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ゲームの仲間と異世界攻略! ~異世界でも育成にいそしみます〜  作者: eo


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35話:進展なし

ダンジョン内の調査を依頼されてあれからちょうど1週間。それぞれの分かれ道の先も全てくまなく調査しつつ、出てきた魔物を退治してきた訳だが...。


「いや、次の階に降りる階段どこ!?」


リガルドさんの話では今までのダンジョンは例外なく最低でも地下10階まではあり、そこにいるダンジョンボスを倒すことがダンジョンクリアの条件だったと言っていたのだが、今のところ見つけた道全て行き止まりになるまで進んでみたのだが下に降りる階段はどこにも見当たらなかった。


「えー、どっか見落としがあるのか...?」


「確かにこのダンジョン思ったよりも広いもんね。」


「でも1番奥のここの部屋が怪しいと思うんだよなぁ。叩くと下になにか空間があるような音がしてたし。」


「僕もソルさんと同意見です。ただ、一番パワーのあるロードさんが攻撃を当ててもビクともしなかったんで仕掛けがあるんじゃないでしょうか。」


「そういやぁさっきまたミティスが四角い窪み見つけてたなぁ。やっぱあれと関係あるんじゃねぇか?」


「私が見つけたので7つ目、でしたっけ...。カイさんが最初に触った時に何も起きなかったというのであればもしかしたら全て触って始めて発動するものなのかもしれません。」


ダンジョンの再奥の部屋にたどり着いてしまった俺たちはひとまずここに腰を下ろして情報を整理する。


そのまえにここ一週間で起きたことといえば新しい仲間を4人迎えたことだ。


こんだけ毎日ダンジョンに、しかもほかの冒険者は今のところ立ち入り禁止になっているので邪魔されることなく潜っていれば金貨が溜まるのも自明の理だ。2日前には金貨500枚ほど稼げていたので100枚は残して4人を召喚した。


ロードはスフィーダでも屈指の怪力キャラで筋骨隆々の体つきにダンディな顔が特徴の35歳最年長。普段は根明だが怒らせると怖いと仲間たちの間で噂になっている。


クラルスは細身の少年でこう見えても狙撃手でライフルを扱うスナイパーだ。普段は穏やかで丁寧な口調が特徴だが銃を握ると人が変わる。可愛い顔してヘッドショットが趣味。


ソルはカイと同じくレアキャラで難民がよく続出していた。スフィーダでも数える程度しかいない回復士の1人。性格は穏やかでクラルスのことを弟のように可愛がっている。


ミティスは剣士でレイピアのように細い剣の扱いに長けている。男性キャラに比べるとやはり力は劣るのだがそれを上手く剣術や女性特有のしなやかな体の動きでカバーしている。一見するとどこかの王国のお姫様のような可愛らしい顔をしているがどちらかと言うと守られるより守る派。


こんな感じで新しい仲間を召喚したあとは3人1組でダンジョンをくまなく調査、魔物を討伐していたのだが、件の冒険者の遺体を作ったであろう魔物を見つけることは愚か、次の階へ続く階段も見つけられていないままこの階を全て探索し終えてしまった。


結局話し合っても他に有用な意見は出ず、今まで触れないようにしてきた四角い窪みを触れてまわることになった。


「じゃあ3人はここで待機、他のメンバーは3人ずつ3グループに分かれて見つけた窪みを押していこうか。もしまだ見つけてないものを見つけた場合も地図にメモして押すようにしよう。ただし、少しでも異変や身の危険を感じたら無理せずスフィーダに戻ること!もし何事もなく押し終えたらまたここに集合ね!」


公平にくじ引きの結果、俺はなんと初期のカイ、レオンと同じチームになりダンジョン入口付近の窪みを2つ担当することになった。一番往復の距離が長いので少し駆け足で目的の場所へ向かう。


ちなみに中腹の少し入り組んだところにある窪み2つはルナ、アイリーン、ヴァン、再奥の待機場所に近い3つはクラルス、シアン、ミティスが担当し、待機組はロード、ソル、ナナの3人になった。


ナナは「つまんなーい!!」と駄々を捏ねていたがくじ引きの結果なのでしょうがない。他のメンバーもカイとレオン以外は不満そうにしていたがどうしたのだろうか。まあ割り切ってやってもらうしかない。


「確かこの当たりだったよね?」


「ああ、確かカイが見つけたって言ってた場所だね。」


入口付近にたどり着き、手書きの地図を元に窪みを探す。


「ねぇ、カイどこら辺だったか覚えてる?」


「カイ?」


いつもならすぐに会話に加わってくるはずのカイだが、何故かさっきから会話しているのは俺とレオンだけ。


不思議に思ってカイの方を振り向くとちゃんとそこにカイはいたのだがどことなくいつもと様子が違う。


いつもの飄々とした笑顔はないばかりか表情は抜け落ちどこか虚ろだ。スフィーダ内以外ではあんな言動をしながらでも隙を見せることなく過ごしていたのに今はダンジョン内にも関わらず四肢は脱力し隙だらけだ。


「カイ、どうしたんだ?」


レオンがおもむろにカイに近づきその肩に手を置こうとした瞬間、カイの黒い目が怪しく赤く光り、レオンを捉えた。


「っ!レオン!危ないっ!!」


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