ソフィーの変革
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
とりあえずの対策を講じた流通は今のところ上手く行っている。
公共化したおかげで辺境寄りの小さな村や町へと物資を届ける事も出来るようになった。
大変喜ばれているそうだ。
ポーロの負担も減らせるし、良い事だ。
ただ、残念な事に…
小さな村や町相手と見くびり、分かるわけがないと暴利を要求した者もいた。
もちろん追放。
泣いて許しを乞うていたが、処罰は厳格に行わねばあとに続く者が出る。
2割ほどの商人が失意の内にソフィーを去った。
何故バレないと思ったのか…
まぁ良いか。
トワイス共和国の方でも、こちらの商人に対して圧力をかけた者、製品に高値を示し買おうとした者、売ろうとした者の処罰が行われたが3ヶ月ほどで落ち着いたらしい。
さて、まぁ上手く回って来たなら良いだろう。
と、いうことでソフィーに来ている。
公共化した商人たちの待遇を良くしておくためである。
住居は所有を認めず、賃貸か公営住宅を利用させる。
所有がかなうのは15年のお勤め後である。
公共住宅はアパート形式。
水の手も井戸でトイレも共用になる。
行商利益の一部を渡す事に決めたので、贅沢をしなければ賃貸の戸建てに住めるようにもした。
これは風呂を設置しないだけで水も水道、トイレはウォシュレットになっている。
シャワールームも設置。
ベッドも布団も材質に拘ってなかなか良い物を用意してある。
ただし、お風呂は住居を所有出来た者の特権である。
代わりに、中心部からこの居住エリアは少し離れる為、放射状に均等に計算して公衆浴場を更に8店作っておいた。
行商に従事する者は無料である。
行商はスレイプニルで行う事で広範囲をカバーできるし、スケジュールはゆとりを持たせて設定してある。
この町の暮らしを気に入ってくれた者達だ。
ゆっくり休んでから新たな行商に行ってもらいたい。
この居住エリアに合わせて料理屋や生鮮食品、生活用品を売るミーミルの者たちも増えてきた。
外部からの人向けには中心街、地域住人向けには外周にそわせるようにお安めの価格設定として展開してくれている。
なかなか機を見るに長けたものだと思う。
外部からこの町に技術を学びに来る者も想定して、農業、牧畜、鍛治、紡績、醸造、加工、酒造、漁業について教えられる者を募ってある。
それらを実地で教えられるようにソフィーの町の隣りを広く拓いて施設も作った。
ただ、農業はまるで参考にならないので、ノーフォーク農業の輪作を基本としてレクチャーした。
輪作の季節や気候に適した作物の分類、作物毎の育成の注意点。
家畜を導入する労働力の強化方法。
さらに肥料の概念と作り方。
発展として肥料の化学組成までをも説明をしてある。
加えて動力を機械で確保出来た場合の発展性。
各分野は重なる部分もあるため、教える側の連携も強化しておくようにお願いしておいた。
漁業も同様である。
方法を説明するに留まってしまうな…
まぁしょうがない。
熱意があれば説明を形にするのは難しく無いというのは街のみんなが証明してくれているからな。
商人たちの反応も上々である。
ミーミルと各街を生産力に全振りしたおかげでトワイス共和国の生産力3年分の備蓄を確保した。
おかげで倉庫星の整理をするのがとても大変だったのだが…
十分な余裕は持てたので、再びみんながそれぞれ望むやりたい事をやってもらう事にした。
やっぱりやりたい事をやっているのが生き生きしてて良い。
「大丈夫そうかな」
「そうですね。ミーミルや街の人達のおかげです」
「ありがたいことだな」
「ただ、ルーク様が望まれていたので生産を行う人達はとても充実していたと聞いております。みなにとって1番やり甲斐のあることはルーク様が望まれることをやる事だと思いますよ」
「そうなのか?」
「私もそうですからね」
「そっか。ありがとう」
「いえいえ」
一段落したのでミーミルに戻る。
「みんな。変わりないか?」
「おう絶好調だ」「新しい合金が出来たぜ」「順調ですよ」
大丈夫そうだ。
〖そろそろ新しいレシピが欲しい〗
おっと、そうだな。
最近忙しくて食べさせてもらうばかりだった。
「よし、じゃあ甘味を作ろう」
〖うん‼〗
ふわふわパンケーキにしよう。
ふわふわなので薄力粉。
「固めでしっかりとした生地でも美味しいんだ。その場合は強力粉でね」
よくふるってベーキングパウダーをよく混ぜる。
卵黄と粉を良く混ぜる。
卵白はよく冷やしてから混ぜて砂糖を加えてメレンゲに。
「この冷やしてあげるのも大事な工程だよ」
両者をふんわりとなるように混ぜてやる。
鉄板を温め、油を馴染ませる。
生地を厚めに鉄板に乗せる。
少量のお湯を生地の間に落として蓋をする。
弱火でじっくり蒸し焼きにする。
「蓋は途中であけても大丈夫だから少しづつお湯を足して焼き加減をみてあげて」
完成。
バターを乗せて味見。
〖ふわふわ‼ほんのりとした甘さとバターの濃厚さがとても良い‼‼〗
「ふふふ。更にトッピングをするのがこのパンケーキの楽しみ方だよ」
生クリームを乗せてフレッシュフルーツを盛ってやる。
あ、チョコレートが欲しいな。
カカオ…
森には無かったんだよな。
探してみようか。
〖わぁー‼綺麗‼美味しそう〗
「食べて良いよ。食べ終わったらみんなの分も作ろう」
美味しそうに分けて食べる料理組。
やっぱりこの日常こそがもっとも尊いんだと実感するね。
読んでいただきありがとうございます。
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