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第五話 「タフでなければ生き残れない」 01

プリプレイ:成長報告


GM:では、今回も成長報告からいきましょうか。成長したところと、ロイスを教えてください。

一同:はーい。

GM:では師走くんから。

師走:年之瀬師走です。前回は警察に捕まりましたが、無事釈放されました。ありがとうございました~。成長報告は、一点だけですね。《ウインドブレス》という新しいエフェクトを取りました。これは《援護の風》を限界レベルまで取った後に取得できる。《援護の風》を使った時に、判定の達成値をLV×3プラスできる。

睦月:おぉ、LV×3、強い!

GM:強いよぉ~。

師走:はい。侵食率100%オーバーの時は、常に+6されます。成長は以上です。ロイスは当初から変わらず、先生・不破慧悟と、先生の娘・不破陽葵に取っています。あとは《対抗種》というDロイスですね。あとはシナリオロイス。前回からの依頼人、今目下行方不明中の本郷眞季さん。「あんたは俺が必ず守る!」って言っていたのに、行方不明になってしまった。すみません、警察に捕まってしまい本当に申し訳ありません(一同笑)

GM:いや、あれはGMの陰謀だから(笑)

師走:と、いう所です。よろしくお願いします!

GM:いや~師走、仕上がってきたねぇ。では次、睦月くん。

睦月:はい、睦月です。成長は、《戦神の祝福》という、120%制限で、20コスト上がるんだけど、攻撃力がLV+4dするよっていう、1シナリオに1回のエフェクトを手に入れました。まだ(キャンペーン中の戦闘で)1回も攻撃してないのにね(笑)

師走:それは他人にも使えるの?

睦月:いや、これは自分だけ。<白兵><射撃>に組み合わせ出来ます。圧倒的なノイマンぢからを手に入れました(笑)ロイスは、Dロイス《レガシー》と、「憂鬱のヘスティア」前回のシナリオの情報を色々とまとめた結果、「憂鬱のヘスティア」は俺かお母さんのどっちかだと思います。なので、俺のコードネームは「憂鬱のヘスティア」だ!って言っていたら、お母さんのコードネームで、恥ずかしい思いをするかもしれない。で、願成寺美月に対して、✓尽力/不信感。この3つが最初にあって、願成寺一族が今回のシナリオロイスですね。親近感/✓憤懣です。

GM:あ、おこだ。

睦月:おこです!お母さんなんかマズいことになってて、しかもシナリオのハンドアウトで「お母さんを助け出すと約束してほしい」と、美月に言われてるんだもん。憤懣ですよ。以上!

師走:ありがとうございま~す。

GM:はい、では次松田、お願いします。

松田:はい、松田純一です。前回からの成長は、《プラズマカノン》を1から5まで一気に上げました。

GM:強いよぉ~。

睦月:強い!強い!(笑)

松田:自分の単純火力がアップしました。最初にキャラを作ってから、単純火力アップってこれが初めてなんだよね。

睦月:あっ、そうなんだ。

GM:確かにそうだね。

松田:《氷熱の軍団》を上げることに使っていたからね。

GM:うん。実はバッファーとしての支援火力が上がってるんだけど、結果自分のダメージも上がっていたという(笑)

睦月:なるほどー。

松田:今回はじめて火力が上がりました。ロイスはいつもの十文字さんに✓尊敬/劣等感。今回のシナリオロイスで「ギガントマキア計画」というのがあるんですが、これが感服/✓脅威。まぁ、よくそんなもん考えたなぁと。後でPC間ロイスも取るんだよね?先に行っちゃうけど、葛城さんに取って、✓信頼/憐憫。

GM:あれ、固定化ロイスって2つだけなの?

松田:dロイスが《申し子》で、もう一つは一応あるんだけど、都築京香なんだ。

GM:あ、そうなんだ。

松田:正直、もう無関心です(笑)

睦月:かわいそうでしょ~!(笑)

GM:ともかく、松田も順当に強くなっているね。

松田:はい。以上です。

GM:では葛城、いいかな?

葛城:はい。葛城永一です。今回は特にエフェクトやら何やらは伸ばしてなくて、「メモリー」を1個取ってきて終了です。対象は雨宮唯。感情は幸福感です。ロイスはDロイスの《リビングデッド》、もう一個は綿貫由香里で執着/✓殺意。もう1個は如月美琴さんにしました。✓信頼/厭気です。

GM:おっ。かなり危ういバランスでポジティブが表になってそう(一同笑)

葛城:シナリオロイスの「色欲のアルテミス」ですけど、この人まだどんな人か良くわかっていないので、感情を決めかねています。以上です。

GM:はーい。ではPC間ロイス、ここで結んじゃいましょう。

睦月:松田さんに対して✓信頼/恥辱です。なんか恥ずかしい所見られたような(笑)

松田:あったっけ?

