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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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まずは休みましょう

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


「ふぁーあ…」


まだ眠い…


帰ってきたの深夜だもんな…


まぁ、しょうがない。


朝ごはん。


ヘスティ。いつもありがとう。


食後にお茶を飲みつつ、ドーリス、リリー、ヘスティ、リリス、バルデと話をする。


各々の分野毎に簡単なヒントを与える。


滞っていた作業へのきっかけになってくれたようで、聞いた者から我先にと作業へ向かって行った。


ただ、ヘスティだけは呼び止めた。


「ヘスティ。海の精霊に会ったよ。海の精霊も君に会ってみたいって言ってた」


〖うん‼ 知ってる。私も早く会ってみたい‼ あと…〗


「あと?」


〖火の精霊もルークにありがとう。って伝えて欲しいって〗


「そうか。ここに来てくれればいいんだけどな」


〖多分。まだ心配なんだと思う。みんなが大丈夫って思えたらきっと来てくれる〗


「そっか…あ、ヘスティにお願いがあるんだけど」


〖何?〗


「お弁当…料理をまとめて持ち運べるようにした物を作りたいんだ。昨日のお礼にヴィーとミニルに届けたい。あとは新しい街の人に食べてもらって料理への関心を持ってもらいたい。量が多いから手伝ってくれるかな?」


〖うん‼〗


ヘスティと一緒に大量のお弁当を作ってから、トールと一緒に街に出掛けることにした。


すると、みんなを送り届けた街の中心の噴水に俺のことを待っていてくれたように平伏して待つ人達がいた。


…一体何時からそうしていたのだろうか……


「おはよう。みんなまだ疲れているだろう? 休んでいてくれて良いから」


「いえ、このような形で私たちを救ってくださったルーク様をお迎えしないなど有り得ません」


「気持ちだけ受け取っておく。俺はあまり仰々しいのは好きじゃないんだ。楽に接してくれ」


「そう言われましても…」


戸惑う者達…


「出来るだけで構わないからそうしてくれると嬉しい」


…言い直してみた。


「分かりました。それでここは何なのでしょう…? 家には全てに清潔な水が引かれており、畑の作物は植えるとすぐに成長する。果樹は獲るとすぐに新たな実を付けます。およそ私どもの知る世界の理とはかけ離れた土地に思えます」


「ここは俺がみんなに休んでもらいたいと思って用意した土地だ」


「エルドラドで御座いますか?」


「エルドラド?」


「神がもたらすと言われる地上の楽園に御座います。神話にて語り継がれております」


「そんなに大したもんじゃあ無いさ」


「しかし…」


「ここであれば誰に侵略されることも無く、落ち着いて過ごせるだろう。だからまずはゆっくりと休むんだ」


「それは有難くありますが…」


「他のことは今は考えなくて良い。暮らしの全てを揃えてあるのは余裕を持ってもらいたいからだ。ゆっくり休んで回復し、生まれた余裕で何か始めたいと思えるようになったら教えてくれ。その時が来たらやりたい事を初めて行こう」


「わ、分かりました。何から何まで本当にありがとうございます」


涙を流しながらそう伝えてくる人々。


「とりあえず、街の暮らし方の具体的な説明をしよう。待っててくれ。他の街からも人を集めてくる。まとめて説明させて欲しい」


「分かりました」


そうして各街から300人くらいずつ人を集めて一通りの施設の使い方などを説明する。


6万人近くだと寝具の作成が間に合っていなかったのでミーミルのエルフ達に協力してもらって、今も作り続けている。


「っと。まぁ大体がこんな感じだな。畑の作物は料理をすると今食べている物のようにさらに美味しく食べることが出来るんだ。差し当たって料理をやってみたいという者がいたら教えてくれ。ミーミルで料理の勉強をすることが出来る」


お弁当を食べながらみんな壊れたように頷いてくれる。


「それと各街の指導者を選んでおいてくれ。形は問わない。みんなが納得してくれる形が望ましい」


頷きを返してくれる。


「それと、ミーミルでは様々な技術を学ぶことが出来る。そこで学びたい者は誰でも来て構わない。各街独自にやってみたいことが出来た時も遠慮なく教えてくれ。どうしたら良いか話して進めていこう」


こんなところだな。


「だが、まずはゆっくりと休むんだ。君たちは体だけでは無く、心も傷ついている。目には見えないけれど、その傷はとても深い。自分から何かをやりたくてたまらない。と、思えるまではとにかく普通に暮らしながらその傷を癒すんだ。分かったか?」


再び深く頷いてくれるみんな。


「よし、じゃあ解散とする。地理は説明してある通り、各街の間は300kmはゆうに離れている。普通に歩くと10日ほどの距離だ。初めの内は無理をして行き来することは無い。俺は少なくとも数日の内には顔を出すようにするから問題などはその時に伝えてくれ」


平原の街と森の街へそれぞれの民を送り届けたあと、森の中心へと向かった。


そこにはまたうず高く積まれた魔物が…


昨日帰ってきてからもヴィーは魔物を狩っていたのか…


するとヴィーが来てくれた。


【ルーク様ご機嫌麗しく】


「ヴィー大丈夫か? 昨日も遅くまで付き合わせてしまったのに、こんなに魔物を狩らなきゃならないなんて大変じゃないか?」


【役目ゆえに苦ではありません。それに魔物の素材はミーミルにてこの子も喜んでくれていると聞きました。そう思えればこそ、大変では御座いませんよ】


優しい顔をしてる。流石お母さんだ。


「そっか。今日はお礼を兼ねてお弁当を作って来たんだ。トールもいつも食べている物だから食べてみないか?」


【ありがとうございます】


快い返事に弁当を平皿に移そうとした時…


【その気遣いは不要です】


そう言ってヴィーが光り輝いたかと思うと、プラチナブロンドの美人がそこに居た。


びっくりした…


「人の姿になれるのか。ならその方が食べやすそうだな。ひょっとして神竜も?」


【はい。神獣は思いのままに姿を変えることが出来ます。好きな見た目というわけでは無く、元の姿をその存在に当てはめた姿に限られはしますが…】


ヴィーはフェンリルでも超絶美人らしい…


撫で回したことが思い出される…


反省…

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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