Episode 1
ユウさんと恋を始めて、3年が経った。
大学も卒業し、今では慌ただしい日々を送っている。
そんな毎日の癒しは、休日に過ごすユウさんとの時間。
もう、配信アプリを開く事もなくなった。
「未来、こっち!」
ユウさんがカフェの席から、手を挙げて微笑む。
慌てて駆け寄り、笑顔で隣に座る。
「っ⋯おはよう、ユウ⋯待たせちゃった?」
「ちょっと早く着いちゃった⋯ドリンクだけ先に頼んだよ」
「ありがとう⋯」
「未来はミルクティーで良かったよな?」
「うん、何食べる?」
「⋯どうしようかな⋯未来は?」
「う〜ん、ホットサンド⋯どっちにしよう⋯」
「ハムとツナで迷ってる?」
「そう、ユウはどれにするの?」
「俺もホットサンドにしようかな⋯ハムとツナ頼んでシェアする?」
「そうだね⋯」
ランチをしながら、他愛のない話をする。
休日くらいは仕事を忘れたくて、そんな話はほとんどしない。
「この後どこ行きたい?」
「ユウと一緒なら、どこでも⋯」
「お前、サラッと可愛い事言うようになったよな⋯」
「⋯そうかな?思った事言ってるだけなんだけど⋯」
「それが可愛いんだよ⋯」
「っ⋯そ、それで⋯どこ行く?」
「そうだな⋯家具、見に行くか?」
「⋯そういえば、新しいベッド欲しいって言ってたね?」
「今のベッド古くてさ⋯お前、雑貨見たいって言ってなかった?」
「あ、うん⋯特に目当てがあるわけじゃないけど⋯」
「色々お店見て回るか⋯」
「そうだね」
カフェを後にして、家具や雑貨など色んなものを見て回る。
デート中に繋いだ手も、別れ際のキスも⋯
いつの間にか当たり前になっていた。




