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第二話「神ノ浦に死す」03

ドルフェーズ⑤ 検死結果


GM:はい、ではここからは、PCのみなさんに動いてもらいま~す。今回の目的は大きく分けて二つあります。

①殺人事件を調査する。

②「傲慢のアレス」のアジトを特定する。

です。どうやらこの街に拠点があることは、日本支部からの報告によってもほぼ明らかでしょう。壊滅させられないまでも、拠点の特定はしておいた方が良いでしょう。

葛城:うん。

GM:で、殺人事件は三段階、「傲慢のアレス」の方は二段階の調査項目があります。調査の際に使用スキルを指定していくので、判定を行ってください。一連の判定の累計達成値を、GMは記録していきます。今回の仕様については、以上です。

睦月:なるほど。GMに質問です。「傲慢のアレス」について、前回セッションで達成値22で情報判定に成功して、それが次回以降のシナリオに反映されるよ、という話だったのですが。

GM:はい、その結果がこれです。結果を踏まえて、敵拠点を特定してあわよくば潰せるかも知れない、という展開にしました。

睦月:素晴らしい。

師走:よし、殺人事件について調べるぞ。

松田:これは、一人ひとり宣言するの?

GM:では殺人事件の調査その1は、「遺体を調査して凶器を特定する」という内容です。シーンプレイヤーが松田のシーンで、<知覚>判定を行えます。

師走:<知覚>かぁ。

松田:技能あるにはあるけど……多分無理っぽい。

GM:もちろん他のPCが同行してもいいよ。ドラマでよくある、何故か警察の検証に探偵が同席しているみたいな感じで(一同笑)

松田:じゃあとりあえず俺は出ようか。

GM:はいでは松田と師走、登場してください。

松田:(コロコロ)9上がって62。

師走:(コロコロ)8上がっちゃったい。現在50です。

睦月:二人ともワクワクしているなぁ。

松田:めっちゃ上がった。

GM:はい、ではさらに十文字が同行して、検死を担当した検視官と話すシーンです。彼によると、正面から刃物で切り付けられたような傷があったそうです。

松田:ほう。

師走:どう考えても殺人じゃないですかね。

GM:「事故や自殺と考えるのは無理があるだろう」というのが、この検視官の見解です。「いっぽうで、真壁署長や古根川本部長といった上層部は、その事実を隠したがっているように思う」と、十文字が言います。検視官も同調しますが、組織の人間としてはオフレコで頼みますとのこと。

師走:うん。

GM:それから特徴としては、かなり刃渡りの長い刃物で切られた様子だそうです。

松田:長物かぁ。

GM:たとえばナイフなら、深い刺し傷が残るところだけど、今回は刀のようなものでバッサリと切られたような傷だったそうです。

師走:そのスジの奴じゃないと、そんな得物持ってませんよ。

松田:時代錯誤な犯人だな。

GM:はい、それでは<知覚>判定を行ってください。達成値が高い方を採用します。

師走:オートアクション《援護の風》を使って、判定ダイスを5個増やします。

松田:自分でやったほうが良くない?

師走:いや、私<知覚>低いんです。

GM:探偵なのに……。

松田:こっちも【感覚】1の<知覚>1だよ?(笑)

GM:刑事と探偵なのに……(一同笑)

師走:自分でも振っておこう。

GM:このへんは上げておいて損はないよ、今後も考えて。

松田:(コロコロ)……クリティカルして、14。

睦月:素晴らしい!

師走:(コロコロ)……自分は、10。

GM:では達成値14を採用します。

師走:事件のニオイがしますねぇ。

松田:では十文字さんに「今時まっとうな事件でこんな長物を使うなんて考えにくいですね。ってことは今回の事件は、俺らの領分じゃないですかね?」と。

GM:「その可能性は大いにありますね」と、十文字は答えた。では次の調査項目として、目撃者を探すことができるようになりました。ここでシーンを終了します。


ミドルフェーズ⑥ アレスを探せ


GM:「傲慢のアレス」の調査については、<情報:裏社会>を使って調べることができます。あと、調査以外で何らかの行動をしたい人は、調査が完了する前に行っていただければと思います。トリガーシーンが発生すると、一気にクライマックスシーンまで進むので。

睦月:最近、シーンに出ていないぞ。

葛城:とりあえず、「傲慢のアレス」は調べに行くんだけど。

睦月:ぼくは、神ノ浦ライブラリーを調べに行くんだけど。先やっちゃって。

葛城:では「傲慢のアレス」を調べに行くぞ。(コロコロ)……10だ!

