未来予想図
初めて投稿しています。
更新頑張ります。拙い部分も目に付くと思いますが、気長に見守って頂けると喜びます。
さて、順調に発展を遂げるミーミル。
スレイプニルも順調に数を増やし、流通網は大陸に広がった。
ここに来てミーミル内の流通が力不足となったので、列車の編成を増やす事にした。
設計はタイタン号と同じ、出力を制御して運用。
名前はライナー号である。
これで流通力が不足するようなら架線化で電気動力…
いや…長い距離を運行する訳では無いので、ディーゼル機関かな。
架線化は理論を残そう。
内燃機関を発展させる方が良さそうだ。
設計は済ませてある。
原油田への魔力付与、採掘段取り、輸送方法、精製方法も検証済。
量子力学の講義の進捗を考えてみてもちょうど良い頃合になるだろう。
いよいよ科学の大幅な加速段階だな。
今のところ石炭動力や他の技術、知識は平和に有効活用されている。
しかし、この分野を推し進めていけば当然それを戦争に武力として使おうという発想に至るだろう。
魔力がある世界。
それは以前の地球に比べて、より凶悪な物として行使されるのかも知れない。
あの時の火星のように…
この星を消滅させかねない程に。
だが、それはどんな小さなものにも共通するだろう。
全ては扱う者の心の在りかた次第だ。
知識や技術はそれ以上のものでは無いのだから。
俺に出来ることは知識や技術を示し、危険性を知らせ、みんなで幸せな方向に向かうにはどうしたら良いか。と、みんなと共に悩むことだろう。
それを受け取る人達がどのような方向に向かおうとも、目を逸らすことなくその責任を受け止める。
だから、みんなを信じるのみだ。
たまにこうやって考えるが、いつもその結論に行き着く。
今回もそれは変わらない。
この思考に至る時、いつも思い出すのはレイナの優しい笑顔だ。
最後に見た穏やかな微笑みはいつも俺の背中を押してくれる。
〖考え事かしら?〗
「ああ。すまないな」
〖別にいいけど。今は難しい顔をするより、出発を明るく見送ってあげたら?〗
「そうするよ」
こうした機微には相変わらずウィンディが1番敏感だな。
「では、ルーク様。ライナー号行ってまいります」
「ああ。よろしく頼む。事故に気を付けて」
「はっ‼」
汽笛をあげて蒸気を上げながらライナー号は走って行く。
編成を増やすために連絡板を操縦室に設置した。
十分過ぎる間隔を空けての運行なので追突事故などは問題無いだろう。
今までも、魔物が襲って来ても問題は出て無いと聞く。
古龍より強力な攻撃をする魔物はいないとミニルも太鼓判を押している。
線路の障害物が唯一の心配ではあるが、スレイプニルの休養を兼ねた行き来も増えてるし、点検頻度も問題無い。
油断になるといけないのでみんなには話して無いけど、先頭車両に障害物避けも施してはあるしね。
まぁ、次に求められるのは速さだろう。
ソフィーからの製品の輸出はある程度頭打ち。
量より質と速さがこれからは必要になるはず。
そのための内燃機関だ。
大歓声に送られたライナー号を見送ったみんなに声をかける。
「さぁ、今日はお祝いにしよう」
さらに大盛り上がりになったみんなにつられて自然と笑顔になる。
さて、メニューはどうしようかな。
変化は少ないとはいえ、暖かい時期ではあるし…
ビールが美味しく楽しめる方向で良いか。
ビアガーデン風メニューとバーベキューで行こう。
みんなにBBQの用意をお願いして、ビアガーデン風のメニューを考える。
冷奴。
なすときゅうりの浅漬け。
枝豆。
キムチ各種。
フライドポテト。
からあげ。
そして目玉のソーセージ。
とうがらしを加えてチョリソー。
子牛の食味に近い魔物で作ったヴァイスブルスト。
ドイツでは皮を剥いて食べられていたけど皮も美味しく食べられるように工夫してある。
ハーブやスパイスに変化を付けていろいろ楽しめるように用意した。
ブラートやフランクフルトも思い付く限りは工夫して仕込んでおく。
そうこうする内に炭の良い香りが辺りに漂い初めて気分を高揚させてくる。
平原の街で新しく作られたビアジョッキはとても出来が良い。
せっかくのラガーだ。
美味しく最後まで楽しめるようにとジョッキの中身が最後まで0度近くを保つように付与しておいた。
料理組も気合いを入れてBBQの食材を準備したようだ。
野菜1つをとっても火の通り加減から食感まで良く考えて仕込んでいるのが分かる。
さてさて、祭りの始まる直前のこの雰囲気をもう少し楽しみたい気持ちもあるけど…
みんなの期待を込めた視線に耐えられそうにない。
始めるとするか。
「では、ライナー号の無事な出発を祝し、ミーミルの更なる発展を祈ってー乾杯‼‼」
「「「カンパーイ‼‼‼」」」
「くぅぁーったまんねぇ‼」「最高‼」「喉に染みるぜー」
「今回の仕込みも良い出来だな」
「ああ、ラガーもコーンスターチなんかで工夫してるぜ」
「こういう気温の高めの時期は味わいや香りよりもひたすらにキレと喉越しを追及した方がうめぇと思ってな。どうやら当たりみてぇだ」
「流石だよ。本当に気持ち良い酒だ」
みんなも満足そうにラガーを飲んでは料理を食べている。
〖ルーク。この血を入れたソーセージ凄い‼生臭さは一切感じないのに深いコク…凄い‼〗
「ああ。鮮度と温度と使うスパイスでその仕上がりになる。生臭さを力づくで抑えるんじゃなくて活かすんだよ」
炭火の力も偉大だ。
こうして楽しい夜はふけていくのだった。
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