GM:あれだ、前回サングラスかけて法律事務所に入っていく感じだ。

一同:あぁ~!

睦月:なんかカッコつけたけど、なんか、うん、んー!?みたいな感じ(笑)結果「ぼくがお金用意するよ!」って言っておいて、散々でしたわぁ~。

師走:睦月に対して✓連帯感/不信です。

睦月:不信だ。

師走:ちょっとわからないところがある(笑)けど、色々一緒にバカやってるので、連帯感が表です。

GM:いいね、バディになってきてるね。

松田:葛城さんに✓信頼/憐憫です。

GM:ここは変わらずだね。

松田:変わらずで。いつも通り。

葛城:師走に対して、✓有為/嫉妬。

GM:嫉妬?

葛城:だって、あっちの大事な人はまだ生きてるらしいということが(一同笑)

GM:人間臭いところあるんだねぇ。

葛城:まぁちょっとですよ、ちょっと。意識もしてないぐらいだ。

GM:はい、ではトレーラーを読み上げます。


 風間賢馬から語られた、「ギガントマキア計画」。人を人ならざるものへと変貌させ、兵隊として操るその計画は、裏で着々とこの街を蝕んでいた。その中で不破慧悟とその仲間は傷つき、願成寺天命とその一族は憎しみに包まれていた。取り戻そう、無法がまかりとおるこの街を。海と空の美しい、かつての神ノ浦を。


ダブルクロスキャンペーン・ギガントマキア第五話 「タフでなければ生き残れない」

探偵は立ち上がる。街を愛する仲間とともに。


GM:だいぶ最終回が近い感じになってきたでしょ(一同笑)ということで、オープニングシーンからやっていきましょう!


オープニングシーン 月島の依頼


※今回は個別のオープニングシーンがないため、まずは全員のハンドアウトを掲載します。


ハンドアウト

PC① 年之瀬 師走

シナリオロイス:本郷 眞季 推奨感情 任意

 「不破慧悟は、生きている―――」

UGN中枢評議会所属を名乗る女。変な通信を送ってきたり、ヘリから降りて足をくじいたりと掴みどころのない様子だが、その言葉には嘘はなかった。

 「エンブリオを再開させてはいけない。この街のみんなで止めたいんだ。協力してくれるかな?」

 そう語る彼女の目つきや話し方には、どこか人を惹き付けるものを感じた。

 先生のことを告げた時の陽葵の表情には、しばらくぶりの希望の光が広がっていた。やるしかない。先生が安心して戻ってこれるように、この街を守り切らなくては。まずは行方不明の依頼人・本郷眞季を探し出さなくては。



PC② 睦月

シナリオロイス:願成寺一族 推奨感情 任意

 願成寺天命の悪行と、それに巻き込まれたその家族。愛天奈、美月、睦月―――。

 二人の姉はジャームと化し、母は監禁されているという。あまりの出来事に、感情がついて行かない。

 それでも美月は言った。「お母さんを助け出すと約束してほしい」と。

 どうにかして勝つんだ、願成寺天命に。でも、その後どんな日常に戻ることができるだろう?そもそもみんなのことを、何と呼んだらいいのだろう?

でも今は、天命を討つ方法を考えなくては。そう、ぼくの圧倒的ノイマンぢからでね。



PC③ 松田 純一

シナリオロイス:「ギガントマキア計画」 推奨感情 任意

 脱法ドラッグに端を発した事件。風間親子を巻き込み、阿久津剛や海堂武尊を死に追いやった一連の事件も、おぼろげながら全容が見えてきた。諸悪の根源は、願成寺天命。しかしこの街の裏側から影響を及ぼすこの巨悪には、一介の刑事である自分が真っ向から飛び込んでも、ひとたまりもないだろう。それでも正義を執行するのが俺の仕事だ。


 ええい、ごちゃごちゃ考えるのはやめだ。行動あるのみ。まずはあの変な白衣の男あたりをとっちめて、色々吐かせてやろうか。燃えろ、俺と仲間の魂よ。熱くなれよ!



