王宮ではバルク品と名高い姫ですが、恋という狩りに挑みます
私はコンスタンティス正教国の第五王女セレニアである。生まれ出た日から数年間は美貌の姫と持て囃された私だったが、七歳の時に馬車の事故によって右の足首から下を失った。美貌の姫から一転、政略結婚にも使えない粗悪品にと落ちたのだ。だからこそと、私は王宮の奥底にいたのだが、陸兵団長のバルドゥクが私を押し付けられたのだ。
バルドゥクは勇猛果敢と有名な英雄であるが、いかんせん、下民出身であるために軍部での出世も頭打ちだ。粗悪品の私を引き受けること、その褒美に彼は貴族へと成り上がれた。誰もが納得の行為だが、彼の目的は爵位でもなんでもなかったという、お話。
あら、侍女たちが泣いていたのはお姫様なのに、私が簡易パッケージで嫁入りさせられたから?
バルドゥクは勇猛果敢と有名な英雄であるが、いかんせん、下民出身であるために軍部での出世も頭打ちだ。粗悪品の私を引き受けること、その褒美に彼は貴族へと成り上がれた。誰もが納得の行為だが、彼の目的は爵位でもなんでもなかったという、お話。
あら、侍女たちが泣いていたのはお姫様なのに、私が簡易パッケージで嫁入りさせられたから?
一、バッタとイナゴは違うらしい
2019/07/28 08:48
(改)
二、私の結婚までのながれとはこんな感じ
2019/07/28 08:56
(改)
三、芋虫を乗せて馬車は荒野を走る
2019/07/28 09:20
(改)
四、荒野にて立ち往生 其の一
2019/07/28 09:26
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五、荒野にて立ち往生 其の二
2019/07/28 12:03
(改)
六、逃避行
2019/07/28 12:14
(改)
七、友との再会
2019/07/28 12:19
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八、野良犬の反省
2019/07/28 12:40
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九、悪党の独白
2019/07/28 12:42
(改)
十、二年前の悪戯
2019/07/28 12:57
(改)
十一、白い花と記憶の中の誰か
2019/07/28 13:00
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十二、野良犬は叱られる
2019/07/28 13:08
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十三、思い出の伯爵
2019/07/28 13:16
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十四、王宮でのとある日
2019/07/28 13:21
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十五、野良犬は伯爵と会う
2019/07/28 13:32
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十六、彼はどうしているかしら
2019/07/28 13:40
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十七、野良犬は地面に伏す
2019/07/28 13:45
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十八、結婚前には独身最後パーティをするものらしい
2019/07/28 13:52
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十九、野良犬は二度寝したい
2019/07/28 13:59
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二十、ミッドナイトブルーの玩具
2019/07/28 14:15
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二十一、野良犬は庭で虫と戯れるしかない
2019/07/28 14:20
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二十二、哀れな伯爵とやら
2019/07/28 14:26
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二十三、野良犬は覚悟する
2019/07/28 14:32
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二十四、野苺子爵
2019/07/28 14:46
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二十五、告白
2019/07/28 15:37
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蛇足 野苺子爵様の帰還 その1
2019/10/05 08:09
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蛇足 野苺子爵様の帰還 その2
2019/10/05 08:10
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二十六、式の後は逃避行
2019/10/20 22:48
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二十七、呪われた旅路
2019/11/30 01:33
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二十八、伯爵という名の暇人
2019/11/30 09:40
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二十九、あなたがいれば大丈夫
2019/11/30 11:14
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三十、呪われていた館
2019/11/30 13:09
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三十一、幸せのための苦難
2019/11/30 18:36
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三十二、白鳩子爵家
2019/11/30 19:24
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三十三、さあ、はじめての触れ合いを
2019/11/30 20:18
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三十四 明日は死んでしまうのかもしれない
2019/11/30 20:57
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蛇足 野苺子爵様の帰還 その3
2020/02/16 10:47
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三十五、妻と帰るべき場所は
2020/02/16 12:30
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三十六、彼との距離
2020/02/16 12:31
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三十七、幸運の使者
2020/02/16 12:33
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