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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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出来ちゃった

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


炭鉱の採掘を効率的に進められるようにさらに作業を進めていく。


下から石炭を運び上げる滑車とベルトコンベア。


そこにトロッコを配置する。


最初の動力は魔力で良いだろう。


相も変わらず変換効率はよろしく無いが、属性魔力を純魔力へと還元し、それぞれの動力として動かせるように付与をする。


冷静に考えると、この純魔力が最強のエネルギーなので、それを使って効率の落ちるエネルギーを作り出すのは…


いや、考える必要は無いな。


誰でも扱える形というのは必要だ。


あとはトロッコのレールをミーミルまで敷く。


紡績と鍛冶の小屋の裏手に石炭の貯蔵と加工の建物を作り保存出来るようにすれば良いだろう。


その建物の中を通り抜けるようにレールを敷く。


トロッコは30台作って、帰りは石炭を乗せつつ、皆に操作に慣れてもらうためにそのまま乗って帰る事にした。


「扱いに問題はなさそうかい?」


「ああ。スピードを出し過ぎれば事故も起こるだろうが上手く抑える仕組みにしてくれてんだな」


「魔力が低い者でも1日作業しても問題は無い程度かと思います」


「楽しいです‼」


「ブレーキで5Mで必ず止まるようにと前方の障害物に対して反発する様に調整した。手漕ぎの動力やこの石炭の動力で動かす事も出来るから、いずれその形にして広めて行こう。その際には安全性も改めて考えないといけないがな」


「それなら誰でも扱えるな」


さて、あとは採掘をさらに効率的にするために合金の特性の改良だな。


「具体的な石炭の動力の活用方法はまた今度にしよう。今は安定供給のために採掘道具の改良に取り掛かりたい」


「そうだな‼」「楽しみだぜ‼」「分かりました」


エルフ組には引き続き紡績機の改良に当たってもらい、ドワーフを連れて鍛冶小屋へと移動した。


「さて、始めるか」


「「「おう‼」」」


「合金には様々な特性を付与出来るのは話した通りだ。今作ってもらってる鉄は勿論、それにクロムとニッケルを加えたステンレスなどがそうだな」


「ああ。錆びにくい。良い素材だ」

「強度は他に劣るかもしれんが使い勝手の良い素材だな」


「その配合割合の加減によってもさらに特性は変えられる」


「なるほどな…」

「奥が深けぇな」


「今回は強度に特化させた合金を作ってみようと思う」


「「おおお‼」」


「他の金属はステンレスを例にあげると鉄70%ニッケル18%クロム12%などのように主原料となる金属に他の元素を加える形が主な組成となる」


「確かにそうだな…」

「あぁ…」


「その組成を全て均等な5種類の元素に分けて構成する事によって高い結合と温度耐性を得ることが可能なんだ」


「それで上手く纏まるのか?」

「ああ、上手く混ざるとは思えねぇ」


「技術が進歩すれば結合は可能だが、現段階では魔力の補助を使う。その5種類の元素には均一な魔力を付与しよう」


「なんじゃと‼」「それは凄い‼」


「使う金属はクロム、コバルト、ニッケルだ。それぞれが多元素構造で成り立つ金属なのは前に話したな?」


「ああ、覚えてる」


「その元素の構成比重が均等になるように計算して用意したのがこの重量比だ。ここに魔力を付与する」


「「「神の御業…」」」


「あとはこの素材の中で1番高い融点であるクロムに合わせて2,000度以上で混ぜてやれば良い。ツルハシとショベルの型に流してやってと…よし。あとは冷ませば完成だ」


「「「………」」」


固まるみんな…


どうしたの?


〖お主は…なんちゅうもんを作るんじゃ…〗


あれ?


「久しぶりだねゴール爺」


〖久しぶりだね。じゃないわっ‼今、たった今‼この場で‼この世の何よりも強靭な金属が誕生したんじゃぞっ‼‼〗


ゴール爺がこんな剣幕になるのは珍しい…


「そうなんだ」


〖そうなんだ。じゃ、なーい‼‼反応が薄い‼まったく…お主ときたら…〗


な、なんか悪い事しちゃったのかな?


「ご、ごめんよ。ゴール爺」


〖しかも作ったのがツルハシとスコップじゃとっ‼剣でも作れば永遠に世に伝説として残るモノになったであろうに…〗


「み、みんなが作業するのに良いかと思ってね」


〖はぁー。もう良い。とりあえず、そのツルハシとスコップに持ち手を付けて炭鉱にゆくぞ〗


「わ、分かったよ」


〖コックス振ってみろ〗


「は、はい‼」


振り下ろされるツルハシ。


砕け散る石炭…


「…よ、良い性能みたいだね」


「まるで手応えを感じなかった…なんじゃ…こりゃあ…」


〖コックス。スコップもじゃ〗


「は、はい‼」


まるで抵抗の無いように石炭に吸い込まれるスコップ。


「手応えがねぇ…」


「…つ、ツルハシは要らないかもね」


おどけてみたが、どうやら駄目らしい…


〖分かったようじゃな‼ならばその金属は慎重に扱うように‼〗


「わ、分かったよ。じゃあ、とりあえず作業に当たるみんなの分も作ろうか」


〖全然分かっとらんではないかぁー‼‼‼‼〗


ゴール爺のお説教は夜遅くまで延々と続いた…

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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