PC④ 葛城 永一

シナリオロイス:「色欲のアルテミス」 推奨感情 任意

 「ハードトリガー」朧響子の討伐は完了した。討伐―――嫌な響きだ。なぜかつての仲間同士が争い、滅ぼし合わねばならないのか。

そして、UGN日本支部の守屋謙一より、連絡が届いた。神ノ浦市に確認された残り二体のジャーム、「強欲のアテナ」と、「色欲のアルテミス」、この二体を討伐すべしと。


如月がぽつりと漏らす。「私たちはこの街の誰かの日常を守るため、ジャームを倒さないといけないんですよね……」

残念ながら、今日もため息のネタには困らないようだ。


それでは本編開始です。


GM:シーンプレイヤーは師走です。が、全員登場してください。まとめてやります。

一同:はーい!

松田:7上がって46。

睦月:5上がって34。

師走:8上がって40。

葛城:10上がって40です。

一同:10!?

GM:飛ばしてるねぇ。

葛城:いやぁ。これが0だったらなぁ。

GM:では、場所は不破探偵事務所です。前回のエンディングで出てきた、UGN中枢評議会所属の月島涼から呼ばれて、4人は集まっております。事務所の扉が開き、月島が温泉まんじゅうを持って入ってきます。「ちょっと温泉に行ってきたんだよね」などと言いつつ。お土産をみんなに配ります(笑)

師走:どうもありがとうございます。

睦月:お茶!お茶の用意!

師走:緑茶にしよう、今日は。

GM:では陽葵が緑茶を淹れてくれます。落ち着いたところで月島が話し始めます。


オープニングで語られた内容は次の通り。

・月島はUGN中枢評議会のメンバー、12人の評議員のひとり「オールドワン」に仕えるUGNエージェント。29歳独身。黒髪ストレートヘアの女性だがクールな感じではなく親近感を覚える。ソラリスの「竹馬の友」のエフェクトの効果。

・不破慧悟について。彼はあの夜に、「貪食のゼウス」願成寺天命の攻撃にあって死んだ。あの日の睦月奪還作戦には朧迅と神ノ浦支部のアサルトチームも参加していたが、不破の道筋をつくる過程で全滅、願成寺の新型ディレームウィルスの効果で朧は傀儡とされてしまった。

・オールドワンの指示で、月島はその後方支援部隊を指揮していた。不破の遺体が残されていたため、月島がエフェクト「ヨモツヘグリ」を使って、不破を蘇生した。オーヴァードとなってしまったため、RC訓練のためにオールドワンの影響下の施設で匿っている。あの年齢からのRC訓練は過酷だが、常人離れした精神力で訓練に耐えている。

・願成寺とギガントマキア計画を止めるために、この街の総力を結集したいと考えている。力を貸してほしい。月島としてできる支援は何でもしていく。

・情報収集チームの部下より、神ノ浦日報社の記者・本郷眞季が何者かに拉致されたと報告があった。阿久津の取材を引き継いでいた記者のため、願成寺派の報復である可能性が高い。


師走:くそ、油断した!もっと早く手を打っていれば……。

GM:はい、それからこれは、如月から葛城に伝えられた内容です。


・UGN日本支部から、ジャーム討伐指令が出ている。「強欲のアテナ」と「色欲のアルテミス」。


GM:オープニングの内容としては、そんな感じです。皆さんも何か、会話する内容があればお願いします。

睦月:あー、そ、そのジャーム討伐なんですけど、天命さんの後じゃ、だ、ダメですかねぇ?って言った!

GM:誰に向かって?

睦月:月島涼に!

GM:それは月島からの指令ではありません。UGN日本支部からの指示となっています。

睦月:違った!(葛城に)これは言ったの?それとも心の中だけで思っているの?

葛城:受け取って、まだ皆には言ってないかな。

睦月:じゃぁ、今のロールプレイは、なしだ(笑)

GM:じゃぁ日本支部からの指示は、葛城からみんなには伝えないってこと?

葛城:あー、どうしようかな。

GM:基本的には伝える前提でシナリオ作ってるんだけど、もし葛城が睦月の心情を慮って言わないなら、そういう物語もあるかも知れないね。ただその場合は、葛城が一人でミッションの責任を背負い込むことになってしまうので、よく考えて共有するか決めてください。

葛城:ちょっと確認なんだけど、その「色欲のアルテミス」が、あるてみちゃんって言うのって……。

睦月:俺は何も言ってないよ。

GM:それはUGN日本支部から情報が伝えられています。

葛城:睦月とあるてみちゃんの関係って、どこまで知ってるんだっけ?こっちは。

睦月:この間みんなに、「実はお姉ちゃんかも知れなくてぇ」とは言ったけど、その後は話してないよ。確定情報の後は言ってない気がする。


 前回(第四話)で、睦月はあるてみから直接家族関係であるという証言を得ています。その前段階、予想として兄弟である可能性を話し、その後の答え合わせはしていない、という状態ですね。


葛城:お姉さんかもしれない、か。どこまで言おうかな。……まぁいいや。

睦月:これ、オープニングでやることじゃないんだね。

葛城:えーとね、今決めた。この二人を再討伐するようにって指令が下ったということをみんなに言って、状況によってはみんなに協力を仰ぐかもしれない。ということは伝えます。

睦月:おっ。……じゃぁ月島涼がいるって体でいいよね?

