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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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ガラス

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


さて、スレイプニルのおかげで輸送力が大幅に向上した。


各街を試験的に行き来しながら各牧場で過ごすことしばらく。


そのままさして問題無く、実用的にも運用が始まっていた。


行き来する中で子供が出来たら妊娠に気付いた牧場で慎重に出産まで面倒を見る方向でルカク、ロブ、リュートと話をまとめた。


各街でも牛やイノシシ、鶏の畜産が始まっており、狩に加えて食料事情も良くなっている。


魔牛と魔鶏も血の濃く無いものを選んで渡してある。


こちらは牛乳と卵の生産量がとても多いので非常に助かる。


みんなも大変喜んでくれている。


パンも時折、各街に赴いて動物や魔物達への接し方などを伝えてくれているそうだ。


スレイプニルによって輸送力が向上してくれたので平原の街でガラス産業に取り掛かることにした。


「大分時間がかかってしまったが始めよう」


「はい‼ありがとうございます」


先ずは素材の収集だ。


石英とトロナ鉱石、石灰岩を切り出して運ぶ。


スレイプニル。凄い。


石英70%。石灰岩12%。トロナ鉱石18%


この割合で良いだろう。


石英だけでも作れるが融点が高すぎて扱いにくい。


石灰岩の耐水性も必要だ。


化学研究が進めば炭酸ソーダの合成も可能になるが…


まだ早計だな。


一応、石英のみでも作り出せるように炉はコークスを燃料としても耐えるように構成した。


「素材の割合はこの配合が1番扱い易いだろう。溶けだす温度が低く、成型しやすい」


「なるほど‼」


「このようにドロドロになるまで炉で溶かす。そのあとこの様に手吹きで成型するも良し、型に流すも良しで成型する」


「この型は溶かす物より耐熱性が必要になる訳ですね」


「そうだ。型で冷えて固まった後、表面を擦って荒らしてやると見えないガラスを作ったりも出来る。あとは色付けも可能だ」


「色付けですか?」


「ガラスの素に金属を加えてやると色が付く。いろいろためしてみると良い」


「これは…やりがいがありますね」


「そうだな。ガラス素材に使う鉱石の成分を工夫して作り出すことも出来る。少しずつ進めて行こう」


「分かりました‼」


モチベーションは非常に高い。


良い事だ。


ミーミルに戻ってお茶の時間を楽しみながらふと思いつく…


そういえば気温の上下は感じるが季節という物はあるのだろうか?


【この辺りは1年を通じて温暖な気候です。雨は降りますが、雪が降るようなことはありませんね】


ミニルが教えてくれた。


なるほど。


とても恵まれてるんだな。


気温の上下はそこまで体感する程の変化では無く、季節を感じることが少ないので実感は薄いが、どうやら結構な時間が経っているようだ。


魔牛と魔鶏、スレイプニルの数と、街に行く時に見かける子供の成長が時間の経過を知らせてくれる。


自分の生の中でどれだけの事が出来るのか。


ふとそんな事も考えるが…


これについてはなるようにしかならないだろう。


とりあえず恒例の新レシピを提供しよう。


海の街でもらった日干しの昆布と…


遂に完成した味噌と醤油。


そして倉庫星にある海産物。


よし。鍋だな。


魔力を熱に変換する仕組みを鉄板に付与。


卓上コンロを作る。


長ネギ、にんじん、白菜、しいたけ、えのき。


野菜はシンプルに。


しいたけと昆布を40度ほどのお湯に浸してしばし待つ。


その間に他の具材を用意する。


ハタや鱈、エビの下ごしらえ。


昆布を取り出して、下ごしらえの海鮮を入れる。


野菜を加えてフタをする。


この土鍋は平原の街にお願いして作ってもらった。


300個もすまない…


具材に火を入れる間に追加の食材と〆用にうどんを用意。


さらに醤油にすだちとカボスを絞ってポン酢を用意。


もみじおろしと一味唐辛子。


薬味もシンプルで良いだろう。


試食…最高‼


〖ホクホクのお魚と野菜。この酸味のあるタレが良く合う。でも…この味の深さは…〗


「それが出汁の力と醤油の味わいだよ。どうだい?」


〖すごく美味しい‼この味わい…凄い‼すごく懐深い‼〗


「ヘスティにお墨付きをもらえるなら大丈夫だな。醤油もいろいろと試してみると良いよ。更に驚くと思う」


〖うん‼楽しみ。それにこの調理方法…〗


「ああ。具材は選ばないよ。これも色々試してみると良い。味噌で仕立てても美味しいんだ」


〖うん‼鍋の煮汁に味を付けても美味しそう‼〗


「そういう事だね。お肉をベースにしても美味しいし、大根を大量におろして鍋に入れるのが俺は好きだな。甘みがあって美味しいんだ」


〖見た目も美しそう‼〗


野外食堂には4~5人に1台ずつ土鍋を囲んで楽しむみんながいる。


みんないつも以上に楽しそうに会話しながら食事を楽しんでいるようだ。


お鍋を囲むと仲が良くなるって話もあったな…


うん。これからもヘスティによっていろいろなお鍋が生み出されて行くだろう。


楽しみだな。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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