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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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足が8本といえば…

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


森の街でミーミルでの学びを希望する者が多いと聞いた。


森の街からミーミルまでは歩いて10日ほど、慌てる必要は無いが準備は進めておこう。


リュートから聞く所によるとエルフ、ドワーフには独身の者が多く、人間は家族で行く者が多いと言うことだ。


と、なればドワーフ達の50人の集合住宅型を個室付きにして20棟、戸建てが100棟もあれば良いだろうか。


作業エリアに近い方を拓き、建造することにする。


3箇所の大型銭湯と…


倉庫も必要だな。


そこまで急ぎでは無いのでじっくり計算して動線などを考える。


コンパクトにまとめられつつも、空間は確保。


狭さにストレスを感じることの無い形を目指す。


しかし…こうなるとミーミルも大分賑やかになるな。


作業は順調に進み、各作業のリーダーとも受け入れについてよく話をする事が出来た。


そんな時…


ヴィーが魔物の群れをミーミルへと連れて来た。


「この子達は?」


【前からルーク様が馬車のことを話していたので連れて参りました。群れごとコーストベアに襲われておりましたので】


「コーストベア?」


【虐殺熊とも呼ばれております】


ホロコーストの事かな?


「その熊はどうしたんだ?」


【倉庫に入れておきました】


…なるほど。流石ヴィー。


「ありがとうヴィー。しかし、この子達は馬なのか?足が8本あるんだが…」


【スレイプニルで御座いますね。とても賢く、仲間想いの良い子達です】


「なるほどな。ありがとう。ヴィー」


30頭ほどのスレイプニルの牧場を作ることにする。


とりあえず、魔牛達の牧場に連れて行く。


お互いの顔見せをしてみた。


どちらもおっとりとしており、興味はあるみたいだけど喧嘩するような素振りは無い。


これなら魔牛牧場と併設で良いだろう。


馬…とは違うかもしれないが習性が似てるなら走り回れるくらい広い方がストレス無く過ごせるな…


芝を満遍なく敷き詰める。


ご飯は何が良いだろう…


【スレイプニルは雑食です。ただ、森に自生する植物や果実などを好んで食べますね】


なるほど。なるほど。


えん麦、小麦、大麦などの広めの畑と、低木のぶどうの木、みかんの木、各種ベリーなどの木を植えておく。


お風呂と厩舎を作って寝藁もたっぷり。


魔牛に倣ってトイレも作ってみた。


一応、飼葉桶も用意して大豆、オリーブなど食品加工の副産物も食べてくれるか試してみたらとても喜んで食べてくれた。


ちなみに魔牛にも与えてみたらこちらも喜んで食べてくれるみたいだった。


今まで気付かなくてすまない…


〖嬉しいな。新しい子達が来てくれたんだ〗


「パン。よろしくね。牧畜の勉強をしに来てくれる人達ももうすぐ来ると思う」


〖分かった。任せて。今も料理や手の空いているエルフやドワーフ達が手伝ってくれてるんだ。問題は無いよ〗


「そうだったんだ。把握してなくてすまないな」


〖ルークはそれでいいんだよ〗


そうなのかな?


まあいいか。


さて、馬…スレイプニルが来てくれたのなら馬車も作ろう。


荷車型で考える。


整地以外の場所も問題無く進めるようにするならサスペンションは独立懸架式になるな。


コイルスプリングに合わせて板バネも採用。


車軸と車輪は魔合金。


車輪はさらに樹脂でコーティング。


ゴムでは無いので弾性と強度は劣るが、魔力を込めて補っている。


繋ぎ目にはボールベアリング。


荷台の幅を街道を基準にして計算すると…


ダンプカー並の大きさになった…


強度のために金属も多用しているのだが…


2頭引きで引けるかな…これ。


大変な重量になった気がする。


【スレイプニルはとても力持ちなのでこの程度なら1頭でも引きますよ】


「え、本当に?」


【走る速さも普通の馬の倍は早いです。しかし、スレイプニルの特徴はその強靭なスタミナですね。馬の5倍は軽く移動します】


「それは凄い」


いや、本当に凄い。


乗馬用の普通の馬でも50km/hは出せるはず…


100km/h以上で駆けるのか…


危なくない?


しかし、スタミナがあるのは有難いな。


街の間を3日で移動出来そうだ。


是非とも安全には留意して運行してもらいたい。


物は試し。


ハミと手綱、馬装を用意してスレイプニルに試し引きをしてもらう事にした。


街へと向かう街道に落下物が無いかよく確認して…


出発‼


おお‼問題無く進む。


乗り心地も悪く無い。


緩衝材を使えば陶器やガラスの輸送もいけるな。


御者の経験があるドワーフも乗り心地に驚いてる。


「無理の無い範囲でスピードを上げてくれ」


「分かった」


…すっごく早い。


景色が流れて行く…


しかも揺れない。これは街道の整地のおかげかな?


試運転は終了し、スレイプニルにお礼を言って労う。


ご褒美の果物盛り合わせを喜んでくれたが…


それを見た他のスレイプニルが自分も荷車を引きたがって少し困った。


「問題無さそうだな。とりあえず量産するよ。改善点は運行しながら次の形に反映させていけばよいだろう」


「普通の御者経験があれば務まると思う。馬より賢いな」


「そうか。これで各街の流通の目処も立ったな」


思わぬキッカケではあったけど、ヴィーに感謝だな。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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