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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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開発

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


「さて、じゃあ始めようかな」


〖私も見ていて良いでしょうか?〗


「もちろん構わないさ」


先ずは流通の要として街道を作ろう。


森からこの岬のあるここまで、森を突っ切ってミーミルまでの最短距離を直線にすると…


「1,500kmくらいかな?横幅は大きな馬車などが行き来出来るように広く…人や馬の足に負担がかから無いようにクッション性も必要だな。街道予定線上にある素材を使わせてもらおう」


そう言って魔力を広く深く伸ばす。


地盤を安定させ、水平を保てるように。馬車の車輪の圧力に負けないようにと表面は固く、それでいて人や馬が歩く衝撃は地面の中に吸収されるように…

衝撃吸収を持たせる分、強度は犠牲になる。

経年で起こるであろう凸凹に対して、敷き詰めた物質の間隔を魔力で形状記憶させて復元される様に付与をした。


「こんなものかな」


〖素晴らしいです。利用する者への想い。素材への想いがこんなにもとても温かい…〗


「ありがとう。ところでメイルは戦争の犠牲になった者達のことを知っていると言っていたよね?」


〖はい。良く知っております〗


「俺にその人達のことを教えて欲しい。出来れば住む人達に合わせて作ってあげたい」


〖お任せください。亜人はミーミルでお世話になっているドワーフやエルフも含まれますが…今回避難民となる者の多くは獣人が主になります。獣人には陸地に適正のある者、水に適正がある者がおります。あとは魔族。その亜人たちと友好的な人間達ですね〗


「魔族か…どんな人達なんだろう?」


〖魔族も見た目は様々で、それぞれに特性を持つ者が多いです。扱える魔力の総量によって、人間の姿から見た目を変化させた者達がそう呼ばれております。魔力を扱える器が大きい者ほど、見た目は人間と変わらないようです」


「なるほどね」


〖あと、獣人も魔族も人間達もそうですが…今回避難民となった者達は、偏見を持つのも、持たれるのも嫌い、自然と集まって暮らしていました。中には冒険者などで能力を示し、自由に過ごしている者もおりますので」


「ふむふむ。人数はどの程度か見当はつくかな」


〖水に適正のある者でリザードマンや魚人など3,000人ほど、森に適正を示す者がエルフやドワーフなどで同じ程度、あとは魔族が2,000人ほど、友好的な人間達が50,000人ほどでしょうか〗


「なるほど。良し。じゃあ海の街、平原の街、森の街という事で3つの生活拠点を作ろう」


〖なるほど〗


「先ずはここ。海の街だね」


地理を詳細に把握するために再び上空へと向かう。


「街道に並行する様に少し離れた場所に大河がある。結構な大きさだな。氾濫した場合、街への影響も大きなものになってしまいそうだな…」


水の確保はこの大河にお願いするか。


大河に堤防を築く。

堰を設けて大型の水路を街の予定地に向けて引いてくる。中間地点にため池も設置。


そしてそこから地下を通して上水道を引き、街の中心に噴水を設けた。


上水道は太く噴水に引いた物から蜘蛛の巣の様に街の予定地全体に張り巡らせる。


飲用に適する様に成分が調整されるように、全ての水道管に付与を行う。


下水も同じ様に深さを変えて上水の下をなぞって張り巡らせる。

畑の予定地と牧場の予定地に集積する形で設計。

下水道管には栄養素への変換と不純物の分解を付与。

使い切れない分はため池を通して海に直接注ぐ様に設計した。

下水のため池には、集めた栄養豊富な水が注いだ先の海のプランクトンのバランスを整える付与を追加で行った。


〖ありがとうございます。海にも栄養の多い綺麗な水を頂けるのですね〗


「もちろんさ」


次は畑と果樹園。


ミーミルの畑を基準にして20,000人規模と想定すると…


このくらいの大きさで良いかな。


一通りの種を植えて作物を実らせておく。


牧場。


とにかく広めに確保して牧草を敷き詰めておく。


そして住居。


これが悩ましい…


まぁ、後で手直しも出来るか。


とりあえず整地する。


建築用に畑を作り、木材を確保。


植えると成木になってくれるのでとても捗る。


戸建てを6,000戸、ミーミルのドワーフ達のような集合住宅を1,000戸。


各種族の暮らしの特徴を聞いてカスタマイズする。


シャワー室は付けるけど浴槽は無し。


300戸毎に大型の公衆浴場を設置しておいた。


是非とも裸のお付き合いでより一層、仲を深めてもらいたい。


各戸に水道は設置してあるけど、上水道に井戸も接続して住宅街から広げるように置いておく。


これで人が増えても井戸に沿って建築して行けるだろう。


「こんなところかな」


〖素晴らしいです。街並みも整然ととても美しい…ですが、よろしかったのですか?余りにも与え過ぎると、与えられる事が当然と考える者もおりましょう〗


「ああ。分かってるよ。ただ、今回は理不尽に居場所を奪われ、深く傷ついた彼らに癒しが必要なこと。それと…ここで暮らしに不安が無い状況で余裕を持って技術を磨いて欲しいからその様に初めに環境を整えたんだ」


〖なるほど〗


「この先もずっと何から何まで面倒を見るわけじゃない。彼らが落ち着いたらそこからは彼ら自身の出番だ。存分に励んでもらいたいと思ってる」


〖この海の街ではその様に彼らを導いてまいりましょう〗


「メイルがいるなら安心だね。じゃあ、俺は平原の街、森の街を同じように作ってくるよ」


〖分かりました。またルーク様にお目にかかるのを楽しみにしております〗


「ああ。俺も楽しみにしてるよ。メイルに余裕があるなら是非、ミーミルにも来て欲しい。ヘスティが作る料理や甘味はとても美味しいんだ」


〖はい。私も新しく生まれた料理の子に会いたいと思います〗


再び向けてくれるとても穏やかな微笑みを背に、俺は他の街の開発へと向かうのだった。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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