睦月:おぉ、ワクワクしてるね(笑)

葛城:1、10、10って何だよ。これで51です。えぇと、<情報:裏社会>だっけ?

GM:です。このシーンについては特定のシチュエーションを用意していないので、好きに演出しちゃってください。

睦月:あ、じゃぁシーンを彩るためにも出よう。前回ぼくは「むきむき☆ムーン」で、達成値22を出していて、アレスについての追加情報を聞けると思っている。ので、「むきむき☆ムーン」でシオンさんと話しているので、来てもらってもいいですか?

葛城:わかった。

睦月:ていっ(コロコロ)……7上昇しました。侵食率は50。では、シオンさんから「前回の情報を手に入れたから来て」みたいなことを言われて、行ったシーンでいいですか?

GM:うーん。ここは別のシーンで使う予定だったけど、いいでしょう。ではやって来ました。

松田:松田も出ていい?

睦月:いいんじゃない?

GM:どうぞ。

松田:(コロコロ)……2上がって64。

GM:では、シナリオ上ではここで殺人事件側の調査ができる予定だったので、希望するなら、アレスの事と殺人事件の目撃者それぞれについて調べるシーンにしてもいいです。

睦月:両方できるんだ。どうする?師走くん。

師走:じゃぁ出ちゃう。(コロコロ)……2上がった。

GM:じゃぁお店は大賑わいだね。もちろんママである月影シオンがいて、他には矢吹と高坂が飲みに来ています。

睦月:あっすごい。

師走:みんな勢ぞろいだね。

GM:矢吹はみんなを見つけると、「よォ、奇遇だな!」と声を掛けてきます。

睦月:最初お姐さんじゃなかった(笑)

GM:もちろんシオンも「あらぁ、いらっしゃ~い」と声を掛けます。

師走:矢吹さん、この間は牛丼をどうも。

GM:(矢吹)「なぁに、いいってことよ。それより俺も傷口をアルコールで消毒しておこうと思ってな」と軽口を言います(一同笑)いっぱうで高坂は対照的に、会話に加わらず黙々と水割りを飲んでいます。

睦月:あはははは。

葛城:ではシオンさんに、「『傲慢のアレス』について、何でもいいから情報を知りたいのだが」と。

GM:シオンは「じゃぁ<情報:裏社会>で判定してくれる?」と言います(一同笑)

葛城:(コロコロ)クリティカルして16。

GM:いいねぇ、これは目標値超えるのではないだろうか。するとシオンは、「ごめんねぇ、アタシもあれから人を使って調べたりしているんだけど、全然手がかりがないのよね」と言います。

葛城:あんたがわからないんじゃぁしょうがないな。

師走:でも調査段階は進んだっぽいね。

葛城:累積されていくみたいだからな。

GM:巧妙に秘匿されている、と言うことが分かったということだね。ところで、「シオンさんの集めた情報を繋ぎ合わせていくと、場所の絞り込みができるんじゃないか」と睦月は思った。

睦月:なるほど。ぼくは思った。

GM:ノイマンだからね。

睦月:じゃぁ「葛城さん、それは違うよ。この情報をこうすれば、こうだぁ!」(一同笑)

GM:あとでそういう調査ができるようになりました。

葛城:これと、この線を繋ぐと……というシーンか。

睦月:「そうかぁ、わかったぞ!」……なんにもわかってないけど(一同笑)

葛城:「あぁそういうことね、完全に理解した(わかってない)」というやつだな(一同笑)

GM:はい、では殺人事件の方も調べるなら、<情報:噂話>で振ってください。

師走:社会が2あるから自分に《援護の風》使ってみよう。

睦月:ぼくに使ってよ。

師走:いいよ。

松田:俺も社会2あるからワンチャン行ける(コロコロ)……クリティカルして15!

