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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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みんなのいる日常

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


今日も気分良く目が覚める。


起きるとトールが駆け寄って来てくれるので抱えて撫でる…


…大きくなったな。


早くない?


最初に作った小屋は手狭になったろうと聞くと…


「くーん…」


と、申し訳無さそうな返事が返ってきた。


場所を考える…


開放感がある方が良いだろうと、そのままトールと外に……


凄い勢いでズボンの裾を咥えている…


「家の中が良いか?」


「あん‼」


そういうことらしい。


しかし、足を見ると大きくなりそうだ。


いや。お母さんが大きかったよね。


という事で綿わたで簡単に居場所にすることにする。


どの辺が良いかと考えていると…


俺のベッドの真横にハチ公ポーズでこちらを見つめるトールがいた。


なるほど。


「そこが良いか?」


「あん‼‼」


正解みたいだ。


と、言う事でゴージャスに綿わたを敷き詰める。


勿論ミルフィーユ構造でさらに綿の繊維の硬さまで調整してクッション性もあげる。


軽く手で押すと、俺が宙海で過ごしたような雲の上のような感触。


試しにトールを乗せてみた。


蕩けるような顔になった。


よし。


横に小屋に繋いでいた水道の出口を移設して水飲みも設置。


ご飯は最近は食事場に来るので大丈夫だろう。


満足そうなトールを連れて今日も元気に外に出る。


朝ごはんのメニューはポトフだった。


新しく栽培したメークインのような組織の詰まった芋に刺激を受けたみたいだ。


さらにソーセージ。


バジルやレモン、ニンニクを加えて新しく作ったものが入っている。


驚くのはその3種が全部入っているのにどれを食べても味が喧嘩しない事だろう。


見事なまとめ方だ。


食後のお茶を飲みながら、リリー、ドービルに話を聞く。


「来て何日かは経ったけど、みんなの様子はどうだい?」


「エルフ達はとても充実した様子です」


「こっちも全然問題ねぇ…ただな…」


「ただ?」


「好きな時に酒を飲みてぇって奴が多くてな…」


申し訳無さそうに言うドービル。


「ああ。今仕込んでる若飲みのワインが出来たら倉庫に置いておくようにする。エールとラガーも出来たら置くよ」


「すまねぇ…作業に影響は間違っても出させんからな‼」


「エルフも好きに飲んでくれて良いからな。ただ、酒の影響は持ち越さないように」


「分かりました」


「これは気持ちの問題でもあるが、事故を起こして欲しくないのが本音だ。自分の作ったもので人が傷つくのは悲しいだろう?」


「あぁ…その通りだな…」


「そうですね…間違ってもルーク様にその様な思いをさせないようにと周知します」


話も纏まったので作業に行こう。


先ずは酒造。


エールの仕込み。


みんなを連れて発芽大麦を確保し、エール棟に持っていく。


驚いた。みんなすごく力持ちだ。


発酵促進の破砕作業。


これは既存の臼でつく方法を見せてくれた。


凄い迫力だ。


鍛治と連携が取れるようになったら粉砕機も考えよう。


糖化作業は温度管理が大切。


今までは経験から判断していたようだ。


温度計を作る。


大興奮。仕組みを気にする者が多かったので説明しておく。


2時間後に作業再開と伝えて次に行く。


次は、紡績。


1番機構のシンプルな糸車と機織り機を見本として作る。


使い方。1つ1つの部品、動力の伝達経路。


それらを丁寧に噛み砕いて説明する。


綿糸の番手毎に糸車を作ると良い事なども説明する。


大興奮。


「これは革命です‼」


うん。産業革命だよね。


倣作出来ないかと盛り上がったので、木工作業用の工具1式をいくつか置いておく。


紡績小屋の横に木工作業場も併設し、乾燥させた木を沢山置いておいた。


お昼ごはん。


美味しい。


エールに戻る。


糖化が完了したのでろ過を行う。


バルデ達の既存の道具は目が粗い。


綿糸で丁度良い粗さのガーゼを作ってみる。


それを使うとその効果に驚いていた。


「すげぇ…濁りが消えた」

「布でこんな事が出来るのか…」


という意見があったので物質の大きさの概念に広げて説明しておく。


次はホップの添加と煮沸。


ホップを煮沸しながら加える事によって苦みやコクが引き出される原理を説明するとひどく興奮していた。


そして冷却。


エールは17~20度。


ラガーは5度以下。


理想発酵温度の仕組みを説明する。


最後にエールとラガー、それぞれの酵母をあげて説明。


一生絶やさず使い続ける。と感謝された。


あとは大麦の取り扱い方。


乾燥での焙煎等の技術。


副材料としてのコーンスターチなどの効果。


加糖による効果。


これらによって更にコクやキレ、風味などに変化が出せる事を説明する。


「駄目だ…アイディアが溢れて来て止まんねぇ」

「俺もだ」

「ワシもじゃ」


と、ディスカッションが始まったのでそっとその場を離れることにした。


自分で考えた方が身につくだろう。


今日はこんなところか。


さぁご飯とお風呂だ。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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