表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
非日常世界へようこそ  作者: 紫音
第三閉
47/50

「ライメイ」

ライメイの周りに雷が立ち上がり、瓦礫が散らばる。

「皆さん!私の後ろに!!」

アリスと梨杏がシールズの盾の後ろに隠れた。

「迂闊に近づけないわね。これじゃ。」

魔女が炎を盾を作り攻撃を防いだ。

「グッワァー!!」

「ビリビリ」と音と共にライメイを中心にイナズマがほど走る。

「チッ!!」

紫電がイナズマを切り裂き、ライメイに向かい走り出した。

「にゃろくせぇ!!」

紫電がライメイに向かい剣を振り下ろした。

「ざきゃん」鈍い音が建物内に響く。

「グッ。」

「うおっと!」

ライメイの周りの雷により紫電が吹き飛ばされた。

「ニカル!槍となり、さみだれの雨を降らせよ!」

「承知した。」

ニカルがレイピアから槍に姿を変形した。

「攻撃が全てあれで弾かれてるわね。」

アリス達がライメイに向けて攻撃を仕掛けるが、ライメイの周りに走ってる雷のシールドによって防がれていた。

「あの雷をまずはどうにかするしかねぇよなぁ。」

紫電が歯を食いしばる。


「ーーーここは、どこだーーー?」

ライメイの周りは暗闇に包まれていた。

「ーーー!」「ーーーーん。」「ーーー??」

「なんだ?この声は誰なんだ??」

暗闇の中様々な声が聞こえる。

「・・・我は、私は・・・・。」

「・・・お前は、ただの武器だ。」


「火よ!」

魔女がトランプを炎を変えてライメイの前に砂埃を立てた。

「ぬう!」

ライメイがコンボウを地面に叩きつけた。

「きゃあ!!」

地面が崩壊し、ビルが崩れはじめる。

「これ、外に逃げた方がいいんじゃないんですか?」

梨杏が、ローンと顔を見合わせた。

「いや、無理だろうな。」

ローンが建物の外に首を振った。窓の外は赤のような黄色いような光のもの?に包まれていた。

「・・・なにあれ?」

「多分だけど、炎をだろうな。」

「外にも敵がいるってことですか?」

「さぁな?そこまでは、わかんねぇ。」

「あぶない!」

シールズが2人を守った。

「お怪我はありませんか?」

「ええ。」

「あぁ。」

梨杏とローンが顔を見合わせて答える。

「コイン!」

「わかっておる。」

「グルル!」

「そこをどきなさい!!」

ライメイに近すぎたいが、影のような獣にはばかれる。

「数がおおすぎる。」

「何体かは、ライメイの雷に巻き込まれてはいるが、」

「いい加減にしやがれ!!」

紫電が走り、ライメイとの距離を一気に詰めた。

「サンダー!!一閃!!!」

ズバッと音と共にライメイの周りの雷のシールドを破壊した。

「すげぇ。」

ローンが小さく声を漏らした。

「本当に人間では、ないみたいだな。」

「でも、これで、」

魔女とアリスが気持ちを込め直した。


「・・・なんだ?」

「お前は、ーーーー」

「我は、ライメイ。だ。」

「違う。」

「違わない。」

「違う。」

「違わない。」

「違うー。違うーー。」

「違わない。違わないーーー。違わない。違わないーー、違わないーーー。」


「グッーーーー。」

ライメイの周りから再びイナズマがほど走る。

「どんどん。暴れやがる。」

紫電がライメイから一気に距離を取る。

「あとは、作戦通り頼んだぞ!」

アリス達が頷く。

「こっちを向け!!」

ライメイの近くに走ってきていた、アリスが叫ぶ。

「ニカル!!」

「しっかりにぎっておれ!小娘!!!」

コンボウと槍が激しくぶつかる。

「ぐっ。」

アリスの腕に電撃が走る。

「我慢してくれ、小娘。」

「・・・こんな痛み。・・・今更気にしてなんていられるわけないでしょ!!!」

アリスが歯を食いしばる。

「ニカル!!とにかくお願い。」

「・・・魔女!魔神。」

ニカルが声を上げる。

