39話:ステータス開示
リガルドに言われて順番に水晶に手を当てていく。まずはカイだ。
【名前】カイ
【性別】男
【職業】剣士
【レベル】32
【能力値】
HP320/320
MP320/320
SP32
筋力 116
攻撃力 190
防御力 79
敏捷 162
知力 37
器用さ 74
抵抗力 42
【ユニークスキル】
血花狂舞
能力が全て日本語で表示され、レア度などゲームのみの要素は排除されているようだった。HPとMPもゲームでは上限が100だったが、こっちの世界にあった数値で表示されているみたいだ。そして、ゲームで個人が持っていたスキルはユニークスキルとして表示されていた。
続いてシアン、アイリーン、クラルス、ミティスがそれぞれのステータスを確認する。
【名前】シアン
【性別】男
【職業】盗賊
【レベル】18
【能力値】
HP180/180
MP180/180
SP18
筋力: 28
攻撃力: 46
防御力: 20
敏捷: 125
知力: 46
器用さ: 107
抵抗力: 44
【ユニークスキル】
パーフェクトクライム
【名前】アイリーン
【性別】女
【職業】魔導士
【レベル】18
【能力値】
HP180/180
MP180/180
SP 18
筋力: 40
攻撃力: 42
防御力: 28
敏捷: 46
知力: 97
器用さ: 79
抵抗力: 56
【ユニークスキル】
炎滅者
【名前】クラルス
【性別】男
【職業】狙撃手
【レベル】9
【能力値】
HP90/90
MP90/90
SP 9
筋力: 16
攻撃力: 25
防御力: 15
敏捷: 33
知力: 47
器用さ: 75
抵抗力: 32
【ユニークスキル】
必中者
【名前】ミティス
【性別】女
【職業】 剣士
【レベル】9
【能力値】
HP90/90
MP90/90
SP 9
筋力: 32
攻撃力: 54
防御力: 31
敏捷: 57
知力: 14
器用さ: 42
抵抗力: 23
【ユニークスキル】
ローズストライク
次は洗脳にかからなかった組と待機組のメンバーだ。
【名前】レオン
【性別】男
【職業】戦士
【レベル】32
【能力値】
HP320/320
MP320/320
SP 32
筋力: 116
攻撃力: 116
防御力: 116
敏捷: 116
知力: 38
器用さ: 38
抵抗力: 72
【ユニークスキル】
守護者
【名前】ヴァン
【性別】男
【職業】 戦士
【レベル】5
【能力値】
HP1050/1050
MP1050/1050
SP 5
筋力: 350
攻撃力: 355
防御力: 355
敏捷: 435
知力: 125
器用さ: 125
抵抗力: 225
【ユニークスキル】
裂空狼牙
【名前】ルナ
【性別】女
【職業】魔導士
【レベル】5
【能力値】
HP1050/1050
MP1050/1050
SP 5
筋力: 225
攻撃力: 345
防御力: 225
敏捷: 250
知力: 360
器用さ: 335
抵抗力: 230
【ユニークスキル】
月光夜曲
【名前】ナナ
【性別】女
【職業】魔導士
【レベル】18
【能力値】
HP180/180
MP180/180
SP 18
筋力: 20
攻撃力: 130
防御力: 20
敏捷: 56
知力: 148
器用さ: 28
抵抗力: 42
【ユニークスキル】
森羅万象
【名前】ロード
【性別】男
【職業】騎士
【レベル】9
【能力値】
HP90/90
MP90/90
SP 9
筋力: 52
攻撃力: 32
防御力: 75
敏捷: 22
知力: 13
器用さ: 13
抵抗力: 37
【ユニークスキル】
不屈者
【名前】ソル
【性別】男
【職業】 回復士
【レベル】9
【能力値】
HP90/90
MP90/90
SP 9
筋力: 17
攻撃力: 25
防御力: 17
敏捷: 16
知力: 75
器用さ: 66