睦月:「コネ:要人への貸し」を使います。師走くんからバフも貰った!終わらせる!(コロコロ)……35!

GM:では、シオンはカウンターから少し離れたテーブル席で一人飲んでいる男を差し示して、紹介してくれます「実は……この人例の殺人事件の目撃者よ」(一同爆笑)

睦月:いた~(笑)

GM:シオンの知り合いで、情報収集の協力者だそうです。男は「こんなことを言うと、信じてもらえないんじゃないかと思うんです」と前置きしたうえで、話します。

一同:うん。

GM:(目撃者)「ロールプレイングゲームの登場人物のような、西洋風の青い甲冑を着た男が、その……新聞記者さん?を攻撃したところを見たんです」

睦月:知ってる!その人。前回いたよね?

GM:前回出てきたのは、「金の兜と胸当てをした女」です。

睦月:あ、ちょっと違うんだ(笑)

松田:今時そんな時代錯誤な恰好をしてるってことは、本人じゃなくても関係者だろうな。

葛城:そして十中八九オーヴァード。

GM:はい。そして男は「これまたゲームのような、西洋風の両刃の剣のようなもので斬りつけていました。」ブロードソードとかバスタードソードとか呼ばれるやつだね。

睦月:うんうん。

GM:(目撃者)「その時、空から光線が降り注いで来ました。」(一同笑)

睦月:なんだそれ(笑)

GM:「その光線が甲冑の男の近くに着弾し、男が慌ててその場を去っていくのを見ました。私も怖くなって、警察に通報もせずにその場を逃げ出しました」(一同笑)

睦月:怖くなることってあるよねぇ~。

GM:「その後、誰かが通報してくれたんだと思います」……この目撃者の証言は、やけに記憶がくっきりとしているように思えます。

師走:すごいね、ワーディング貼られてても動けたんだね。

GM:なぜだろう?って思うじゃない?(目撃者)「……すみません。私はその日、『アインシュタイン』という脱法ドラッグを初めて服用してみたんです。出来心だったんです、見逃してください!」(一同笑)


第一話で登場した、一時的にオーヴァード化を促すドラッグでした。


松田:脱法だからね、それでしょっ引くわけにもいかないし。

GM:「そういうわけで、これだけはっきりと記憶が残っているんですけど、このことはどうか内密に……」とのことです。

睦月:内緒内緒!ケーサツの人には内緒(笑)

松田:いまのはこっちも聞いてていいの?

師走:同じエリアにいるから。

GM:うん。当然聞こえてていいよ。

師走:鑑識の人が言ってたのと凶器の形状も一致するから、本ホシで間違いないんじゃないんスかねぇ。

松田:そうだな、ありがとう。

GM:そんな話も聞けましたので、これで被害者である阿久津の素性についても調べられるようになりました。

睦月:お、やった。

松田:この場でもう一度判定できる?

GM:ここではできません。

松田:次のシーンね。

GM:この場には被害者の関係者がいないからね。

葛城:いまの話は聞いたけど、殺人事件の話にはまったくコンタクトを取っていないんだよな。

師走:今はせっかく同じシーンにいるから……(葛城に)「今はこんなヤマを追ってるんですよ。なんか知らないっスかねぇ?」

葛城:いや、それは知らないが、こちらも多少は気を配っておこう。

師走:絶対そのナントカのアレスってのも絡んでますよ!(一同笑)

睦月:うん、葛城さんにアレスの話ができて良かったよ。

葛城:で、さっきの殺人事件の話だがな、後から来た光線を見て逃げたってことは、その殺人者とは別の敵対する者がいるんじゃないか。

松田:まぁ、その可能性もあるな。

葛城:まぁ、今考えても仕方がないが。

松田:UGNとしてはまだ調査中のはずだから、青い甲冑の男がFHだと仮定して、UGNが戦っているとは限らないんだよな?……敵の敵は敵ってこともあるし。


そこは味方じゃないのか。


葛城:この街にいるUGN所属のオーヴァードは俺だけだからな(一同笑)

松田:だから、FHの他に別の組織がいるか、あるいは野良オーヴァードがいるか。という可能性も考えておいた方がいいかな?

