋ねた直後だった。
目の前に、ぽんっと小さな光が現れた。
光が消えると、そこには女神の肖像画が入った写真立てが置かれていた。
絵の中の女神ブレディアは輝くような美貌と神々しい微笑みを浮かべている。
……いや、こんなに美人だったっけか?
この間会ったときより五割増し……うーん、別人レベルで美化されている気がするけど???
『ハァ???五割増しとは何ですかぁ!!五割り増しとはぁ!?あたしはねぇ、元からこの美貌なんですぅー!』
「心を読んでんじゃねぇっ!!あと、絶対元からじゃないだろ!!」
『失礼ですねぇ!!あたしはねぇ、神界の中でも特に評判の美人なんですよぉ?もぅ!!ぷんぷん!!』
「はいはい……ところで、何ですかこれ?」
『神界特製のお供え受け取り装置です!』
「名前がそのまんまですね……」
『はい!使い方は簡単!その写真立ての前にお供え物を置いてあたしに祈ってください!崇め奉ってください!そうすれば、お供え物が神界に送られます!』
「最後の一言、必要ですか?」
『必要です!信仰心は大切ですからね!』
「さっきまで通話料を要求してた女神の言葉とは思えないですが……」
『なんですかぁ??その言いぐさはぁ!!あたしは豊穣と食文化の女神ですよぉ!?もっと敬ってもいいんですよぉ!?』
「しつこいですよ?それで、祈るって具体的には?」
『そうですねぇ……親愛なる豊穣と食文化の女神ブレディア様、どうか冴えない転生者からのささやかな供物ではございますがお受け取りください!とかでいいですよ!』
「誰が冴えない転生者だ!!というか、自分で冴えないとか言わせんじゃねぇ!!」
『えー?事実じゃないですかぁ?ぷぷぅ~』
「よーし、わかった。そんなに偉そうにするならお供えはなしだ!」
『えっ』
「これから先、お供えは一切なし。俺が全部食う!」
『ま、待ってください!今のは冗談です!!オトクくんは素晴らしい転生者です!!神界が認める逸材です!!』
『親愛なるオトクくん様からの、ありがたーいお供え物を心よりお待ちしております!!』
「まだオトクくんって呼ぶのかよ……」
『えへっ!オトクくんはオトクくんじゃないですかぁ~』
「反省してないな、駄女神は……」
俺は写真立てを見つめた。
そこには、満面の笑みを浮かべたブレディアの姿があった。
どうしてこんなに自信満々なんだ。
というか、写真立ての前にお供え物とか……
死んだじいちゃんの仏壇かよ。
『誰が死んだじいちゃんですかぁ!!??あ・た・し・はぁ!!豊穣と食文化の女神ですよぉ!!せめてばあちゃんでしょうが!!』
「いや、どっちにしろ仏壇じゃねえか!!」
『……って、誰がばあちゃんだゴルァ!!』
「自分で言ったんだろ!!あと、急にガラが悪くなるな!!豊穣と食文化の女神の威厳はどこに行ったんだよ!!」
『あたしの威厳はぁ、最初からここにあるんですぅ~!!』
「なんだその威厳、今すぐ返品してこい!!」
『うるさいですねぇ!とにかく、神界の技術の結晶なんですからね!!もっと感謝してもいいんですよ!!』
「はいはい。ありがたい装置をどうもありがとうございます」
『うむ!よろしい!これで信仰心もバッチリですね!』
「どこがだよ……」
俺は深いため息をついた。
この女神と話していると、何を言っても最後は自分の都合のいいように解釈される気がする。
『まぁ、とにかく!これでいつでもお供えできますからね~!!あっ、できれば甘いものだとうれしいでぇ~す!!』
「結局それか……」
ため息をつきながら俺はチラシを見た。
今朝のスーパーのチラシにちょうどいいものが載っていた。
シュークリーム、一個九十八円。
五個位買っておくか。
これなら、通話料としては十分だろう。たぶん。
購入すると、冷蔵庫の棚にひんやりしたシュークリームが並んだ。
ひとつ取り出して皿にのせ、写真立ての前に置く。
皿が光に包まれて、すうっと消えた。
すると、騒々しい声が聞こえてきた。
『わあああああ!!なにこれ、クリームがとろっとして!おいひぃぃぃ!えっ、ちょっと待って、これまだありますかぁ!?』
「あと四個です。残りはまた今度。それより本題いいですか?」
『ええー、けちんぼー……』