「わかってる。」

「お前はだけにいい格好させるかよ。」

ニカルの声の後に魔女と魔人もライメイに向かい攻撃を再開した。

「ぐぎゃ!!」

ライメイがコンボウを振り回す。首元には、紫色のペンラントが光っていた。

「あれを、何としても・・・・」

ニカルの槍の攻撃がペンラントに当たるが、壊れなかった。

「・・・壊れるのか。」

ニカルが力無く呟く。

「ぐきゃぁ!!」

「させません!!誰一人傷付けない!!」

「ガキィーン。」盾とコンボウがぶつかる。

「ぐっ!!!」

シールズがライメイの攻撃を受け止めた。

「ぐきゃあ?」「グオッーー!!」

ライメイのコンボウに雷が纏い始める。

「うっ!!・・・紫電さん。」

シールズが紫電の名前を叫ぶ。

紫電が剣を構えて前傾姿勢のまま深く深呼吸をしていた。紫電の周りの空気がピリピリと小さい音を立てていた。

「ふぅーー。はぁーー。」

極限まで、集中力を高めていた。

ライメイとシールズの周りの砂埃が晴れ、シールズ、ライメイ、紫電が一直線になっていた。

「豪雷  ーーーー   一閃!!!」

紫電が一気に走り、ライメイと距離を詰めた。

シールズが紫電の攻撃をギリギリ避けた。

「ビリ。」と雷の音が遅れて聞こえてきた。

「パリン。」とライメイの胸元にある紫色のペンラントが割れる。


「やめろー。」

ライメイの周りの暗闇の空間に一筋の光が差し込む。

「ここまでーーーか。」

ライメイが光にむかって手を伸ばす。ライメイの視界が明るくなる。


ライメイがゆっくりと目を開ける。

「ライメイさん?」

シールズが声をかける。アリス達が駆け寄る。

「・・・随分と・・・迷惑をかけ・・・たな。・・・」

ライメイが声を振り絞る。

「よかった!」

梨杏がライメイにハグをする。

「・・・これで、解決か?とりあえずは。」

紫電が剣を鞘にしまいアリス達の元に近寄ってきた。

「獣も炎もいつのまにか消えてますね・・・」

コインの魔人が辺りを見渡す。

「お前は今回裏と表で分かれてたのか。」

「その方がいいと思ってな。」

「・・・帰りましょう。・・・」

魔女の一言にそれぞれが頷く。


アリス達がいるビルを見下ろすように空に人の影があった。

「・・・やはり、ここまでであったか。」

謎の人物がボソッと声を出した。

「お迎えにあがりました。」

ザッリアーグが暗闇からポンと現れた。

「・・・ザッリアーグか。」

人物がザッリアーグに向き直った。

「ライメイさんは?」

「奴らの手に戻った。」

人物が首を振る。

「この作戦が終わったらお前の命もこれで終わりかーー。」

人物がザッリアーグに聞く。

「そうですね。私は別の核に向かわなければなりませんのでーー。最後までお供したかったのでありますがーーー。ここまで、長くいれるものではなかったのでしたので。」

ザッリアーグが俯く。

「気にすることはないだろう。・・・全ては救済の為。」

ザッリアーグと人物が暗闇に姿を消した。



警察署ー。

「すごい資料の山だねぇ。」

少女が山上の向かい側に座った。

「単刀直入に伺うは、何が目的?」

山上が少女に目線を向けた。

「へぇー。結論急ぐんだ。まぁいいや、オネェさんも気づいてると思うけど、いずれかはその立場じゃいられなくなるよ。」

少女の目が真剣に変わった。山上の全身に鳥肌が立った。

「じゃあ、それだけだから。」

少女が立ち上がり所長室から立ち去った。

「・・・そんなの、わかってるわよ。」

山上が力を込めて手を握った。


少女が警察署を歩いていた。

「あぁ。やっぱりこれで、限界かー。・・・まぁいいか、目的も達成できたし、役目も終えたし。・・・後はあっちの核で争いものを相手にすればいいだけだしね。」

少女がニヤリと笑い、全身がぐにゃりと曲がり姿を消した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