抵抗力: 66
【ユニークスキル】
聖光福音
俺以外の全員がステータスを確認し終えたところで、ずっとマナーモードのように体を振動させながら驚愕した顔でそれぞれのステータスを凝視していたリガルドが口を開いた。
「……検証の前にいいか。」
なんだろうと俺たちはリガルドの方を見る。と、横で記録を取っていた受付嬢も心なしかプルプルと震えていることに気がついた。
「なんッッッッだそのお前たちのステータスはっ!お前たち本当に冒険者になりたてか!?レベルも高いがそれはまだいい、能力値がおかしいだろ!!能力値100超えとか意味わからんわっ!レベル50を超えてやっと1つ能力値が100に近くなるかどうかというのが普通なのになんでもう100超えてるやつが沢山いるんだ!特にヴァンとルナ!なんだお前ら!レベル5でそのステータスってバグか!?なんかのバグなのか!?見た事ねぇわッッ!あとなんで全員ユニークスキル持ってんだよッ!ユニークスキルはなぁ100人に1人持ってるかどうかくらいのレアなスキルなんだよ!それをなんでメンバー全員持ってんだッ!!!!」
ここまで息継ぎなしで喋ったリガルドはゼェハァと肩で息をしながら俺たちをギンギンの目で見つめてくる(決して睨んでいるわけではない。)
「ギルド長、落ち着いてください。ほら、お茶でも飲んで……。」
受付嬢に手渡されたグラスをグイッと煽って一気に飲み干し、机の上にダンッと置く。そしてフウッと一呼吸ついて落ち着きを取り戻したリガルドはちょっとだけ怯えた俺たちを見回して頭を下げた。
「悪りぃ。取り乱しちまった。俺も長いこと冒険者やってここのギルド長になってからも数年経ってるがお前らみたいなステータスを見たことがなくてよ。……言いたくなかったらいいんだがもしかしてお前ら“転移者”か?“転移者”は初期ステータスやレベルアップごとの上がり幅がデカいって聞くが……。」
別に秘密にしている訳では無いので言っても構わないのだが、ゲームのこととかなんて説明しようか考えていると、言いにくいことだと判断したのかそれ以上は追求してこなかった。
「そういえばソータ。お前はまだステータス見てないだろ。お前こいつらのリーダーなんだろ?どれだけすごいのか見せてくれよ。」
ニカっとして善意で水晶を進めてくるリガルド。だがしかし、これこそありがた迷惑というものだ。俺のステータスは平凡も平凡。というよりどちらかと言うと平凡以下。そのせいでこちらに召喚された時は生贄として魔王軍の森に送られたのだから。
実際はレオンたちのステータスが俺のステータスに加算されているため表示されているステータスより何百倍も強くなっているのだが、それがこの水晶に反映されるのかどうか……。
恐る恐る水晶に手を触れてみると出てきたステータスは思った通り。
【名前】柳颯汰
【職業】マスター
【レベル】34
【能力値】
HP340/340
MP340/340
SP34
筋力:34
攻撃力:34
防御力:34
敏捷:34
知力: 34
器用さ: 34
抵抗力: 34
【ユニークスキル】
ガチャ、拡張、倉庫
「……」
「……」
「……なんか、悪りぃ。で、でもよ!お前ユニークスキル3つも持ってるじゃねぇか!3つとか聞いたことねえよ!?」
リガルドさんに謎の慰めを受けながら気を取り直して話を戻す。
「それで、洗脳にかかったメンバーとかからなかったメンバーについてなんですが、やはりこのステータスの抵抗力が関係しているんじゃないかと思うんです。あ、俺の場合は説明が難しいんですけどユニークスキルが関係しているので無視してください。」
俺の言葉に受付嬢が取った記録を全員で見比べる。
「確かアイリーンがかかりかけでレオンは無事だったんだよな?んであとから探索に加わったソルは少し気分が悪くなったと。ということは抵抗力が70以上もしくは60を超えていれば洗脳にかからない可能性があるということか。」