「ええーじゃないの。それで、このチラシの炊飯器ってこの世界でも動きますかね?この世界、電気もコンセントもないみたいなんですよ……」
『でんき……こんせんと……?』
しばらく沈黙が流れた。
『ああ、でんきって雷のことですね。それなら魔力を通せばイケるんじゃないですかねぇ?』
「魔力?」
『そうです!魔力です!たぶん!』
「たぶんって……俺に魔力ってあるんですか?」
『さあ?やってみればわかりますよ!知らんけど』
「適当すぎる……」
『あっ、動いたらご飯!お供えしてくださいね!』
「……動いたら、そうですね。動いたら生姜焼き作るんで待っててください」
『しょうがやき!?なにそれ!?待ちます!!いくらでも待ちます!!待ってるわあたしのしょうがやきぃぃぃぃ!!!!』
ブツッ。
食い意地の女神は、食べ物のことになると返事が早い。
……まあ、これで炊飯器が動けば、生姜焼きをお供えする約束も果たせる。
俺はさっそくチラシを開き直した。
炊飯器、五合炊き、七千九百八十円。
「よし。買うか!」
チラシに意識を集中させ、購入を念じる。
すると、いつものように冷蔵庫の中に商品が追加された感覚があった。
冷蔵庫を展開して扉を開けると、棚の一角に真新しい炊飯器が鎮座していた。
「おお……本当に買えた」
箱から取り出すと、白い本体に操作ボタンが並んでいる。日本で見慣れた、ごく普通の炊飯器だ。
ただし、ここは異世界。
「……冷蔵庫に入ってたけど、壊れてないよな?」
そもそも冷やしてどうするんだ、という話だ。
冷蔵庫から取り出して、台所に置く。
米は今日のスーパーのチラシに五キロが載っていた。
二千九百八十円……高くなったものだ。
研いで釜に入れてスイッチを押す。
……反応がない。
「魔力、魔力……」
炊飯器に手をかざして力を込めてみる。
すると、指先からほんのり温かい何かが流れていく感覚があった。
ピッ。
ランプが点灯した。
「…………動いた」
どうやら、俺にも魔力はあったらしい。
四十分後。
ふたを開けると、白い湯気がふわりと立ちのぼった。
艶やかに輝く炊きたての白いご飯。しゃもじを入れると、ふっくらとした米がほろりとほぐれた。
「おお……これだよ、これ!」
思わず声が漏れる。
その横でフライパンを熱し、豚肉と玉ねぎを炒める。
肉の色が変わったところで生姜焼きのタレを回しかけた。
ジュワァッ!
甘辛いタレの香りが台所いっぱいに広がる。肉に照りが出たところで火を止めた。
茶碗にご飯をよそい、生姜焼きをたっぷりとのせる。
箸で肉をつまみ、ひと口。
「…………うまい」
異世界に来てからずっと食べたかった白いご飯。
たったそれだけのことなのに胸の奥がいっぱいになった。
俺は、もう一組の茶碗と皿に、同じものを盛りつけた。
写真立ての前にそっと置くと皿が光に包まれてすうっと消えた。
次の瞬間には跡形もなく消え去り頭の中にブレディアの声が響いた。
『おかわりぃぃぃぃ!!』
「早いよ!」
次回予告
第三話 海へ行くなら、BBQは我慢できません!
冒険者パーティーの料理番として海への遠征に同行することになったコータ。
だが、目の前に広がる青い海と新鮮な海の幸を前にして食欲を抑えられるはずもなかった!
「干し肉と硬いパンの生活は、もう限界なんだ!」
「せっかく海に来たんだ! 海鮮BBQを我慢するなんてできるか!」
――果たしてコータは、異世界の食文化を変えながらも、特売チラシの秘密を守り通せるのか!?
ここまでお読みいただきありがとうございます!
炊飯器に生姜焼き……ついにコータの異世界生活にも日本の食卓が戻ってきました!
そして次回は海への遠征!
新鮮な海の幸を目の前にしてBBQを我慢できるのか!?
もちろん、あの食い意地の張った女神様も黙っているはずがありません。
果たしてコータは、無事に海鮮グルメを満喫できるのでしょうか?
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これからも『メガチラ!?』をどうぞよろしくお願いします!
※ブレディア様へのお供え物は任意です。
……海鮮も大歓迎だそうです。




