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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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ソフィーも一段落

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


商人ショックと冒険者ショック。


2度の危機を乗り越えたソフィーはようやく落ち着きを取り戻した。


魔物討伐の依頼が無くなったことに加えて新たなダンジョンが発見されたらしい。


ダンジョン?


あ、魔物が沢山湧く場所なんだ。


ふむふむ。


かつて地上で失われた武具などが宝物としてドロップしたり眠っていたりする事があると?


ほほう。


それは仕組みが気になるな。


と、思っていたら答えが帰ってきた。


〖冒険者などで道半ばで命を落とし、人知れず土に帰った者たちの遺品じゃ〗


〖まだ世にあるべきだと判断された物が人の手に戻るように星の意思が働くんだぜ〗


おおー‼なるほど‼


〖希少金属などもそうじゃな。地中深く眠る物が人の手に渡るように星の意思が導くんじゃ〗


〖そういう事だな〗


そういうことらしい。


良い星だね。


良いタイミングで身の振り方の選択肢が増えた事でダンジョンを目指す者が多く出た。


うん。


無事に探索出来ることを祈るよ。


さらに、トワイス共和国と国境を接する3つの国との国境沿いに強力な魔物が現れたという事で、高ランク冒険者に任せたい指名依頼が3つも出来た。


ソフィー武具店のおかげでダンジョンに潜る意味はそんなに無くなった。という高ランク冒険者達は、高額報酬の提示に快く依頼を受けてくれた。


え?ソフィー武具店の武具ってそんな、星が大切にしたい程の武具に匹敵する程のモノなの?


試しに聞いてみたらそうらしい。


1番武力に注力している大国に行っても、高名な高難易度のダンジョンに潜ってもこれ程の武具にはお目にかかれないと太鼓判を押してくれた。


ソフィー武具店の武具の納期は3年待ちだという…


3年って…


冒険者はそれで良いの?


明日の命の心配があるのにそんなに待てるの?


と、思ったのだが…


街のみんなが出店した店の武具もそれなりの業物だという。


それなりの値にも関わらず飛ぶように売れて、こちらも納期1年待ちになったという…


いや、状況変わってなくない?


あ、待てるのはこの町で討伐以外の依頼をこなして暮らす人達なのね。


ミーミル印の武具によって高ランクを狙うための準備段階だと。


なるほど。


移動出来る人達を優先して武具を売ったのか。


やるね。


これにて冒険者ショックは終焉となった。


さらに追い風。


ソフィーでの学びを終えた者によっての効果が早くも出始めたそうだ。


まず、農業。


まだ輪作の1期を終えたばかりだが、単体での収穫量ですら5割増。


肥料の効果がとても高かったと聞いている。


ならば、クローバーの休耕を挟めばさらなる増産も期待出来るだろう。


大麦や根菜にも期待出来そうだね。


トワイス共和国は食料価格の下落を早くも心配しているくらいだ。


紡績。


機械式はまだだが、足踏み式の機械は早くも実用段階だという。


その効率は劇的で、綿花の不足が起こっている。


こちらは順調な農業の生産力を回せるそうなので大丈夫だと言われた。


中古の服を着るのが当たり前の庶民も、新しい服を着れる日が来るかもしれないと喜んでいるそうだ。


産業は1つの分野で完結するものでは無いことを実感させてくれるな。


酒造。


製法は伝えたが、まだワインの質が改良した程度。


エールも品質は上がったが、ラガーの製造は実現していない。


だが、早い所はウィスキーの仕込みを終えたそうだ。


酒造は醸造に熟成もあるからね。


時間が掛かるものである。


蒸気動力。


既存の開発者は試行錯誤の答えを得られたと大喜び。


ソフィーを出た商人も精力的に取り組んで形にはなって来たそうだ。


今は鍛冶の力を全振りして機構の部品を作り続けているらしい。


頑張って欲しいものだ。


鍛冶。


部品作りに追われて悲鳴をあげている。


紡績業者からの突き上げも凄いらしい。


うん。


職人仕事だからね。


一朝一夕に身につくものでは無い以上、マンパワーの限界が一番に来るよね…


すまない。


ミーミルでの鍛冶のみんなの頑張りを思い出してちょっと涙が出た。


今は国を上げて鍛治のなり手を育成しようとしているらしい。


武具の不足も深刻な物になりつつあるようだ。


部品、ミーミルで金型作って販売した方が良いかなぁ…


規格も統一出来るし…


相談してみるか。


漁業。


漁法だけでも成果は着実に上がったようだ。


加えて、煮干しや昆布の発想。


今まで小魚を捨ててしまっていたり、昆布は邪魔な雑草扱いされていたそうだが、利用方法が見つかった事で無駄にせず利用し、昆布漁のおかげで海が綺麗になって他の漁の効率が上がったりといいことづくめだったそうだ。


今は漁法を自分達の風土に合わせてどうやって取り入れるかの試行錯誤中。


気候も潮流も違えばそうなるか。


出来れば多くの海産物や海の恵みをみんなが享受出来る日が早く来ることを祈る。


あとは牧畜。


教師役の教育によって大切に育てられているそうだ。


弱った子や言う事を聞かない子がミーミルに来てしまうのだろう。と言われた。


醸造や加工はまだ1次産業の発展途上なので出番は無い。


大切そうに酵母やイーストなどのサンプルを抱えて帰って行ったと教えてくれた。


これからが楽しみだな。

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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