採集採集…そして出会い
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
今日も日の出と共に目が覚める。
料理の精霊と一緒に朝食を用意したらみんなで食べる。
寝る前に決めた魔牛のためのお風呂をさっくりと作る。
様子を見に行ってみると寝藁の上に横たわり気持ち良さそうに寝る魔牛を見ることが出来た。
ほっこり
ただ驚いたのは洒落で作ったトイレが使われていたことだ。
使ってくれるなら。と、トイレも有用な元素を残して分解されるように改良。
水路とスプリンクラーのような仕組みを加えて牧草エリアに散水されるようにしておいた。
ひと心地着いたところで話していた採集に向かうことにする。
〖活躍の機会があるのは嬉しいもんじゃのぅ〗
「手間をかけてすまない。よろしくね」
〖謝ることなぞないわい。楽しんでやってることじゃ〗
〖そうだぜ。楽しくやろうや〗
〖そうね。さ、行きましょ〗
そう言ってくれる精霊達に感謝の気持ちを感じつつ出発する。
鉱物が目的なので元素を認識しながら歩いていく…やはり1番良く見かけるのは鉄だな。
他にも銅や亜鉛、鉛、水銀、金や銀、プラチナなんかもあるけどあまり多くはないみたいだ。
元の地球と同じくらいの含有割合かな?
それらを元素毎に引き寄せ回収。
それぞれインゴットにまとめて倉庫星に置いて行く。
この辺は今までと変わりない。
ただ、気になっていた事があるので金の精霊に聞いてみることにした。
「金属の種類に違いは無いのに魔力を内包している物と、していない物があるのは何か違いがあるのかな?魔力の含有量にも差があるみたいだけど」
〖そんなことまで分かるとは…魔力を含む鉱物はその種類毎に魔を付けて呼ばれておる。魔鉄、魔銅、魔銀、魔金などじゃな。それぞれの金属の特性が強化されたり、合金させることによって更に特性を持たせることも出来るのじゃ。合金によって高みの性質に達した物は種族によってはミスリルやアダマンタイト、オリハルコンなどと呼んで重宝しておる〗
「なるほど。でも、普通の金属に魔力を持たせるのは簡単に出来そうだよ。ほら」
そう言って魔力を込める。
〖はぁー…その魔鉄ですらその様な質の魔力を内包すれば貴重品じゃぞ? まぁ、魔力をそのように自在に操れる存在もおらんのじゃが…〗
〖…だな〗
〖…そうね〗
「そうなんだ。まぁ便利なのは間違いなさそうだね。これからも色々試してみようと思う」
その後も精霊達によって見つけられた素材や元素から集めたインゴットを作成しながら採集をこなしていく。
気が付けば鬱蒼としていた森に岩や山が目に付くことが多くなってくる。
〖あそこの山には金が、あっちの山には銀が豊富にありそうじゃぞ〗
そう言われたので元素を意識して良く見てみる。
「なるほど。鉱脈みたいだね」
〖採集はどうする?〗
「今日はもう結構いい時間だし、場所が分かれば何時でも来れるからまたにしよう」
そう言って帰りを促そうとした時…
凄まじい衝撃音が響く。
何かが争ってるような感じだな。
すると…酷く傷付いた子犬が現れ…倒れた。
更にその奥から凶悪なフォルムの蜥蜴が現れ、その子犬に止めを刺そうとしていた…
思わず反射的に空間移動して蜥蜴の攻撃から子犬を守ってしまう。
〖サラマンダー…〗
木の精霊が呟く…
獲物を奪われた怒りだろうか、凄まじい炎を放って来た。
それを魔力の壁を空へ向かうように角度を付けて作り出して反射させる。
「うーむ。思わず助けてしまったが良かったのだろうか?」
〖それどころじゃねぇ‼サラマンダーは最上級の魔物だぞ!〗
「そうなんだ?」
〖緊張感が足りねぇ!相性の悪い俺には対処出来ねぇぞ〗
〖私も無理!ここまでの相手だと手に負えないわ〗
〖わしはそもそも火とは相性が悪い〗
「そうなんだ?」
〖だから緊張感が足りねぇって…う、来るぞ〗
サラマンダーはこちらの様子を見て優勢と判断したようだ。猛然と襲いかかってきた。
俺はサラマンダーが向かって来るのに合わせて魔力の檻を作り閉じ込める。
そして、そこから全ての気体を排出した。
しばし猛然と暴れていたが、火を放とうとしても出現させることすら叶わず…
次第に焦ったようにもがき出す。
更にしばらく経つと…ズシンとそのまま横倒しに倒れた。
「サラマンダーって食べられるのかな?」
〖そういう状況じゃねぇと思うんだが…〗
「あ、そうだね。この子は大丈夫だろうか?」
〖いや、そういう意味じゃねぇ…〗
木の精霊を華麗にスルーして子犬の様子を診る。
このままじゃ駄目だな。
かなり深い傷が内臓まで何ヶ所も届いてる。
というか良く生きてるなこの状態で。
小さいのに余程生命力が強いのか…
そんなことを考えながら、俺は子犬の体組成を分析し、傷を結合させて治して行った。
血液は…ちょっと難しいか…でも、呼吸も落ち着いたし何とか持ちこたえて回復してくれるかな。
〖え?致命傷が塞がった?〗
〖今の回復魔法じゃないわよね?水属性も光属性も感じなかったもの〗
〖そもそも水はもとより光属性でもあそこまでの効果の物はないじゃろ…〗
呆然と佇む精霊達…
「とりあえず帰ろう。この子は家に連れて行って回復するまで面倒をみようと思う。急ぎたいから家までの道を作るよ」
そう言って空間操作で家とこの場所を繋げる壁を作り出した。
「さ、帰ろう」
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