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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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列車2号機

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


通貨導入の件はなんとか動き出してくれたようだ。


既存の作業に対して対価を設定する難しさにみんな四苦八苦していると聞いている。


すまない…


だが、住人達の評価は高い。


酒や食べ物を好きに買える。


好きな服を着られる。


自分で店を構えてみんなに喜んでもらえる物を提供出来る。


どれもこれも今までにない刺激となってさらにやる気をみなぎらせていると報告を受けている。


最近は各街に行く頻度も大分減った。


鉄道と通貨の導入はかなり大きな変化を各街にもたらした。


おかげで3~4日毎に視察に行く際には毎回驚かせてもらうばかりである。


各街の希望として多いのは流通の強化として列車の編成をもう少し増やせないか。


というもの。


と、いうことで第2号の列車のロールアウトである。


丁度半周遅れのダイアで運行を開始する事になった。


交互では無く、オーバル線路の半周遅れで出発し、追従させる。


各街の駅舎もかなり整備されて名物駅弁なども続々と生まれている。


海の街のサーモンの押し寿司は感動する美味しさだった。


各街への移動も自由。


これによって各街の住人の人口比も若干の変化があったが5%も変わってはいない。


移動の目的は主に勉強。


そして商売である。


海の街から森の街に海の幸をメインに扱う料理店を開いたり…


逆に、森の街から海の街に魔物の肉を扱う料理店が出来たり。


と、いった具合で食事を含めた全ての文化交流が活発に行われるようになった。


ちなみに移動のコストはとてもお安い。


文化交流を後押しする意味も込めて公営事業として採算度外視で運行中である。


中には列車で各街を1周するのを娯楽として楽しむ者も結構いるらしい。


良い傾向だろう。


生活水準と文化の多様性の街の差はほぼ無い程にはなっている。


これから住む土地は風土の個人的な好みによるだろう。


話を戻そう。


列車2号機である。


燃焼室とボイラー室を限界まで大型化して出力の向上を行った。


これにより、50両編成が可能になった。


しかし、50両にすると各街の駅舎の構造も変更する必要があり、なかなか大変な作業であった。


さらに荷物の積み下ろしに要する時間もより多くを必要とする。


ダイアも乱れてしまうので初号機も改良するかと言い出してみたところ…


「駄目です‼‼ミーミル号はあのディテールこそが素晴らしいのです‼」


「そうです‼ミーミル号がもう見られないなんて…無理です…耐えられません…」


という嘆願がとても多く寄せられた。


うん。


俺も思い入れはあるんだけどね…


ちなみにこのミーミル号の名付けは紛糾した。


住民投票の結果はぶっちぎりでルーク(様)号。


全力で阻止した。


ルーク様号って…


まぁ話を戻そう。


みんなの希望という事でミーミル号に合わせて30両編成での運行に決まった。


元々3編成で考えていたのでまぁ良いだろう。


ミーミル号より出力があるので操縦しやすいようにリミッターを付けてデチューンしておいた。


そして再び盛り上がる名付け会議。


予算会議で悩んでるって言ってたけど…


みんな時間は大丈夫なのかな?


これより大事な問題は今は無い?


あ、そうですか。


揉めに揉めた末に決まった名前はタイタン号。


大地の力強さを感じるディテールに相応しい。


と、みなの賛同を集めた。


会議の節々に諦めることなくルーク号を差し込んできた面々には後で話をする必要があるだろう。


という事でテスト運行。


今回はのんびりしたものでゆったりと列車の旅を楽しむ余裕があった。


トールと一緒に各街の駅弁を楽しみに1周してきた。


そんな順調さを実感している頃、ソフィーから連絡が来た。


ポーロさんが戻ったそうだ。


基本的に3ヶ月と聞いていたのに大分時間がかかるな。


と、少し心配していたので無事に戻ってくれて何よりだ。


「良く戻ってくれた。みんな無事なようで何よりだ」


「ご心配をお掛け致しました。各街で製品に対する問い合わせが殺到してしまって時間を取られてしまいました」


「それだけでは無くトワイス共和国の王都に是非に。と願われてお店を構える運びでしたよ」


「ええ、さらに支店も請われたので各街を回る毎に場所決めやらでえらい時間がかかってました」


護衛のみんなが補足してくれる。


「なるほどな。丁度良い。ミーミルで流通の向上が出来たんだ。去年生まれたスレイプニル達もそろそろ荷を引ける。ポーロに専属として100頭預けるよ」


「ほ、本当でございますか!?」


「ああ。時々はスレイプニル達のために入れ替えさせてくれ。それと、商品もソフィーに発注してくれ。ほぼ全て期限内に揃えられると思う」


「あ、ありがとうございます」


「利益にならなくても、目の届きにくい村まで必要な物が行き届くように面倒を見てやってくれ。その際の損はミーミルが負担する」


「い、いえいえ‼とんでも無い事です。それは私の裁量で補おうと思っておりましたので」


「そう言わずミーミルにも協力させてくれ。ポーロは商会の地盤固めと他の国への流通開拓も考えねばならないだろ?」


どうか、お金の使い道を譲って欲しい。


「確かに…そうなのですが…」


そこでビシッとこちらに向き直るポーロ。


「分かりました‼このポーロ‼永遠の忠誠をミーミルに捧げると共に‼そのお言葉に甘えたいと思います」


と、言われた…


ちょっと大げさじゃないかな?

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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