睦月:ね。

GM:はい、そんなところでよろしいでしょうか。

睦月:じゃあ、「シオンお姐さんまたね~!」って言いながら、✓好意/恥辱でロイスを取りました。

松田:あ、じゃあシオンさんに、「そういえばこないだの事件で、情報提供ありがとうございました。すげー役に立ったっス」と言って、挨拶をします。そして握手を求めよう。

GM:じゃあシオンは「またご贔屓にね♡」と言い、強く握り返します。ベキベキベキベキ!(一同笑)

睦月:ぎゃぁ~!(笑)

松田:あ、ところで一つ聞いておきたいんですけど、シオンさん自身はオーヴァードなんスか?

GM「私は違うわよ」と言います。「この肉体は、あたしの努力のみで作り上げたの」(一同笑)

松田:握られている感じも、特に違和感はない?

GM:まぁ人間程度の力です。

睦月:この握手は相手の力量を測るためのものなんだね(一同笑)

GM:人間としてはかなり力が強いけど、キュマイラのオーヴァードと比べると全然かな。

睦月:一般の不良学生が【肉体】6を持ってますんで。キュマイラ同様の肉体でも問題ないですよ(笑)

松田:イマイチ、信用しきっていない部分があると言うか……。

GM:なるほど、シオンが二重すぱいじゃないかと疑っているんだね。

松田:そういう可能性はあるなぁとは考えているんだよね。

GM:はい、ではいったんシーンを切りましょう。


ミドルフェーズ⑦ 睦月の過去


GM:今回は戦闘を派手目にしたくてミドルシーンは前回より少なめです。なので、なにか他の行動をとりたい人はお早めに。

睦月:はい!ぼくシーン作りたいです。

GM:どうぞ。

睦月:神ノ浦ライブラリーを、もう一回訪ねたいです。

GM:はーい。

睦月:登場します、いくよ!神ノ浦ライブラリー!(コロコロ)お、2。なんか今回は控えめですな。侵食率は2増えて56になりました。

GM:はい、では「ライブラリー」と呼ばれる市の施設です。昔は図書館として利用されていて、現在では資料館などとして使われています。

睦月:ぼくの記憶の扉は、必ずここに隠されているはずなんだ。そして前回、よくわからないけど気を失ってしまった。今回は、調べるものについてちゃぁんと目星をつけてきたんだ。(笑)

GM:誰と話しているんだろう?

睦月:独り言です(一同笑)で、ライブラリーでは、過去にこの街で起こったことが調べられるということで、「不破慧悟が、ぼくを助け出す前に調べていたであろう事件」が、あるはずなんだ。その情報を手にした結果、ぼくを助け出してくれたんだから。それがわかれば、ぼくも何者かわかるはずなんだ!その情報を手に入れたいんだよ、GM!(一同笑)

GM:(笑)いいでしょう。では<情報:ライブラリー>で振ってください。

睦月:よし、いくぞ!<要人への貸し>使います。うりゃぁ!

葛城:その要人は何者?

睦月:わからない!(笑)たぶん前回気を失ったときに介抱してくれた人。(コロコロ)よしよし!35!

GM:おお、出しましねぇ!ではサービスしましょうか。……睦月が精神を集中すると、丸い光の球が現れ、ふわふわと本棚の方に進み、一冊の本を指し示します。

睦月:ぼく、独り言言っていたんだと思っていたけど、この妖精さんに話しかけていたのか!(一同笑)

GM:本を手に取ると、頭の中にイメージが広がっていきます。薄暗い、研究室のような場所です。

師走:うんうん。

GM:で、白衣を着た男が高笑いをしています。

睦月:あぁ、なんか嫌な予感(笑)

GM:幼い睦月が、薬を飲まされたり注射をされたりしています。

睦月:あぁ~、大変そう、ぼく!

GM:室内では自分と同じくらいの年恰好の子どもたちが、泣いたりべそをかいたりしている様子が見えます。

睦月:あぁ、いっぱいいたんだね、ぼくと同じ境遇の子が。

松田:それは、眼鏡っ子っぽい中学生じゃない?

睦月:眼鏡っ子もいただろうけど(笑)

松田:具体的に言うと、詩乃がいるんじゃない?

