表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニート撲滅戦士  作者: 勇氣
第四章タイムマシン編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/72

第六十八話カリス♀「絵四枚」

 三人は村に行き淫夢教会に到着した。そこでは淫夢の神浩二キリストの銅像があった。そこには淫夢教徒のカリスがいた。

挿絵(By みてみん)

 「皆さんようこそお越しくださいました。ここは淫夢教会です。これは太陽神GOが遣わせた救世主浩二様の銅像です。」

挿絵(By みてみん)

 

 「なんだこれは....凄い目力ですね!」

 佐藤太郎はたまげた。


 「この救世主と19時間目を合わせていれば幸せになれるという伝説があるわ!でも私は一時間しか見れないのよ...」

 そう話すカリス♀はどこか儚く見えた。


 「磔にされたことめっちゃ恨んでそうな顔しているんですけど、本当に救世主なんですか?」

 佐藤太郎の質問はごもっともだ。

挿絵(By みてみん)

 「本当に救世主よ!なんてったって救世主浩二様は人類の罪を贖う為にこの世に現れた神様なんですから!貴方も淫夢教徒になりましょう!」


 その声は鬼気迫っていた。


 (でもこんなキモイ宗教には入りたくないよ。)

 佐藤太郎は勧誘には屈しない強いメンタルを持ち合わせていた。


 「淫夢教に入ってくれたらどんなことでもしてあげるわ!」

 カリス♀の言葉に佐藤太郎は疑問を抱いた。


 「どんなことって何でもってことですか?」

 

 カリス♀は恥ずかしそうに「はい....」と答えた。


 「入ります!」

 佐藤太郎は何か良からぬことを考えていた。辺りは夜になると佐藤太郎はカリス♀と同じ部屋に寝ることを所望した。

挿絵(By みてみん)

 「ゴホゴホ!」

 カリスは咳をした。それは病気がちな人間がするような咳だった。


 「どこか悪いのか?」

 佐藤太郎は訊いた。


 「私昔から体が弱くてすみません。」

 カリスの返事に佐藤太郎は申し訳なく思った。

 (俺が下らない欲情をしたからこの子は風邪を引いてしまったんだろうか?)

 そんな自罰的思考が佐藤太郎の脳内を駆け巡っていた。それでも何とかカリスに出来ることをしようと決めた。

 「どうしてそんなに自分の体を大切にしてやらないんだ。体が弱いならもっと自分のことを大切にしてやれよ!」

 佐藤太郎の言い分は尤もだった。

 「私はもう十分生きたから良いのです。今迄24年間も生きたのだから正直少し無理して死んでも構わないと思いました。生きている心地がしなかったのです。毎日村から離れないように生きていて遠出を禁止されていました。それも、もう両親が亡くなってから禁止は解けたようなものです。でもこの家から2km以上離れる体力はありませんでした。」

 その言葉は余りにも救いがなさすぎた。

 「どうしたら助けられる?」

 佐藤太郎は訊いた。

 「助けてくれなくて良いんですよ。でももし、助けて下さると言うのならゴブリンキングとゴブリンロードを配下にしているゴブリンゴッドを斃して奥の部屋にある万能草を取ってきて下さい...」


 (ちょっと....は!?見るからにヤバイ敵を三体も斃さないといけないとか難しいな....)


 そして翌日佐藤太郎はその話をルストゥス・プリムス・ミウラに話して同行して貰うことにした。


 「そういうことなら私もついて行きます!」

 アダルが同行する気でいた。


 「助かるよ!でも弱かったら置いて行くからな!」

 佐藤太郎は遠慮というものを知らない。


 「弱い訳ないじゃないですか!私は村一番の剣士ですよ!」


 「ほう~!なら今手合わせを願おうか!」


 「望むところです!」


 こうして佐藤太郎とアダルの竹刀による練習試合が始まった。


 「女の子だからって手加減しないぞおおおおお!」

 佐藤太郎の一撃がアダル♀の頭を穿とうとした次の瞬間、アダルは佐藤太郎の目の前から消えて胴を打った。


 「莫迦なッ!これでは俺がかませ犬みたいじゃないか!」


 「そうだよ(便乗)」

 ルストゥス・プリムス・ミウラの無慈悲な「そうだよ(便乗)」という言葉に佐藤太郎の脚は力なく地面に吸われていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