お弁当っていいよね
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
ヴィーは美味しそうにお弁当を食べてくれている。
「良かったら何時でもミーミルに来てくれ。ミーミルでは朝と昼と夜に料理を作ってみんなで食べてるんだ」
【ありがとうございます。しかし、私はあまり人前に出る訳にも参りませんので…】
「そうだったのか…分かった。トールと同じ食べ物をここに置いておくよ。そのままだと他の魔物などに食べられてしまうかも知れないから…少し待ってて欲しい」
そう言って岩山の一部を変質させて小部屋を作った。
「この部屋に置いておく。一応、鍵もかけられるようにしておく。この扉はタングステンとコバルトを合わせて魔力を込めてあるから簡単に壊される事は無いだろう」
【……オリハルコンよりも強靭な金属に見受けるのですが…】
「あ、そうなんだ…まぁ気にしないで。ついでだ。トールの寝床に使ってる綿も置いておくよ」
【ありがとうございます。この子と同じものを食べ、寝床も同じにして頂けるとは…離れていてもこの子を感じられます】
喜んでもらえて良かった。
さらに、いずれは街道を使って魔物の間引きを森の街の人に手伝ってもらおうと思っていること、俺も時間を見つけては間引いて素材をもらうようにする事などを話した。
話も落ち着いたので、ミニルの方にも行くことを伝える。
ヴィーにおおよその場所を聞く。
直ぐに分かると言われた。
最後に、人の姿でもミーミルに来るのは躊躇われることなのか?
と、問いかけると…
その手があった。
という反応をしてたのでその内来てくれるだろう。
魔物を有難く倉庫星に収納させてもらい、トールを抱えて空に浮かびながら別れを告げる。
人の姿で微笑みながら手を振ってくれるヴィー。
トールを伴って空に上って行くと、程なくして丸みを帯びた地平線の中にびっくりするほど大きな山が見えてきた。
すぐに分かるって言ってたけど本当だな…
どんだけでかいのだろう…
多分、数千kmは離れてると思うけど、上空からとはいえはっきり見えるとは…
まぁいいか。行こう。
しっかりとトールにも魔力を纏わせて、空気からのバリアを作る。
ふと、どのくらいの速さが出せるのか試してみようと思って全速力を試してみた。
直ぐに魔力の障壁の周りが凄まじい熱を帯び始めたのでやめておいた…
危ない危ない。
山の頂上にミニルを見つけたので降下することにする。
「やあミニル。元気かい?」
【はい。ルーク様。ご機嫌麗しく】
「昨日のお礼にお弁当を作って来たんだ。良かったら食べてくれないか?」
【有難く頂きます】
そう言ってヴィーと同じように人の姿になるミニル。
こちらも美人さんである。
美味しそうにお弁当を食べてくれるので、ヴィーと同じように人の姿でミーミルにも気楽に遊びに来てくれ。
と、伝えておいた。
そちらも喜んでくれて嬉しい。
用事も済んだのでミーミルに戻る。
丁度おやつ時だったので、ヘスティに今日の感謝を伝える。そのついでに新しいおやつである、ドーナツを教えることにした。
難しい点はベーキングパウダー。
重曹を海水から電気分解で取り出して用意した。
他にもトロナ鉱石を見つけてあるので、炭酸ガスが作れれば精製出来るだろう。
重曹に濃縮したぶどうの果汁とコーンスターチを加えてベーキングパウダーを作り出した。
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいにかける。
無塩バターに熱を入れて溶かす。
容器に卵、魔牛乳、砂糖、溶かしバターを混ぜながら加えていく。
そこにふるいにかけた粉を混ぜて生地を作る。
冷蔵庫で冷やす。
台に打ち粉をして生地を1cmほどに伸ばす。
ドーナツ型でくり抜く。
あまりは丸めてボール型に。
低めの温度。
150~160度ほどで揚げる。
きつね色で裏返し、その後はカラッとなれば出来上がり。
砂糖をまぶして完成。
ドーナツ型の型抜きと油で揚げるという発想にヘスティが大喜びしてくれて嬉しい。
出来上がりの味にもみんな大変喜んでくれた。
食べ過ぎると夜ご飯が食べられなくなるので1人1つくらいにしておくように言っておく。
その後、布団作り。
夜ご飯は揚げ物というのに刺激を受けたヘスティと一緒に早速ボアの肉でとんかつならぬボアカツを揚げることにした。
あ、ソースも欲しいなぁ…
作るか。
あ、お酢が無いな…
まずはお酢を作らなければ。
ソース作りに醤油もあると味に深みが出るんだが…
まぁ醤油の完成の楽しみが増えるってことで良いか。
ボアカツとご飯の組み合わせはとても美味しい。
カツカレーも良いよ。
と、ヘスティに伝えると明日には作ってみたいと喜んでいた。
カレーはヴィーとミニルも喜んでくれるだろうか?
そんなことを考えながらお風呂へと向かう。
のんびりとお風呂を楽しんでいると人間達の国の方に光の柱が立った…
あの光はミニルだな…
そうか…
俺の言葉は上手く伝わらなかったようだ…
願わくは被害が無関係な人達に及んでいませんように。
と、願いを込めて見つめていた。
思考を切り替えて布団のことに移す。
エルフ達にお願いしていた分と合わせて足りるかな。
エルフには引き続き服の制作もお願いしている。
明日は渡しに行こう。
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