睦月:あぁ、それは違うんじゃない?いま見えてるのは過去に追っていた事件だから。

松田:あ、そっか。

睦月:それで、不破慧悟が追っていた事件で、ぼくの所在が明らかになるんじゃないかと思っていた内容だから。

GM:よし、では達成値が高かったので、もう少し思い出せることにしよう。扉の外から銃声が聞こえてきます。そして男が二人押し入ってきます。一人はUGNの戦闘服を着た男で、もう一人はフェドーラ帽にトレンチコート姿の男。

睦月:かっこいい!

松田:朧さんだ。

GM:そうして、睦月の意識が現実世界に戻ってきます。

睦月:なるほど、その実験施設みたいなところからUGNがぼくを確保してくれたのかな?っていうシーンだったんだろうなぁ、きっと!うん……わかったような、わからないような(一同笑)でも今日は気絶しなかった!ありがとう。

GM:では、もう一つ光の球が見えます。

睦月:おっ。もう一個見えた。

GM:その光はふわふわと別の本を指し示します。

睦月:あっ、チュートリアル的な存在待て~(笑)ここをクリック。えい。

GM:では、睦月の頭の中には二つの単語が浮かびます。ひとつは「ミヅキ」、もうひとつは「アテナ」です。

睦月:なるほど……?

GM:そしてイメージが浮かびます。豪華な西洋風の調度品が揃えられた部屋の中。大きな食卓が置かれており、睦月は三人の女性と食卓を囲んでいます。

睦月:ほお~う。

GM:大人の女性が一人、彼女はまだ幼い睦月の隣で、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれています。

師走:ほぉ~。お母さんかな?

GM:睦月は楽しい気持ちで食事をしています。

睦月:お母さんかなぁ?

GM:そして女の子が二人います。楽しく食事をしていると、不意に睦月は背筋が凍るような緊張感を感じます。

睦月:テーブルマナーが悪いと殴られる的なやつかな?

師走:フォークで手を刺される(笑)

GM:廊下から足音が聞こえてきて、近づくにつれて緊張感はどんどん大きくなります。

睦月:おぉ?なんか来るぞ!

GM:重々しい音を立てて、木の扉が開きます。そちらの方を見ると、ひとりの男が立っていると感じるのですが……その瞬間、睦月は気を失います!

睦月:あぁ、今回もダメだったぁ~!(一同笑)また一時間ぐらい後に、職員さんに起こされるんだろうなぁ。

GM:はい、ではしばらくして見回りに来た市の職員さんが「あれ?あなたこの間も……」(一同笑)

睦月:(恥ずかしそうに)「どうも、睦月って言います。いつもお世話になっております……。できればお名前を教えてください」

GM:名前決めてない(笑)決めていいよ。

睦月:いつもありがとうございます。ぼくはあなたにロイスを結びたい(一同笑)適当に決めて適当に書いておきます。

GM:じゃぁさ、次のシナリオ作る時に名前決めるから(笑)

睦月:では「ライブラリーの職員さん」にしておきます。この人にはすごくお世話になっているからね。

師走:そうだね。

睦月:この人、命の恩人と言っても過言じゃないからね?

師走:もしかしらた敵組織に狙われているかも知れない状況で、ねぇ。

睦月:気絶してるからねぇ。わしゃぁ馬鹿かと(笑)……(コロコロ)ロイスは✓好奇心/恐怖になりました。

GM:怖いのか(笑)……記憶を失うこととセットの関係性だからかな?でもさ、こうしてキャンペーンを進めていくうえで、なにげないキャラにフォーカスが当たっていくのは実にTRPGらしくていいよね。

睦月:お世話になっています(笑)

GM:そんな重要人物だったとは知らなかったよ(笑)あと、GMとして一つ補足を。今回は誰にロイスを取っているかによって取れる行動が変わる仕掛けをひとつ仕込んでいます。

睦月:なんだってぇ?

