配下No.4 久野 咲(くの さき)
私は 久野 咲 と言うでごぜーます。
9歳でごぜーます。
スリーサイズ?
なんて事を聞きやがりますか。
死者の幼女が命じるです。ロリコンは死ね!
でごぜーますよ。
私は生まれて間もない頃から、両親から虐待を受けてたでごぜーます。
よく死ななかったと思うです。
テレビでも連日、虐待のニュースが流れていましたが、まだまだ甘ぇーです。
私、脱いだら凄いんでごぜーますよ。
体中に痣と切り傷があり、無事な部分なんてねーです。
しかも両親は、私が虐待を受けてる事を周囲に気付かれないよう、食事と風呂はきちんと与えてくれたでごぜーますよ。
食事と言っても、ご飯にサプリをかけた物だけで、いつも水で流した込んでいたです。
お風呂もお湯なんて使わせてもらえず、水風呂のみで冬は何度も死にかけたでごぜーます。
子供ながらに、こんな世界、終わればいーのにと毎日思ってたでごぜーますよ。
そして、その日はやって来たでごぜーます。
その日、私は小学校で授業を受けてたです。
家が嫌いな私にとって、学校は安住の地だったです。
しかし、校門に奴らが現れ、学校はあっと言う間にゾンビだらけになったでごぜーます。
逃げ遅れた同級生達が、どんどんゾンビに噛まれていくです。
私はもう、このまま死んでもいいと思っていたでごぜーますよ。
あの苦痛から逃れられるなら。
あの両親と会わなくて済むのなら。
でもそうはならなかったです。
可憐だか、カレーだか言う女子達がいきなり現れたかと思ったら、先生を呼びやがりました。
私は先生に背負われ、なすがままに屋上へと運ばれたです。
そこには5人の小学生と、たまたま学校に遊びにに来ていた女性と、私を運んだ先生がいやがりました。
私達は二晩そこで過ごしましたが、さすがにお腹が空いて限界に達したです。
先生が食べ物を探しに行くと言って出て行きやがりました。
女性が止めていましたが、先生は強引に出て行ったでごぜーますよ。
私は屋上から街並みを眺めていたですが、こちらに近付いて来る怪しいトラクターを発見したでごぜーます。
校庭にトラクターを止め、男が出て来たと思ったら、あのゾンビ共が停止したでごぜーます。
何ですか?あの得体の知れない男は?
その男は校内にいたゾンビも停止させ、先生と一緒に屋上まで登って来たです。
その後、私達はバスに押し込められ、違う学校に連れて来られたでごぜーます。
最初の学校は何もなかったですが、次に行った学校で驚愕的な出来事が起こったでごぜーますよ。
そこには、手も触れずにゾンビを倒していく女がいたです。
でも調子に乗っていやがったらゾンビに襲われたです。
だけど、先生が体を張って守ったでごぜーます。
外の小学生達は、それから目を逸らして泣くだけですが、私は最後まで見ていたでごぜーます。
何よりあの、得体の知れない男と女が気になってしょーがなかったですから。
でもそれは後で後悔したです。
ゾンビに殺された先生が灰になった後、新たな女がバスから現れやがったです。
その女は男から命令された後、なんとゾンビを食べ始めたです。
(ふぎゃああああああああぁぁぉぁ)
怖ぇーでごぜーます。
人がゾンビを食べてるのを見てしまったでごぜーます。
下半身が温かくなったのは内緒でごぜーます。
するとその男がこっちに来やがるじゃねーですか。
私は文句を言ってやったでごぜーますよ。
乙女の純情を汚しやがって。
足はプルプルで、生まれたての小鹿のようでしたが関係ねーです。
この男には一発ガツンと言わなければいけないてごぜーますから。
でもその男は笑顔で、こちらに生温かい目を向けるだけです。
もしかして漏らしたのバレてるでごぜーますか?
やっぱりこいつは許せねーです。
その後、ショッピングモールに行き、別行動した後もあの男女が気になってしょーがねーです。
だから、皆は発電所に残ると言いましたが、私はこいつらに付いて行く事に決めたです。
その時は、まさか私もゾンビを食う羽目になるとは、思いもしなかったでごぜーますが。




