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非日常世界へようこそ  作者: 紫音
第三閉
49/50

間章 移りゆく流れ、

「ーーー。・・・ここは、何処だ・・・?」



山上の家ー。

朝から梨杏達がドタバタと建物内を走っていた。

「・・・やっぱり、どこにもいません。」

「・・・とりあえず、集まりましょう。」

須藤と山上が合流し、言葉を交わす。


アリスを除く全員が、ソファに座り集まった。

「んで?どこにもいなかったってことか?」

紫電の問いにそれぞれ頷く。

「・・・シールズさん。」

「机にこんな書き置きを残して。」

梨杏が机に紙を置いた。紙には「ごめんない」と震える手で書かれていた。

「いったい・・・どこにいったのでしょうか?」

須藤が口を押さえて話す。目には涙が滲んでいた。

「いきなり、消えるなんて・・・」

山上が言葉を漏らす。


「おはよう。みんな朝からどうしたの?」

ガチャとドアが開き、目を擦りながらアリスが入ってきた。

「小娘。体調は大丈夫なのか?」

アリスが頷く。

「とりあえず。お水をどうぞ。」

須藤が水を運んできた。

「ありがとうございます。」

アリスが須藤に頭を下げる。

「いただきます。」

アリスが水を一口飲み、ソファに腰をかけた。

「・・・それで、何があったの?」

(小娘・・・何か様子がおかしくないか?・・・今までとは何か雰囲気が違うような。)

「実は。・・・」

梨杏が口を開く。


「・・・そう。」

アリスが小さく声を出す。

「あまり・・・驚かないのね。」

「・・・・・」

アリスが俯く。

「うっすら、いつかこうなるんじゃないかなって、思ってから・・・。」

「・・・どういうことだ?」

紫電が問い詰める。

「実は、ライメイを助けるとき、ライメイの攻撃を防いだシールズの表情が暗くなったような気がして・・・」

「それだけか・・・?」

「・・・なんというか、オーラ?もあの瞬間に、急に黒のような、むらさき・・・というか、よくわからない色になって・・・うまく、説明できないんだけど。」

アリスが考えながら言葉を発する。

「オーラがわからぬ色・・・。」

ニカルが考え込む。

「そのオーラ?ってのは、ニカルには見えてないんだよな?」

「前にも話たとは思うが、我は、人型に変形することができぬのでな・・・気配や雰囲気で感じことしかできん。それにオーラの色の捉え方や感じ方に関しては、我の持ち主である小娘の判断であろう。」

紫電の問いにニカルが答える。


(私のあの時の行動は間違ってたのかしら?)



「・・・なるほどな。あの女がやっと離れたか。」

暗闇のなか男女が会話をしていた。

「そうですね。・・・これで、やっと次の作戦にうつることができます。」

「ご報告。次なる物が出現いたしました。」

「・・・やっぱりあたりね。ここは。」

「して、次なる物は?」

「ーーー。」

「あぁー。そういえば、いたわねぇー。協力だけど、面倒なのがきたわねぇ。」

影なる物がため息をついた。

「監視を暫くお願い。」

「了解いたしました。」

影の中に消えた。

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