GM:ですが、あえて!ノーヒントで行かせていただきます(笑)運よく引き当ててください。

睦月:はーい。さっきの職員さんは重要だと思う、名前ないけど!(笑)

GM:枠を一つ無駄にしたかもね?ではシーンを終了します。

睦月:無駄じゃないっ!(笑)


ミドルフェーズ⑧ 追憶


葛城:GMに質問です。

GM:はいどうぞ。

葛城:今のゲーム内での季節はいつぐらい?イメージありますか?

GM:秋の終わり、冬の入り口ぐらいかな。

葛城:ええとね……またSロイスを結ぶシーンを作りたいのですが(一同笑)

GM:なるほどね。

葛城:今回は婚約者・雨宮唯のお母さんに電話したりしようと思っていて、時期的にお歳暮とかお中元とか……。

師走:ハロウィンの時期なのでお電話してみました(笑)

師走・睦月:トリック・オア・トリート!(一同笑)

GM:……なんだそりゃ(苦笑)

睦月:次のシーン行くぞ、次!

葛城:まぁいいや、とりあえず雨宮唯をSロイスにするシーンを。別に後ででもいいですけど。

GM:どうぞ~。

葛城:登場。(コロコロ)……3上がって54です。じゃぁ、定期的に向こうの親御さんと連絡を取っていることにしよう。それでまた電話します。

GM:じゃぁ雨宮母……名前は決めてある?

葛城:たぶんもう、あんまりしてないんだと思うんで。

GM:ちなみに、亡くなったのって何年前?

葛城:何年前だろうなぁ。あんまし考えてなかった。

GM:それによってお母さんの反応も変わるだろうね。

葛城:でもね、言うてねぇ、葛城も27だからね、そこまで昔じゃないんだよ。たぶん3年ぐらい前かな。

GM:では3年間、このお母さんとそうしたやりとりをしているという事だね。「葛城さんいつもすみません、唯もきっと喜んでいることと思います」と、お母さんは言います。

葛城:いいんです。こちらこそいろいろと良くしていただきまして。気温も下がってきていますので、体調にはお気をつけ下さい。

GM:そうか。ということは、今年は唯の三回忌が行われるのではないかな?

睦月:あぁ、うん。

葛城:そうね。

GM:参加したことにする?

葛城:します。

GM:OK。では、「その節はありがとうございました」とお母さんは言います。

葛城:いえ。タイミングが悪かったですけど、本来は俺の妻の話ですから。

GM:そうだね。そんな感じで、お母さんは常識的な、通り一遍の話をする。

葛城:それでいいです、そんな感じで。電話を切ったあとで、改めて唯への想いを強くします。

睦月:墓にブランデーをぶっかけて、「これが好きだったんだろう?」(一同笑)


突然アウトローのヤンキーのようなことを言いだす15歳少年。


GM:ちなみにそれをカルーアミルクでやると、ギャグシーンになるのは実証済みです(一同笑)

葛城:……というわけで、そういう感じで雨宮唯をSロイスにしたいと思いますがよろしいですか?

GM:了解です。


ミドルフェーズ⑨ 阿久津という男


師走:あ、じゃあ次シーンが欲しいです。

GM:どうぞ~。

師走:一度依頼人に会いに行っておこうかと。

睦月:いいねぇ。

師走:途中経過の報告で。

GM:では相手は本郷眞季だね。神ノ浦日報編集局のシーンをご用意してございます。もともとは阿久津の素性を調査するシーンとして作ってあるので、一緒にやってしまいましょう。

師走:はーい。

松田:阿久津の素性を調査するのであれば、俺も出よう。

師走:では一緒に行こう。(コロコロ)……2上がって58です。

松田:(コロコロ)……8上がって72です。

睦月:ちょっと、松田さん大丈夫?(笑)

師走:まぁ、今回は松田さん回だから。

GM:こればっかりはダイスの出目だからね、しょうがない(笑)そうしたらですね、依頼人の本郷眞季ですが、日中は新聞社で働いています。

師走:すみません、では調査の途中経過の報告と、もう少し追加で情報をもらえれば、より詳しいことがわかるかと思いまして。

GM:では眞季は、社内の予約システムを操作して応接スペースを確保し、二人を通します。

師走:あ、こちらは担当の刑事さんです。

松田:はじめまして、松田と言います。そう言って警察手帳を見せます。

GM:「本郷です、よろしくお願いします」と言って、眞季は松田にも、師走と同様の内容で捜査のお願いをしてきます。阿久津先輩の無念を晴らしてくださいと。

松田:まぁ、それはもちろん。警察としても当然それはね。捜査はしますんで。

師走:それで、殺人であることはまぁ、間違いないみたいですねぇ。事故ではないです。けっこうヤバい武器でやられちゃったみたいですねぇ。

GM:(本郷)「……わかりました。それでは早速ですが、<情報:噂話>でダイスを振って頂けますか?」(一同笑)

