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うつ病患者の再生物語  作者: はなかみ
ミーミル
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農業を始めよう

初めて投稿しています。

更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。


今日も体の痛みによってスッキリと目覚めた俺はサッと身支度を整えて朝日がようやく顔を出したばかりの空を見上げていた。


起きるとなにか大切なものを忘れてる気がするんだけどな…


でも、眠りたい時に良く寝れるのは良いことだ。


「多分、あのベッドがしっかりと休めるようにしてくれてるんだろう」


そんな気がしていた事を思わず口に出していると…


〖なんだ。お前さんも木の気持ちが分かるようになったのか?〗


「いや、何となくそう感じただけさ」


〖多分、それで間違いないと思うぞ。俺も最初はそんな気がするってだけだったからな〗


「興味深いな。この感性とはちゃんと向き合ってみるよ」


〖気長にな。あいつらの思いはとても小さいから注意深く気にしてやってくれ〗


「ああ、分かった。さて、じゃあ始めようか」


〖そうだな。何から行く?〗


「ちゃんと実験用に区分けしてあるからその区分け通りに試してみよう。果樹の方も同様だ。昨日の収穫分ではまだそれでも区画に余裕が残るよ」


〖はぁーあっと… おはよう。ルークと木〗


〖おう。土も本業となれば早起きだな。今始めるとこだ〗


〖良かったわ。この子達もう今か今かと待ち構えてるわよ。早くしてあげてね〗


「ああ、分かってる。じゃあこの種を全部っと」


そう言って空間操作により全て無駄なく隙間なく埋めてやると…


埋めた瞬間に作物が出来ていた…


「え?」


〖言ったでしょ?待ち構えてるって〗


「いくらなんでも早過ぎない?」


〖そんなことは良いから収穫してあげて〗


「あ、ああ」


再び空間を操作して根ごと作物を収穫する。


〖最初の子達はそのまま増やしてあげて。この子達も喜んでるわ〗

〖だな。さぁ、サクサク進めようぜ〗


「ちょっと待って。倉庫を作っておくよ。すぐに足りなくなりそうだけど…せっかくの分けてもらった作物だ。良い状態で使って行きたい」


そう言ってサクサクと建築する。


倉庫は常温・冷蔵で良いかな。冷凍はあの星でこと足りるだろう。


体育館程度の建物を2棟建て、1つは遮光性で16度に、もう片方はそれに更に冷気を閉じ込めて5度になるように固定しておく。


実験用のつもりを通り越して何十回かを繰り返したかの頃、全ての作物は冷蔵用・常温用の倉庫に入り切らないほど膨れ上がった。


倉庫星へと輸送と備蓄を進めて行く。


「何となく早く育ちそうな気はしてたけど、ここまでとは…」


〖驚くのは食ってみてからだ。俺はここまでは予想していたぞ?土もそうだよな?〗


〖ええ、まあね。その後の収穫とかは非常識なことこの上ないけど…〗


「ま、まぁ、せっかく収穫出来たから今日からはご飯を作るよ。朝、昼、晩と用意するから食べたかったら家に来るように他のみんなにも伝えてくれる?」


そう言ったあと、更に驚く光景が果樹園の方にあるとは思ってもみなかった…


「あのさ、俺の見間違えじゃなければあの木にいる精霊の子達が実をもいだそばから新しい実がなっているように見えるんだけど…」


〖別におかしか無いだろ。お前さんいつも無意識にやってるみたいだが魔力使ってる時に思いを込めてやってるよな?〗


「え、どうかな?まぁ、お祈りというか、みんなで美味しい物が食べられますようにって思ってるかなぁ」


〖あんな質の魔力を込めて種を植えりゃ、そりゃそうなる〗


「別に操作してる時に触れているだろう程度で種自体には何も込めて無いけど?」


〖それで十分だろ。お前さんが昨日倒した魔物の中で図体が1番デカくて動きも良かったヤツの魔石はどのくらいの大きさだった?〗


人差し指と親指で小さな輪を作りながら答えた。


「このくらいかな?」


〖あの、人間にとっては非常識な生き物が持つ魔石でそれだ。しかもお前さんの扱う魔力は純粋な好意しか込められていない一種の祝福みたいなもんだ。その力を全身に受け取ったやつらはどう思うと思う?」


「喜んでくれてる?」


〖そういうこった。加えて、お前さんが望むものが分かるんだからこいつらもそれに応えてやりたいって張り切ってやがるんだろうな〗


「なるほどねぇ。でも俺は植物や土にも無理をして欲しくないんだけど…」


〖無理ってのはやりたくも無いことをやらされるってことだろ。自分から喜んでやってることに水を差すことはねぇさ〗


〖そうね。この子達が喜んでやっているならそうさせてあげてちょうだい〗


「分かったよ。じゃあ、俺は丁度お昼だからご飯を作って来る。初めてだから全員分用意するよ。みんなに声かけて来てくれる?」


〖お、こりゃ楽しみだ。声掛けは任せてくれ〗

〖楽しみにしてるわね〗


家へと戻りながら倉庫に寄り食材を確保する。


全員来たとなったら家には入り切らないだろうから庭用に用意してたスペースに長椅子と長テーブルを用意しよう。


調理場もだな。


いろいろな精霊が来てくれてるけど見た事があるのは100人くらい?


全員来ても大丈夫なキャパにして、屋根を作る。っとこんなもんかな。


サクッと完成。


見た目に拘らなければ強度と軽さのバランスは良い出来だ。


さて、みんなも久しぶりの食事だと思うからな…


何を作ろうか…


外で食べることになると言えば…あれだよね。

誤字報告、感想、ご意見は必ず目を通して返信して行きますので気が向いたらご指摘・ご意見をお寄せくださいm(_ _)m

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