第八話 消えたシェス
第八話の投稿です。
前回、次話投稿は早いなどといっておきながら、遅くなって本当に申し訳ありません。
あと、あまり関係はないのですが、一話と二話が少し長かったので、多少改変しました。
ざっくり言うと、耕が昔から植物が大好きという設定に変わりました。
「痛ててっ」
俺は地面の固さで目を覚ました。もう朝だ。時刻は9時ぐらいだろうか。
「あれ、テントは?」
横に立っていたテントが綺麗に折りたたまれ、その上に、釘として使われていたアスパラガス、寒さ対策にシェスのテントの中に入れておいたタイマツバナが綺麗に置いてあるのに気がつく。
「あれ、シェスは?」
周りを見渡してもいない。
どうしたんだ。
考えられることは、二つ。
一つ目は一足先に町に向かった。だがその可能性は低いだろう。なぜならシェスは方向音痴。俺をおいていってもまた道に迷うだけだ。
なら、可能性が高いのは、二つ目。
二つ目は... トイレだ。シェスは女の子だから、トイレをしに遠くに行ったんだろう。なら、待とう。
「んー、待ってる間暇だから色々調べてみるか」
そう言って俺は目をつぶり、表示と唱える。
すると色々と表示された。そしてその中から「ステータス」をさらに表示する。すると「名前 一之瀬 耕」「level 3」「職業 園芸師」と表示され、「HP」「魔力量」はそれぞれ緑色と青色で表示されていて、最大まで回復している。
ここで試しにアスパラガスに魔力を注いでみる。
すると僅かながら魔力量が減った。
「ならば、これはどうだ」
と言って、先ほど注いだアスパラガスの魔力を吸い取ろうとする。
色々試し、どうにか吸い取ると
「おお、できた。なんかエネルギーが体に入ってるのを感じる」
魔力の吸い取り方はこうだ。まず、魔力を吸い取りたいものを軽く握る。そして前腕部に力を入れる。すると魔力が入ってくる。
魔力を吸い取ると同時にアスパラガスが軟くなった。
ちなみに「魔力量」を見ると、回復はしている。だが、完全に回復したと言うわけではない。時間が少したったから、魔力が空気中に逃げてしまったんだろう。けど、多少は減ったとしてもなかなか便利だな。
あれこれしているうちに三十分ぐらいがたった。
にしても、シェス遅いな。って、シェスって方向音痴じゃないか!トイレに行ったとしても戻ってこれないだろう。探しに行くか。
そして俺は、テントとアスパラガスとタイマツバナをアイテムボックスに入れた。
よし、準備は万端だ。んー、でも当てもなく歩くのはよくない。何か手がかりはないかな?
僅かながらだが足跡がある。きっとこれはシェスの足跡だ。追おう。
そして俺は足跡をたどり始めた。
今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!
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