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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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海の街~漁~

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


流通の目処が立ったので各街の牧場にもスレイプニルが過ごせる設備を設置した。


行き来する間には良く休ませてやって欲しい。


他の種類の動物は各街ともいろいろと考えているみたいだ。


狩で捕まえる近場の野生の動物達の生態などを研究しているそうだ。


命への感謝の気持ちを忘れないように伝えておいた。


海の街の製塩はとても順調に進んでいる。


流下式のおかげで予定より人手も少なく、大量の塩を確保出来ているため、さらに良質の天日塩の説明もしておいた。


味わいのある塩の誕生に期待したい。


さて、次なる産業はいよいよ漁である。


麻と綿を用意して漁網を作る。


編み方に精通している者もいてとてもスムーズだ。


他の者達へも丁寧に教えていて仲の良さに微笑ましくなる。


材質はポリエチレンなどが劣化に強く望ましいのだが石油精製をいきなり始めるのはどうかと保留している。


ただ、どの街の傍にも炭鉱はあるし、海底と地上に大規模油田もあるのでいずれ開発は進められるだろう。


漁網は完成したので、とりあえず投網漁。


重りを付けてあるとは言えいきなり50mも飛ばすとは思わなかった…


びっくりした…


そして大漁である。


船いるのかな?


まぁ、沖合に出られれば種類も増えるか。


「網を使う漁は根こそぎ魚を捕まえてしまうこともある。たくさん獲れるからと消費しきれないほどの漁はしないようにな」


「はい。海への感謝を忘れず、素材は大切にします‼」


よろしい。


さて、沖合に出られるように造船だ。


「船を作るのに大切なのは設計だ。他の事にも通じるが設計図を作ることによって同じ型の物を同じ性能で作る事が出来るようになる。まずはその説明をしよう」


「なるほど。今までは自分の使う物だけを感覚で作っておりました」


「そうか…そうすれば他にも応用がきく…」


納得してくれたようだ。


製図の概念を説明する。


みんな真剣だ。


説明しながら長さの基準となる物、計測道具、加工道具などの見本を作り、説明していく。


ミーミルの紡績組のときと同様。


元の地球の基準に合わせている。


鍛治の技術が伴えばこの街でも生産出来るだろう。


それを元に設計図に従って部品を作り上げていく。


竜骨を元に組み上げる木造船。


ガラス素材の利用。石油精製が始まれば型取りをして行うFRPを使った造船も可能になるだろう。


概念だけは説明しておく。


あとは技術を磨き研鑽して良い船を作れるようになって欲しい。


ついでに昆布の加工も説明しておく。


美味しい出汁のためにどうかよろしくお願いする。


「こうして石を敷き詰めた場所に日干ししてくれ。製塩場所と同じように雨は防いであるが、天候に注意して晴れた日に行って欲しい」


ついでに干物。


木で枠を作り、網を日当たりの良い形に斜めにかける。


「ここも鳥や虫が入らないようにしてあるが自分たちで新しく作る場合には、全体に網などで囲うと良いだろう。風と日光は出来るだけ通るように工夫してくれ」


魚を開いて3枚にする。


「ワタなども発酵させてやると使い道がある。使い方を確立するまでは排水路に流せば栄養だけ残して分解してくれるから無駄にしないようにな」


12~13%の塩水を作り、30分ほど浸す。


表面の塩水を軽くすすいで干す。


「完全に乾燥させてやると保存が良くなる。すぐに消費する物も干し加減で味わいに変化が出せるから工夫してみてくれ」


イカの一夜干しとかも美味しいよね。


あ、マヨネーズを作らねば…


まずはお酢か。


「さらに、調味料を使って漬け込んでも美味しくなる。この辺もいろいろ試すと良いだろう」


「調味料はミーミルに料理を学びに行った者によって既にいくつも作り初めております。みなも大変食事に喜んでおります」


森の街までスレイプニルなら1週間で行ける。


森の街でも魚を食べられるようになるだろう。


そう思っていると。


「冷凍で輸送も出来るので各街へ新鮮な物も配れます」


と、言われた。


冷凍技術と保冷技術は結構進歩しているらしい。


船の見本も出来たので試運転がてら地引き網も試してみる。


こちらも大漁。


たくさんの海産物を分けてもらった。


倉庫星に保管。


ヘスティが喜んでくれそうだ。


さて、帰ってお酢を作るか。


純米酢からにしよう。


基本的には日本酒と同じ工程。


酵母を加えた酒精の発酵段階までは一緒。


出来上がった段階の物を濾して酢酸菌を加えて熟成させるとお酢になる。


他の穀物でも同様。


酢酸菌の素だけは用意してミーミルの醸造組に渡しておく。


説明がてら仕込んだ今回は熟成工程を魔法で省略してお酢を完成させた。


新たな調味料に喜ぶ料理組。


その横で純米酢で手早くマヨネーズを完成させ味見する。


うん。癖が無く大変良い出来だ。


「驚きました。すごく濃厚でコクのある味わいです」


「何にでも合いそうですね」


この地球でもマヨラーが誕生するだろうか。


さらに酢飯を作り、青背の魚を酢締めして押し寿司を作る。


大好評。


また食生活が豊かになった。嬉しい限りだ。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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