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忍び愛〜心に刃を隠して〜  作者: 月海みやび


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Episode 2

家のチャイムが鳴り、扉を開ける。


「おはよ、パン買ってきた」

「おはよう、ありがとう⋯」


コーヒーを差し出し、パンの入った袋を覗き込む。


「たくさん買ったね⋯あ、私の好きなパンもある!」

「俺らなら、食べ切れるだろ?どれでも、好きなだけ食べて」

「うん、ありがとう!」


パンを頬張りながら、ふと疑問を口にする。


「そういえば⋯何でお家デートはいつも私の家なの?ユウの家にも行きたいな⋯」

「⋯俺の家は、散らかってて狭いから⋯未来の家の方が、ゆっくり出来るだろ?」

「⋯別に散らかってても気にしないのに⋯」

「⋯そのうち⋯広い家に引っ越したら呼ぶから⋯」

「⋯わかった、楽しみにしてるね」


微笑むと、不意にキスが落ちてくる。

誤魔化されたような気持ちになりながらも、キスを受け止める。

優しいキスは、徐々に熱を帯びたものに変わり⋯

そのままベッドに沈み込んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


腕の中で眠る未来を見つめる。

未来が家に来たがっているのはわかっている。

だけど、どうしても人を家に呼ぶ事は出来なかった⋯


起こさないように、髪を撫で⋯

そっとキスを落とす。

愛しい寝顔を見て、この先もずっとこんな時間が続けばいいと願っていた。

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