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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ルークの世界放浪記
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ルークの世界放浪記~トワイス編 2~

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


トワイス領の首都以外は順調に技術も広まって豊かな成長を伺うことが出来た。


いち早く交易と交流を重ねてきた効果はとても大きかったようだ。


マルス議長の政治手腕もとても優れたものだということが分かった。


行き届かない部分はもちろんあるものの、この世界の進歩の段階における議会共和制としては理想と言っても過言ではないだろう。


ということで首都。


1番初めにこの地球に訪れた時の街である。


さらに洗練された建築様式に活気のある人々。


上下水道も完備されており、不快な臭いに悩まされることも無い。


人々が身につけている衣服もとても清潔感がある。


以前来たときとの1番大きな違いはこの匂いだろうか。


露店からはとても良い香りが漂ってくる。


トールがキョロキョロと匂いの元を辿っては目を輝かせてこちらを見てくる。


買い食いをしながら首都をさらに散策していくと、外れに近づいた頃に寂れた区画を見つけた。


浮かぶ人の顔にも生気がなく諦観を感じさせる。


少し戻って食べ物を買い集めてから再びそこに戻る。


そして見つけた小さな子たちのところに行って食べ物を差し出しながら話しかけた。


「良かったらこれを食べない?あと、少し話を聞かせてもらいたいんだけど大丈夫かな?」


我先に食べ物に群がりながらもこちらを見つめる子供たち。


その中の1人が返事を返してくれた。


「ありがとう。なにが聞きたいの?」


「君たちはどうしてここでこのような生活をしているのかな?」


「父ちゃんや母ちゃんが死んじゃって行くところが無いんだ」


「みんな同じ感じかな?」


「うん。大人たちは仕事に失敗したりとか病気になったりとかいろいろみたい」


「なるほどね。分かった。ありがとうね。食べ物はたくさん置いていくからみんなで仲良く分けてくれる?」


「「「うん。ありがとう」」」


さて、どうしたものだろう…


まだセーフティネットが構築出来ていないようだけど…


再び中心に向かいながら考える。


ソフィーで雇用しようかな。


その前に確認しておくか。


議会塔のそばに移動して門番に話しかける。


「すみません。マルス議長か議員の方にお目通りは可能でしょうか?」


「お取次ぎは可能ですが…失礼ですがどちら様でしょうか?」


「ソフィーの使い。と伝えて頂けると助かります」


「!?ソフィーの方ですか‼分かりました。直ちに連絡いたします」


しばらくすると門番は戻り、案内してくれることになった。


「お待たせいたしました。マルス議長がこちらにおります。マルス議長。ソフィーの使いの方をお連れしました」


「入ってもらえ」


「失礼いたします」


「!?ルーク様‼‼」


「あ、今はジョーと名乗ってお忍びで遊興をしています」


「そうでしたか。お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。して、訪問の理由はなんでしょうか?」


「首都の外れにスラムを見つけたので差し出がましいのですが気になって伺いました。セーフティネットの施策は無いのでしょうか?」


「そうでしたか。いえ、補助はしているのですが、なかなか行き届かず…お恥ずかしい限りです」


「小さな子供たちも大勢見かけました。ソフィーでお力になれることもあるかと思います」


「私の力不足を晒すようで恥ずかしい限りではありますが…政策が及ぶまでご助力願えますでしょうか?」


「もちろんです。つかぬ事を伺いますが、亡くなる方は病気が原因ですか?」


「多くはそうですね。薬草も回復魔法もとても高価なので医療を受けられる者が限られてしまっております」


「ならば、薬草はソフィーから値段を抑えて輸出しましょう。今、あそこに行き着いてしまった人達には…さしあたって孤児院への出資、病気や怪我の医療負担、社会復帰までのサポートをしますので具体的に必要な金額や方針が決まったら知らせてください」


「助かります」


「薬草や回復魔法などで継続的なサポートが必要な方はソフィーに向かわせてください。回復後の仕事はソフィーでも紹介出来ますので必要ならリミルに相談を。移動はポーロさんの商隊に任せてください。連絡しておきますので」


「何から何まで本当にありがとうございます」


「さしあたって、動き出せるまでの彼らの生活費や療養費用としてこちらをお使いください」


そう言ってから1,000kgの金塊を取り出す。


固まるマルス議長。


「では、これで失礼します。他の国も回る予定ですので」


控えていた門番の方に従って議会塔をあとにした。


早速ポーロさんに連絡板で輸送のお願いをして、リミルにもサポートをお願いした。


これで、暮らしが少しでも良くなってくれると良いのだが…


ソフィーの知識や技術を伝えたところで何から何まで直ぐに状況が良くなるわけじゃない。


分かっていた事だが、目の当たりにすると堪えるな。


幸い重病で直ぐにでも対処が必要な人は見当たらなかったし…


手遅れでないことを願うばかりだな。

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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