師走:まかせてください(笑)

松田:<情報:噂話>の技能はなし。社会は2か。

師走:今回は自分に支援使おうかな。

GM:なにげに、調査能力の低さがネックになってきているな(笑)

師走:(コロコロ)……出目がしょぼい!(笑)9。わりと頓珍漢なことを言いだす。

松田:(コロコロ)こっちは17。

GM:はい、では情報が出てきます。まず阿久津はこの神ノ浦日報のエース記者で、デスクからの信頼も篤く、市長の定例会見の取材などを任されていた、というのはすでに知っている内容だね。

師走・松田:は~い。

GM:そしてここからが身内から出てくる情報なんだけど、眞季によると「最近めっきり口数が少なくなっていたんです」とのこと。

師走:ほう。

GM:(本郷)「事件の前日に、部署の飲み会があったんです。そこでひっそり伝えられたのですが、『この街には大きな不正が蔓延っている。ジャーナリストとしては正さなくてはならないと強く思う。だがな本郷、それが不可能にも感じられるんだ、俺には』と言っていました」

師走:ほう。

睦月:まぁ飲みの席だからね(笑)

松田:それはどういうニュアンスで?例えば自分に危機が迫っているとか、なにか別の要因で取材が続けられないとか。

GM:その感情に名前をつけるなら、「絶望感」だろうね。

松田:絶望感……。

師走:「もう俺には無理だ、手に負えない……」という感じか。

GM:阿久津の中では正義感と絶望感が戦っていて、49対50ぐらいで絶望感が勝ったという感じかな(一同笑)

睦月:あと1点分はなんなんだろう(笑)

葛城:あと1は何処へ……。

師走:阿久津さんは、何を追っていたんですかねぇ~?それがわかれば、この先に進めるかも知れないんですけど。

松田:何かそれに関して、思い当たることはないっスか?

GM:では、ここまでの情報を整理しましょう。阿久津は何の取材を担当していましたか?

松田:市の行政だよね。

師走:予算の使われ方とか、癒着したり不正したりしていないか調べていたよね。

松田:鋭い切り口で質問して、緊張感のある記者会見になっていたという。

GM:そうそう。そうして取材を重ねるうち、そういう感情になった可能性はあるよね。第三者目目線での推測として成り立つ。

師走:市長に当たりに行くしかないかぁ。

睦月:しかし、市長にはコネクションがなぁ。……おやぁ?

師走:市長にコネがある人いるかなぁ。

睦月:いるいる!ほら、前回会った風間さんが。

GM:ではその話はまた後でするとして、このシーンは閉めていきましょう。本郷は師走に対して、「私は先輩の取材を引きついて行こうと思います」という話をします。

師走:うん。

GM:「きっとデータを残しているはずだし、データにしていない手がかりを残している可能性も、あの人ならあるかも知れません。そこは私が調べておきます」

師走:人が一人亡くなっているんだ。もしヤバそうなことがあればすぐに連絡してください。オレも刑事さんも、必ず君のところに助けに行く。

睦月:おぉ~!

GM:……っていうのを、ハタチぐらいの男の子が言っているんだよね(笑)

睦月:美形ですから、許されます(笑)

師走:あとやっぱり、おやっさんに憧れているから、「おやっさんならこう言う」っていう言い方を、背伸びして言うのがいいのかなぁと。

GM:なるほどね。本郷は真面目な顔で「はい、よろしくお願いします」と返してきます。

松田:まぁこちらとしても当然、警察の威信にかけても、この件は絶対に解決して見せますよ、任しといてください!

GM:本郷はそれに対しても「お願いします」という反応だね。では、ここでシーンが終わります。

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