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シスコン兄貴と妹の共同生活  作者: 暁一
四章
12/16

妹(仮)で検索検索ぅ♪②

「次は鈴菜選手どうぞ」


鈴菜の問題にはおそらくは琴羽は答えられない……。琴羽でも答えられるレベルの問題を……。


「そうですね……じゃあ、先輩の好きな食べ物は?」


それなりに一緒にいるなら簡単だがまだ琴羽とは一週間も経ってない。クイズは琴羽には厳しかったか……。


「からあげとか?」

「ブッブー、不正解です。先輩、答えを」

「パフェ」

「以外と甘党だった!?」


俺は甘いのが好きなんだよ。ケーキとか好きだぞ。たまに自分でも作るし。


「またしても、不正解。追いつけるのでしょうか」

「いや、この競技では無理だろう。次にどう活かすか、それが腕の見せ所だろう」


次の競技が琴羽に出来ればいいんだが……。料理対決……無理だな。運動……無理だ、鈴菜は学年で一番足が速い。あれ?勝機なくね?やばいな……。


「次の問題どうぞ」

「うぅ……」


こうして琴羽が一点も取れないまま最終問題に入った。


「鈴菜選手4ポイント、琴羽選手0ポイントです」

「琴羽殿は1ポイントも取れなかったな。まだ最終問題はあるがこの競技では無得点もありえるだろう」

「そうですね、和人さんはどう思われますか」

「え、俺?そうだな……とりあえず、頑張ってくれ」


頑張ってくれとしか言いようがない。マジで頼むぜ琴羽。いや、マジで。


「微妙な答えだな……それでは最終問題をどうぞ!」

「えっと、んー……」


最後の問題だ、難しいのを出してくれよ……。


「あ!」


おっ、何か思いついたのか。頼むからいいの出してくれよ。


「お兄ちゃんの何利きでしょうか」

「おっと、最終問題でこんな問題が出ていいのか?鈴菜選手、5ポイント目獲得なるか」

「いや、それは無理だ……」

なぜなら……。

「右利きですよね?」

「いや、両利きだ」

「えっ!?」

「俺は普段は右利き手で書いてるが両方書けるんだ……ほら」


そう言って、字を書いてみせた。


「すごいですね!」

「大したことないさ」


それにしても、よく思いついたな。琴羽は両利きなの知ってるけど鈴菜も知ってるかもとは思わないもんかね。バカが幸いしたか。


「鈴菜選手答えられず、4ポイントです」

「別に一点ぐらい……」


口ではそう言っても、内心は悔しそうだった。


「問題いきますよ」

「先輩が今まで告白して振られた数は何回でしょう」

「なんで知ってんだよ!?」


何?ストーカーなの?こいつ……。別に前同じ学校でもないのに……怖い。


「え、でも、OKされたことはなさそうだから……」

「酷くない!?」


まあ、確かにOKされたことはないけど……。告白した回数分振られてるけどさ……。

「じゃあ、10回」

「そんなに多くねぇよ!」

「はい、琴羽選手不正解。最後まで1ポイントも取ることができませんでした」

「ふふふ、私の勝ちで決定ですね」


もう、勝った気でいるらしい。でも、こいうバトルってお約束あるじゃん?たぶんあるだろ?


「次の競技が最後になります」

「競技はお兄ちゃんデレデレ大作戦」

「「「何それ!?」」」


次は鈴菜も知らない内容だったみたいだ。どんな内容なんだ?


「競技は簡単。お兄ちゃんにご奉仕してデレ度が高かった方の勝ちです。なお、この競技では勝った方に10ポイント追加されます」

「今までの意味は!?」


鈴菜が驚いている。仕方が無い。


「仕方が無いさ、クイズ番組の醍醐味だろ?」


クイズ番組では一発逆転が可能だからな。持ち点の何倍とかそいうの。


「琴羽でも勝てるかもな」


今までの点数は関係ないからな……。


「先攻は私がいきます」


最初は鈴菜か……待てよ?


「ご奉仕って何されるんだ?」

「あー、メイド喫茶とかそんな感じでいいんじゃね?」

「実況っぽくしゃべれよ」


メイドっぽくね……。言ったことないから分からないけど、あれだろ?萌え萌えキュンだろ?


「二人にはさっそくメイド服に着替えてもらいたいと思います」

「あるの!?メイド服!?」


何処からともなく出したメイド服を女子二人に渡す。どこから持ってきたんだ?不思議だ。


「とりあえず、男子出るぞ」

「「ああ」」


二人はメイド服に着替えを済ませていた。


「おお……」

「あんまり見ないで下さい、先輩……」

「あ、悪い……」


鈴菜は羞恥心で顔を赤くしていた。


「……なかなか似合ってるんじゃないか?」

「……ありがとうございます」


別にメイド服萌えやガーターベルト萌えでもないが可愛いとは思う。それに、鈴菜自体が可愛いから引き立たせてると言うか……。


「あれ、琴羽は?」


琴羽の姿が見当たらない。どこへ行ったんだ?


「そこですよ」


そう言って、カーテンの方を指さす。


「何やってんだ?」

「ちょっと恥ずかしくて……」


琴羽はカーテンにくるまって身を隠していた。


「とりあえず、出ろよ」

「あう……」


カーテンから、琴羽を引っ張り出した。


「……」

「……変じゃない?」

「ああ、可愛いと思うぞ」

「……良かった」


鈴菜も可愛いかったが琴羽も可愛い……。鈴菜とはまた違った可愛さで……。いいんじゃあないかな。


「じゃあ、いきますからね」

「お兄ちゃん、飲み物です、どうぞ」


鈴菜は紅茶を出した。


「あ、ありがとう」

「待ってね、おいしくなるおまじないかけるから」

「やるのか……」

「萌え萌えキュン」


鈴菜は手でハートを作ってそう言った。やっぱり出たか……萌え萌えキュン……。ありがとうございます!


「おっと、これは好感触だ。デレ度が上がってるのが分かります」


デレ度、100超えました。なかなか良かったな。メイド喫茶行ってみるのも悪くないかも……。


「お兄ちゃん、何かしてもらいたい事ない?」

「えっ、そうだな……」


してもらいたいことね……肩揉みとかで良いか。


「肩揉みで」

「分かったね、お兄ちゃん」


鈴菜は程よい力加減で揉んでくれる。ただし、気になるのが……。


「ん、ん」


一生懸命やってくれてるのは分かるが、声を抑えて欲しい。それにその決して大きくない胸も当たってるんだ。理性を保つのに必死なんだ。もう少し、抑えて欲しい。


「はい、終了です」

「デレ度はどうだったでしょうか?」

「超良かった……って何言わせるんだ!」

「鈴菜選手、お兄ちゃんの心を掴むことはできた模様です」

「続いては琴羽選手です」


頑張れよ……。

前期受かりませんでした……

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