GM:いいよ。質問などもあればどうぞ。

睦月:で、ここに陽葵ちゃんはいるの?

GM:いる。人払いをするなら退場します。

睦月:なるほど。そもそも不破慧悟が生きているかも知れないとか、オーヴァードであるっていう話を、陽葵ちゃんに聞かせていいの?師走くん。

師走:あぁ。

睦月:そこの部分がかなり、大事。俺もしかしたら、陽葵ちゃんと日常的にフェードアウトする可能性があるんだ今。

葛城:まぁお茶だけだしてもらって、いったんどいてもらってもいいんじゃないか。

師走:あぁ、下がってもらったほうがいいかな。じゃぁ陽葵はちょっと下がっていてくれ。

GM:では陽葵のスタンスとしては、基本的に仕事の話には関わらない、と言う風にしましょうか。

睦月:うんうんうん。OKOK。じゃぁそういう感じで、いる人の解像度が上がったところでぇ(笑)

GM:はい。関係者はPCの4人+月島のみです。で、共有した話の内容はさっきの通り。

睦月:う、うーん、色欲のアル……うー……はいっ!(笑)それは願成寺天命さんの後ではダメですか?

葛城:タイミングによる優先順位は特に決まっていない。

睦月:なるほど。えっと、あるてみちゃんは今、すごい苦しんでる。でも、願成寺天命を倒したいっていう気持ちだけはすごい本当で、願成寺天命を倒すタイミングで私にも協力させてほしいって言ってくれてるんだ!UGN的には、ほら、戦力が増えるし!そのあと、どうとでもすればいいじゃない!

葛城:ともかくそういった話であるなら、願成寺を倒すときに、あるてみちゃんの力は十分な力になるから……。

睦月:前回も助けてくれたしね!

葛城:そこは組んでも大丈夫だろう。

睦月:でも、その後は、うーん。どうなるかはわからないけど(笑)

葛城:あと、「強欲のアテナ」は倒さざるを得ないが。

睦月:「強欲のアテナ」については、プレイヤーレベルで知っていることと、キャラクターレベルで知っていることが違うと思うんですけど。

GM:具体的には?

睦月:彼女がジャームの力を使って願成寺天命を倒すという目的を達成しない限り、いつまでたっても蘇ってくるゾンビ状態になっていること。

GM:あぁ、Eロイスの話ね。

睦月:そうそうそうそう。っていうのは、我々プレイヤーは知っているけれども、キャラクターは知らないじゃないですか。なので、でもそれに関しては彼女もぼく達に願成寺天命を一緒に倒して欲しいっていう依頼をしてきた人なの。

師走:それはまぁ、そうだね。話していいよね、全然。

睦月:だから、ジャームを狙うっていう方向じゃなくて、まずは戦力を結集するっていう意味でも、愛天奈さんにも話をするべきじゃないかなぁって、ぼくは思うんだ。だってジャームの定義ってアレでしょ?自分の目的のためにひたすら能力を使い続ける、理性もなにも……えっと、ちゃんと話が出来る人もいる、っていう感じでいいんだよねぇ?UGN的にぃ、どうなのそこ!ぼんぼん!

葛城:この世界のUGN的にどうなんですか?ジャームのその辺の。

松田:ゲーム的には、侵食率が100%超えて戻って来れない人でしょ。それで自分のために力を使う人でも、FH所属でも、別に悪人とは限らない。人助けが好きなんだ、自分は人助けのために、UGNとは関係なく自分の好きな人のために使いたいんだって人もいるから。

睦月:じゃぁジャームの定義の話をすると、UGN的には「ジャーム即滅ぼすべし」だと思うんですけど(笑)

GM:こんな話のキャンペーンを昔、僕と睦月のプレイヤーは一緒に遊んだもんだなぁ(笑)UGNとしては、ジャームと言うのは人に仇なす存在です。討伐すべしという考えで動いています。

睦月:だからぁ、ぼくはぁ、そうじゃないと思うんだよぉ!ばんばん!(両手でテーブルを叩く仕草)UGNの関係者二人にお伺いを立てた(笑)

GM:……喋ってもいい?(笑)

睦月:どうぞ(笑)

GM:今回話がややこしくなるのは、「ジャームという認定をされているけれど、日常生活を送っているし、他社に危害を加えていない」という存在が、現在の愛天奈とあるてみの状態なんですね。なので、UGNは「こいつらはジャームなので討伐してください」と言ってきました。今私たちはこの人たちに会うと、「なんかジャームというよりは、普通のオーヴァードに見えなくもないなぁ」というような、玉虫色の状態なんだと思います。それを踏まえたうえで、UGN日本支部の言う事を聞いてジャームとして討伐する選択も取れますし、別の選択も取れますよね?

