準備は整った
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
平原の街の開発と森の街の開発も完了した。
1度作ると深く考えなくて良い分、やっぱり楽に作業が進むな。
家の構造以外は非常にスムーズに作業が進んだ。
平原と森の街は種族毎にそこまで特筆する種族がいないため、ミーミルの建築で問題無いだろう。
あとは森の街道か。
確か森の魔物がとても強いから誰も森に入らないって言ってたからその対策をしよう。
街道を覆うように魔力で囲う。で良いだろう。
そして固定。
うん。
自分からは出られるようにしておけば採集や魔物を狩ることも出来るだろう。
危なかったら街道に逃げてもらえば良い。
出来れば魔物を狩ってもらってヴィーの負担を減らしてあげて欲しい。
よし。ミーミルに戻るか。
「みんな変わりないか?」
「「「何も問題ありません」」」
それも少し寂しい…
まぁ良い事だろう。
寂しいのでトールと遊ぶ。
どうやら置いて行ったことが寂しかったみたいで、戻ってから切なそうに鳴いて足元から離れないんだ。
いや、ほら…成層圏に行くつもりだったから心配で…
その後は流れで…
うん。ごめん。
今度からちゃんと一緒に行くか確認するから。
ボールを作ってあげたらとても喜んでくれた。
今度、フリスビーも作ろう。
さて、こうしている間も辛い思いをしてる人達がいるな。
もう夜だけど…
手早く晩御飯を頂く。
ヘスティいつもありがとう。
〖僅かな時間で街を3つも作るとは…〗
〖もう驚かないわ〗
〖疲れてしまうでの〗
〖で、こんな時間だがもう行くのか?〗
「ああ。こうしている間も辛い思いをしている人達はいるからね」
そう告げて、トールを連れて森の中心に向かう。
もう魔物が山積みになっている…
有難く倉庫星にしまっておく。
そこに魔物を咥えたお母さ…ヴィーが現れた。
「こんばんはヴィー。すまないが、戦争の被害者を新しい土地に案内したいんだ。協力してくれないか?」
【ルーク様の望みとあらば、このヴァジュラ。協力は惜しみません】
そう言ってくれるので、更に詳しく説明をしておく。
【そのお考えならば急がれた方がよろしいでしょう。神竜もまもなく目覚める頃かと思います】
良かった。あまり時間は無かったらしい。
「ウィンディ」
そう呼びかけると、どこからともなくウィンディが現れる。
何となく呼んでみたが来てくれた。
〖こんばんは。ルーク。ヴァジュラ様〗
「ヴィーは協力してくれる。早速向かおう」
〖ええ。案内するわ〗
「ヴィー。すまないが運んでくれるか?それが一番早そうだ」
【はい。喜んで】
トールを抱え、ヴィーに跨って魔力を流し、ヴィーの意識に繋げる。
「これで空を駆けることが出来ると思う。ウィンディ。案内を頼む」
ウィンディは青い光となり、ヴィーは空へと駆け上がる。
ウィンディの光に導かれるように美しい夜空を駆けて行く。
辿り着いた場所は周囲を岩肌に囲まれた開けた土地だった。
炎の壁が高く聳え、岩山の上には鎧を身に付けた人間の軍隊。
忌々しそうに炎を見ている。
それを炎を挟んで見上げるように怯える人々。
追い詰められた人達を炎の壁で守っているのか…
しかし、みんな突然現れた俺達を呆気にとられたように見ている。
俺達は追い詰められた人達のそばに降り立って話しかける。
「詳しい話は後でする。とりあえずこの壁をくぐってくれ」
そう言いながら海の街へと繋がる魔力の壁を作り出した。
ウィンディが顕現し、ヴィーと共に補足する。
〖みんな。神獣様のお導きです。この先にあなた達の安らげる場所があります。お急ぎなさい〗
怖ず怖ずという様子だが、1人、また1人と光の壁に向かう亜人達。
壁を通る人達は忽然と消えていく。
しかし、亜人達が次々に消えていく様子を見ていた軍隊の指揮官が…
「なっ!? お、おい矢をかけろ‼」
と、命令を出した。
戸惑う兵士達…だが命令には逆らえぬようだ…
一斉に矢を番え、引いて来た。
俺は空に再び光の壁を作り、それを兵士達の頭上へと繋げる。
致命傷を避けて降り注ぐように。
自分達の放った矢が自分達に降り注ぎ慌てる軍隊。
派手に動かれると致命傷になってしまう…
そこに語りかける。
「どういうことだ? この人達を殺すためにこの戦争をしていたのか?」
「動けんようにしようとしただけだ‼」
「当たり所が悪ければ亡くなる者もいただろう」
「微々たる犠牲だ‼ このままおめおめと逃がすよりはましだ‼」
また悲しい気持ちが沸き起こる…
狙いをズラして降らせたので兵士に死人はいない。
どうやら兵士達は魔法によって回復されているようだ。
と、そこへ…
【グルオオオオオオオオオ…】
天上から地の底まで響くんじゃないかという咆哮が響き渡った。
さらに…
周囲の山ほど巨大な竜が飛来した。
「おお! かっこいい‼」
〖そういう場合じゃないと思うわ〗
【神竜よ。目覚めたか…】
「し、ししし…神竜だと!?何故っ?」
【決まっておろう。役割に従って貴様らに滅びを与えるために来たのよ】
「我らを滅ぼす!? 何故です‼? 我らはあなた方を敬いこそすれ…仇なす事など何も…」
【我は自らの役割を全うする。我の身に向けられる敬意など、なんの意味も持たぬ。自分の力を驕り、他の種族に害をなそうとした己らの傲慢さ故の滅びだ。受け入れるがいい】
絶望したように座り込む軍隊。
神竜の口に今にも溢れんばかりの光が集まる。
凄いな…まさに消滅の光だ。
だけどこのままじゃ…
そう思うと体は勝手に動いていた。
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