宴 再び‼
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
色々とあったが落ち着いた。
久しぶりにゆっくりと流れる落ち着いた時間だ。
そんな日常に来訪者があった。
〖ルーク様。亜人達のこと。本当にありがとうございました〗
火の精霊だ。
「よく来てくれたな。これからも何時でも気軽に来てくれると嬉しい」
〖ありがとうございます〗
精悍な姿をしている。
とてもイケメンだ。
「名を決めても良いだろうか?」
〖私にも名を授けて頂けるのですか?〗
「イフリート。で良いか?」
〖イフリート…素晴らしい名を有難う御座います〗
「気に入ってもらえると嬉しい」
〖はい。何故か…とても私に馴染みます〗
「そうか。良かったよ」
〖ようやく来たの。火の…イフリートか〗
〖良い名だなイフリート〗
〖本当によく馴染むわね〗
大精霊仲間の評判も良さそうで一安心。
さて、エールとラガーも完成している事だし…
「ヴィーやミニル。イフリートの歓迎会をやろう」
〖おお‼ 宴じゃな‼〗
〖良いわね〗
〖楽しみー‼〗
ドワーフやエルフ達、出張組のみんなも宴の言葉に嬉しそうな様子だ。
「久しぶりにバーベキューだ。酒はエールで行こう‼」
〖〖〖「「「おおぉー‼」」」〗〗〗
「次の日の仕事には影響させないように、各々ちゃんと考えて飲むんだぞー」
「「「分かりましたー」」」
大丈夫そうだな。
魔物のお肉を大量に用意する。
毛皮を剥ぐのも、部位の取り分けも、血抜きも。魔力だと本当に楽だよなぁ。
食べられる物をヴィーが教えてくれる。
鳥、猪、牛型の魔物と…オーク…ミノタウロス…何か良く分からない物……
食べられるんだよね?
と、野菜で串を用意していく。
串もさらに大量に作り足す。
ヘスティ料理教室のみんなも張り切って作業してくれるのでサクサクと進んで行く。
倉庫から焼き台を出してテキパキと並べて行く…
…足りなそうだな。
こちらもさらに増産。
焼き台に炭を起こして行く。
そして今日のメイン‼
エールとラガー‼
エールは18度、ラガーは0度近くキンッキンに冷やす。
みんなも今か今かとボルテージが上がっている。
「よーし。準備は良いなー」
〖〖〖「「「おおー」」」〗〗〗
「では、新たなミーミルの仲間の歓迎と、発展と幸福を願って…乾杯‼」
〖〖〖「「「乾杯‼」」」〗〗〗
「くぅぅー‼ なんじゃこりゃ‼‼」
「喉越しがたまらん‼‼」
〖こっちのエールは香りが芳醇じゃ‼〗
「どっちも最高ー‼」
〖このバーベキューの味わい、熱気にどっちも最高に合うぜ‼‼〗
と、大好評。
良かった良かった。
しかし、それを寂しそうに見る一部の人達。
街から来てくれてるみんなだな。
「どうした?」
「いえ…すみません…街のみんなにも…このように振る舞ってあげたいと思いまして…」
「そうだな…君たちはその時のために来てくれているんだ。だから、いざその時が来た時のために、今を楽しめ‼楽しみ方もみんなに教えてあげれば良いのさ」
「……そうですね‼ そうします‼」
そう言ってやっと笑顔となり、輪に加わって行ってくれた。
そうだな。街のみんなはどう過ごしているだろう。
顔を出した時は問題無いと言ってくれているが…
そろそろ…それぞれの街で何が出来るのかも考えておいても良いのかも知れないな…
まずは海の街。漁と製塩が特産になるのは良いとして…
かつお節や昆布も作ってくれると嬉しいな。
平原の街。器用な者が多いと聞いた。
硝子や土器なんてどうだろう? 近くにはいろいろな鉱脈もあるし、有効に活用してもらえると嬉しい。
森の街。狩猟や採集。その素材を活かして何か…
どの街でもお酒と牧畜、繊維業は必要だろうから、それは共通として…各街毎の特色が自然と生まれるだろう…風土が違うからな。
街同士で交易も出来ると良いかな。
なんて考えていると声がかかる。
【何かお悩みですか?】
「いや、考え事だよ。これからの亜人達についてのね」
ミニルだ。
【彼らは幸福でありましょう。ルーク様に導かれるのですから】
「歩みを進めるのは彼ら自身さ。俺は見守って…時々少しだけ助言をするだけだよ」
【そうですね】
賑やかで穏やかな時間がゆっくりと流れていく。
【ミニル。ルーク様を独り占めするのは良くありませぇーん】
ヴィーも来た。
酔ってる?
【ひ、独り占めなどしておらぬわ‼】
構わずヴィーは抱きついてくる…
【ルークひゃま。撫れてくらさいー】
すっかり甘えモードになってるようだ…
どうしよう…
人の姿だととても撫でにくいんだが…
困って視線をミニルに向けると…
【わ、私も撫でて欲しいです】
ミニルも乗ってきた…
違う。そうじゃないんだ。
ヴィーを止めてくれないだろうか。
しょうがないので魔力を込めて撫でる。
慎重に…加減を間違えないように…
【【ふぁぁぁぁ…】】
とても気持ち良さそうに俺に抱き着く美人が2人。
何故だろう…背中がゾクッとした…
不意に空を見上げる。
とても良い笑顔をこちらに向けているレイナの顔が見えた気がした…
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