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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
112/224

輸送革命

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


高速鉄道を導入した効果は直ぐに現れた。


各街とミーミルから積極的にソフィーへと移動する人が増え、その結果として技術の伝達速度が向上した。


各街とミーミルで煮詰め、ソフィーで使用出来る形になったものは直ぐに伝えて広めてくれる。


おかげでソフィーから外への技術の広まりも順調である。


しかし、弊害としてソフィーへの武力支配を目論む者、ミーミルを探ろうと画策する者は後を絶たないそうだ。


なるほど。


あの物々しい防壁にはちゃんと必然性があったんだな。


「武力進行は苦もなく退けています。どちらかというとミーミルへの関心をどうしたら良いかと…今の状況だとヴァジュラ様とミョルニル様の負担が大きいと思います」


ふむ。


「と、いうことなんだが実際のところどうなのかな?」


【問題ありませんよ。森の街の皆さんのおかげで魔物の間引きはミーミルからソフィーの間しか行っておりませんので】


【ええ。私も大丈夫です。森に入れる者など月に1度も現われませんので。1度警告した者の伝で減ってきていますし】


「2人はこう言ってくれてるから大丈夫じゃ無いかな?」


「そうですか。それならば問題無いです。こちらはデューク様やロイン様が冒険者に復帰なされてこの街の護衛を買ってくれてます。防壁の建設も主導してくれました」


そうか。


ただのバトルジャンキーじゃ無かったんだな。


「ルーク様。ようやくお役に立てそうな役割を見つけられた思いです」


「「「私たちコンコルドも同じ思いです」」」


そうか…


俺が主導してきた温和な環境では居場所を見つけられなかったのか…


「その気持ちを有難く思う。ソフィーのみんなの安全は君たちに託すよ。手に負え無い状況は直ぐに知らせてくれ」


「大丈夫です。その辺もリミル様やミーミルの皆様とよく話し合っております」


「「「この命に変えても守り抜いてみせます‼」」」


「命の重さに区別は無い。君たちの命も皆と同じく尊いんだ。それは決して忘れないでくれ。気持ちと意気込みは有難く思うけどな」


みんな苦笑いで頷きあっている。


「やはりそう仰いますよね」「ああ」「「「ルーク様だからな」」」


言うまでも無かったか。


大丈夫そうだな。


そんな会話が落ち着いた時ー


「敵襲ー‼」


おお。


敵襲とな。


興味本位でみんなについていってみる。


おおー壮観だな。


1万人は超えてそうだ。


「ルーク様は控えていてください」「お願いします」「どうか」


大人しく従っておく。


防壁の上からリミルが大声で問いかける。


「何者であるか?そのような軍勢でこの地を訪れた目的を告げよ」


しばらく陣内で話し合いをした後、代表として1人が近寄り声を上げた。


「我らはブリストル王国の精鋭師団である。この地は2,000年来、我らに縁の地である故、勝手に住み着いた諸君らに返却を求める‼」


そうなのかな?


そうなら場所を移しても良いけど。


そう思ってリミルを見ると怒っていた。


「戯言を‼歴史を紡ぐハイエルフである我に向かって何をほざく‼ブリストル王国が建国したのは516年前だ‼」


怖い…


「な‼ハイエルフだと…」


そうしりすぼみに言うとすごすごと自陣に帰って行く使者。


そして何やら相談した後、再び戻って来て口上を述べる。


「貴様がハイエルフである証拠がどこにあ…」


言葉を遮ってリミルは凄まじい竜巻を空に浮かべる。


「さ、最上級風魔法…やはり、ハイエルフ…」


言うや一目散に背を向けて駆け出す軍勢。


「と、まぁ。こんな感じです。戦闘になる事すら殆どありませんので」


な、なるほど。


にこやかな笑顔を向けてくれながら未だ青筋を浮かべるリミルはとても怖いけど…


「頼もしいな」


【話し合いをする気も無い者であった場合、我が参りますので】


「ミョルニル様のお手を煩わせるのは大変心苦しいのですが、犠牲を出さずに事を収めるためにお力を貸して頂いております」


「大丈夫そうだね」


今まで報告が無かったのはこういうことか。


これなら大丈夫だろう。


デューク率いる防壁の上にいる冒険者たちも軍勢の姿が見えなくなるまで油断なく四方を見つめている。


「あの冒険者たちもソフィーの街で雇用してるのかな?」


「いえ、彼らは自発的に協力してくれています」


「有難いことだな…」


「ルーク様のお考えで成り立つソフィーをみんなが愛してくれております」


そこにリドリーさんも加わる。


「利で動く冒険者たちの心をここまで掴んだ者なぞ私の長い生で見た事も聞いた事もありませんよ。本当に素晴らしい事です」


「ならばこそ、みんなも自分を大切にして欲しい。それも伝えてくれると助かるよ」


「ええ」「そうですね」「任せてください」「ちゃんと伝えますよ」


温かい街に温かい人が集まる。


この街からは技術だけでなく、その在り方も広まっていってもらえないものか。


そんな希望が新たに芽生えた1日だった。

読んでいただきありがとうございます。

評価を頂けるとモチベーションが上がるのでよろしくお願いします。

また、誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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