工業生産
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
技術の進展に合わせて鍛治の負担を減らし、量産化をするために規格を統一して加工機械を作り、工場生産を可能にする仕組みを作ることにした。
元々、ミーミルと街では統一した規格で部品を作って紡績機械などを作っていたのだが、ソフィーから外では加工技術の差もあって上手く浸透していなかった。
なので、元の部品を作る機械の段階からテコ入れして行くという方針にしてみた。
まずは鋳造。
歯車等は型に落として統一させる。
そして鍛造ハンマー、鍛造プレス機。
さらに精度を高めるための各計測機器。
旋盤や常温プレス機械も作り上げて図面を提供し、使い方を説明する。
ネジやボルトナットのピッチやサイズも統一規格での量産体制を作り上げた。
「なるほどな。作業する者を選ばず、統一された規格の部品が量産出来る訳だ」
「確かにこれは画期的じゃな」「しかし…」「ああ…」
「「「面白みは無くなるのう…」」」
寂しそうなドワーフたち。
「まぁそう言わないで、発想の転換をしてくれ。これによって作業に余裕が出来る訳だから、その分、手間のかかる手打ちの鍛造品に労力を振り分けられるようになるんだよ」
「確かにそうじゃな」「なるほど」「うむ」
「それに旋盤での仕上げや細かい寸法誤差を見極めるにはみんなの経験が必要だ」
「うむ‼」「そうじゃな‼」「しかし…」
「こうして部品毎に見直してみるとルーク様が作られた列車や自動車がいかにぶっ飛んだもんか改めて思い知るな」
「俺の技術は魔力で加工してるからね。前に説明したけど、魔力の扱い方を理論で補完する事でこれは誰にでも出来る事なんだよ。余裕が出来たらそれも研究してみてくれ」
「ああ。少しずつ進めてる」
「ルーク様が作った動力を動かす時に込める魔力を属性じゃなく、動力の仕組みを意識すると楽に動かせるよな」
「森の街で魔法専門に研究を初めてるので資料は成果の都度送られて来るからな」
今の段階で既に少しでも成果が現れて来てるならすごい事だ。
「鍛造でも加工温度をあげて作業性を良くする事が出来ると思う。余裕が出来たらそれも説明して行くよ」
「楽しみじゃな」「ああ」
さて、この後は高速鉄道の名付け会議か。
ミーミルの会議室に移動する。
「では、高速鉄道の名付け会議を始めます。各街でまとめられた候補を提示してください」
「「「ルーク様号」」」
「却下」
「ミーミルエクスプレス」
少し長いかな?
「エクスプレスだけで良いんじゃ無いか?」
「いや、ミーミルの名すら無いと言うのは流石に…」
「うーん…」
「MEXで良いんじゃ無いか?ミーミルエクスプレス。呼び方はエクスプレスだけでも良いだろう」
「なるほど」「うむ」「それならばREXでも良いのでは?」
「「「‼‼‼」」」
そう来たか…
「まぁ、ルークエクスプレスと呼ばなければ良いか…それでも良いよ。呼び方はレックスね」
「「「おおお‼」」」
「決定です」
「MEXも捨て難いがな…」
「ああ。2号機と3号機も完成してるよ。せっかくだから名前も決めておこうか?名付けでまた集まるのも手間だからね」
「では、2号機はMEXで良いかと思います。メックスですね」
「うむ」「賛成です」「決定ですな」
「3号機はどうしましょうか?」
「うーむ…」「むむむ…」
「ルーク様、ミーミルと並ぶとなると…」
「TEXでどうかな。街を繋ぐエクスプレスで」
「良いですね」「街を並べて頂くのも恐縮ですが…」
「街もミーミルも一緒だろう。大切なコミュニティだよ」
「なんと…」「有難いお言葉です」
「では決定ですねティーエックスと呼びましょう」
「ついでだ。ミーミルで機械部品の工場を作った。各街にも作るので場所の選定と従業員を募ってくれ」
「「「分かりました」」」
「あ、製紙と印刷の工場もお願いしたいのですが可能でしょうか?」
「海の街にもお願いしたいです」
「ああ、構わない。森の街だけだとちょっと輸出に足りなそうだしね」
「平原の街は区画も割り振ってあります」「海の街も場所と人員は揃っております」
「わかった。この後作りに行くよ」
「ありがとうございます。森の街で製法のレクチャーは受けておりますので設備だけで大丈夫です」
「平原の街も同様です」
仕事が早いな。
「助かるよ」
ならついでに時計塔を作ろうかな。
「駅に時計塔も作ろうか。機械工場が出来れば時計も量産出来るからね」
「おお‼」「なるほど‼」「良いですな」
早速ミーミルに見本として時計塔を作る。
ストックホルム大聖堂をモチーフに鐘楼を付けて時計は4方向に設置した。
「美しい…」「素晴らしい…」「これは…なんという…」
「時計と鐘は何時でも作るけど、時計塔は自分たちでデザインして建ててみる?」
「おお‼」「なるほど‼」「良いですな‼」
みんな燃えている。
前の地球でも住人に長く愛された時計塔だ。
自分たちで作ればさらに愛着がわくだろう。
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