新しい風
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
「ふわぁー…おはようトール」
「あん‼」
「支度して朝ご飯に行こうか」
「あんっ!」
今日も1日の始まりだ。
快晴で湿度も低く、とても清々しい朝だ。
「おはようヘスティ」
〖おはよう。ルーク。今日はご飯と鯖の味噌煮、ほうれん草のお浸しと、かぼちゃの煮物、豆腐のお味噌汁にしたよ。トールも同じで良い?〗
「あん‼」
「良いね。とても良い香り。美味しそうだ」
みんなで席に座り…
「「〖〖頂きます〗〗」」
朝食が始まる。
みんな今日も幸せそうな顔で食べている。
とても穏やかな日常だ。
食後には好みのお茶。
和食の朝はやっぱり緑茶が人気だな。
「みんな作業は順調かな?」
「問題ねぇ。トウモロコシで仕込んだ物もライ麦のやつもニューポットの出来は最高だったぜ」
「糸車の回転軸に馬車と同じボールベアリングを使った所、効率が40%上がりました。機織り機は縦と横の軸を改良した事によって折目の精度がさらに向上出来ました」
「鍛冶も問題ねぇ。やっと依頼の納品が終わったとこだ。後は補修と改良だな。早めに合金の研究に移れると助かる」
「絹糸の生産量は右肩上がりです。そろそろ小屋を増設出来るとさらに量産できると思います」
〖料理もみんな入れ替わりで街から来てくれてる。どの街でも香辛料、醸造は順調に進んでるって〗
ふむふむ。
酒造は現状維持。
紡績は蒸気機関をそろそろ導入するか…
魔蚕小屋の増設と、合金の説明ね。
よしよし。順調だな。
「分かった。鍛冶で手が空くものと紡績組で同じく手の空くもの。新しい燃料を採掘しに行こう。魔蚕小屋はこのあと直ぐに拡張しに行くよ」
「分かった」「分かりました」
「昼食後に採掘に向かうからそれまでに区切りを付けて集まれるようにしておいてくれ」
「任せとけ」「お任せください」
「じゃ、リル。早速、魔蚕小屋を拡張してしまおう」
「ありがとうございます」
魔蚕たちも大きくなった住処にご満悦のようだ。
いつも絹糸ありがとう。
さて、街はどうかな?
海の街。
「製塩、漁ともに順調です。加工品も各街に大変喜ばれるのでやり甲斐がありますね」
「なるほどな」
「牧場の方も新たに来てくれた、魔牛、魔鶏のおかげで卵と乳製品が安定供給されております。料理組が大変喜んでお菓子や料理を作ってくれてます」
「スレイプニルは?」
「この街で生まれてくれた子ももう荷を引いてくれてます。他の街と合わせて100は超えたと思いますので流通も安定しました」
よし。海の街でも蒸気動力を導入していいかもな。
「分かった引き続きよろしく頼む」
「お任せください」
平原の街。
「陶器製品と瓶の供給助かっているよ」
「ありがとうございます。街の民のモチベーションも非常に高く、やり甲斐に満ちておりますので大変良い品を作ってくれております」
「この街でもスレイプニルは順調か?」
「はい。新たに行き来する個体で血が濃くなる事も無く、上手く増えてくれております。出産含めて事故は起きておりません」
「分かった。なにかあったら直ぐに伝えてくれ」
「分かりました。ありがとうございます」
森の街。
「ここは大きいミーミルという感じだな」
「はい。おかげさまで森に入れる者も増えました。魔物素材も多く入手出来て、最近では色々と加工して製品としております」
「他の共通分野も順調か?」
「ええ。やはり早い段階でミーミルで学ばせて頂いたのが功を奏しておりますね。今も定期的に入れ替わりで大変お世話になっております」
「そうか。交易のソフィーに多くの護衛の有志を送ってくれたことにも感謝しているよ」
「有難いお言葉ですが、それも彼らの望む意志ゆえにございます。ルーク様のお望みにお応え出来る事が嬉しいのでしょう。皆、我先にと向かいたがっておりました」
「そう言ってもらえるのは嬉しいな。引き続きよろしく頼む」
「お任せください」
ソフィー。
「リミル。お疲れ様。こちらはどうだろうか?」
「町の区画などは順調に割り振り出来たと思います。ただ…」
「やはりいきなり町を作ってもすぐに人が来てくれる訳じゃないよな…」
見回してから苦笑いで返す。
まだ他所からの人は見受けられない。
「それもありますが、運営についてご紹介したい者とご相談したい事があります」
「話を聞こう」
「まずはこの者を…」
「は、初めまして、る、ルーク様‼商人のポーロと申します」
ガッチガチに緊張した人を紹介された。
「初めまして。ルークだ。よろしくな」
見かねてリミルが説明してくれるようだ。
町の活動を開始してしばらく、立ち寄る人はいてもこの町の人種を見るや皆逃げるように帰ってしまっていたらしい…
色々あったからなぁ…
無理もない。
そんな中、利益度外視でこの町の良さを知ってもらおうと色々試す中で来てくれたのがこのポーロだそうだ。
利益度外視とはいえ、物の値段と品質に危惧を覚え、この町が上手く俺の望む通りに技術の発信が出来るようにアドバイザーとなり人間達の街との折衝をしてくれる事になった。
という経緯を聞いた。
「ありがとう。よろしく頼むよ。もちろんこの町が君の商売の役に立つことも願っている。困ったことは相談してくれ」
「あ、ありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します」
平伏されてしまった…
うーむ…
読んでいただきありがとうございます。
評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。
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