第九話 発見
今回は九話です。
久々に書いたので変な表現があるかと思いますが、温かい目でみてください笑
足跡を追い始めてから三十分がたった頃、視線の先に猫耳の姿が見える。
きっとあれはシェスだ。そう思って叫んでみる。
「シェーーーースーーーー」
向こうもこちらに気がついたのか、こちらに振り向き、ものすごい速度でこっちに向かってくる。
そしてそのまま俺の胸に突撃してきた。
突撃の勢いで、シェスを抱きしめたまま地面に尻餅をついた。
「うっ、いててててて」
シェスの顔を見ると、涙でいっぱいだ。
「大丈夫?」
そう聞くと、シェスは泣きながら答えた。
「こ、怖かったです。また、み、道に迷ってしまって、どうすればいいか、わからなくなって...」
「もう大丈夫だからね」
そう言ってシェスの頭をなぜると、安心したのか俺の胸に顔を押し付け、そのまま、また泣き出した。
かれこれ五分ほどで泣き止んだ。
「すみません。こんな姿見せてしまって」
「いや、いいんだよ」
正直、泣いてる姿も可愛かったしな。
「ところで何でこんな遠くに?」
「そ、それは、昨日コウさんに食事をごちそうしてもらったので、今日は私が木の実を見つけてごちそうしようかと思いまして...」
なんていい子なんだ。
「気持ちはありがたいんだけど、一人で出歩くと危ないから、今度は一緒に探そうね」
「はい!ですが、どうして私の居場所がわかったんですか?」
シェスは首をかしげながら聞いてきた。
「ああ、それは、シェスの足跡を追ってきたんだよ」
するとシェスは下を見て地面に足跡がついていることに気がつく。
「あ! 私、足跡に沿って帰ってくればよかったんですね...気づきませんでした」
シェスは足跡があったのに道に迷ってしまったことが恥ずかしいらしく、顔を赤くした。
「いや、いいんだよ。シェスが無事だったからね。ところで、木の実は見つかった?」
「そ、それは...」
「その様子だと見つかってないみたいだね。でも大丈夫、俺がついてるから」
そして俺は目を閉じた。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
次回の投稿は、早いですよ!
なにせ、少し書いてるから笑