松田:とりあえずその二人と、手を結べるなら手を結んで、願成寺天命を倒したうえでその後どうするかは考えればいいんじゃないか?と、俺は思う。

睦月:ありがとう松田さん!

松田:というか、俺はUGN所属じゃないから、その二人が人々に害をなさない限りは、刑事として、オーヴァードとして、命令だからと言って危害を加えるつもりはない。

GM:今回は、プレイヤーの立ち位置によって選べる行動がずいぶん変わってくると思うんだけど、そういう風にシナリオを作ってあるので、諦めてください(一同笑)

睦月:大丈夫!

松田:まぁもし、葛城さんがその二人をUGNの命令で倒すために力を貸してくれと言われても、状況によるな。

葛城:まぁなんにせよ、願成寺を倒すためにあの二人を利用するのはアリだ。その後その二人を討伐するかどうかは、まぁその時の流れ次第だ(一同笑)

GM:その時侵食率はいくつになっているかなぁ?(笑)

葛城:睦月の言う通り、願成寺を倒したい以外の悪い行動を取らないのであれば、その報告を上げて、当面監視対象にはなるだろうが、それでもいいとは思う。

GM:ちなみに、師走はなにかご意見ある?

師走:うーん。まぁジャームとかそういうのは俺よく分からないけど、俺はこの街が好きだから、先生が愛したこの街を守るために戦う。それだけだ。

GM:おぉ、主人公だなぁ(笑)

葛城:いいねぇ。

GM:というわけで、それぞれモチベーションや行動原理は違うかも知れませんが、今回はそんなシチュエーションから始まっていきます。ではオープニングシーンは一旦締めます。

松田:あ、ちょっと待って!

GM:何かある?

松田:どう考えても、願成寺天命がヤバいのは、オーヴァードとしては明らかなんだが、この街の実力者である以上、しかも俺は刑事と言う立場上、社会的になにかソイツをこう、なんとか排除できる理由がないと、俺としてはちょっと動きづらいんだが。その辺はそのUGNさんの情報網や調査力で、何とかヤツに対して表向きに何とかできるような情報は掴めていないのかい?

GM:それって、いわゆる政治の話だと思うんだよね。プロの政治家である願成寺天命が、その根回しをしていない筈はなくて、そういった状況は願成寺天命が有利な状況です。街の公共組織の中にも天命の息のかかった者はたくさん入り込んでいる状態です。さぁ、どういう工作をすれば、松田のいう大義名分を得られるでしょうか?

松田:それを掴むのが今回のシナリオかな?

睦月:今のは、月島涼に聞いてるんだよね?今の説明ってGMとしてだよね?

GM:そうだよ。

睦月:そうそうそうそう。月島そんな頭良くないから(笑)


 実際文字に起こしてみると、なかなかに酷い言い様である。


松田:たぶんそういうシナリオなんだろうなって。

GM:はい、そして月島としては、ただお願いの一手です(一同笑)

師走:何とかしてください、と(笑)

GM:では付け加えてみようかな。月島は言います。「これは私の私情も入っているんだ。10年前に、かつての仲間たちと関わった『ワールドエンブリオ計画』があって、その亡霊のようなものと、今戦っているような気持ちなんだ。もういい加減、この件の関係者は全員救われて欲しい。私もそうだけど、伊勢さんや他の関係者が、そういった考えに囚われてこの街で悪いことをしている。それが私には我慢できないんだ。私の上司の指示ではあるけれど、これは私からのお願いです。力を貸して下さい、よろしくお願いします」

睦月:月島さんはあまり実力はないけど、お願いで、こう(笑)

GM:うん。やたらと人に好かれるという設定のキャラになっているからね。

睦月:だから、松田の質問はごもっともだけど、何も返ってこないよ(笑)

松田:わかった。

GM:なので、もし必要だと思うなら自分で作ってみてください、戦う理由を。ということで、ミドルフェーズに進んで行きましょう。

一同:はーい!


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