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day117(部隊の再配置)



 連絡線への懸念から前線部隊の前進を数日停止させ、補給を行った結果、ある程度連絡線について心配する必要がなくなった。

 あわせて進撃許可と予備部隊投入の知らせが届いた。

 軍団司令部は進撃の再開を検討するに至った。


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南部王国第1軍団司令部


 「部隊の再配置を行うつもりです。意見をください」

 「特に異論はありませんが、どのように再配置しましょうか」

 「二個旅団を第13旅団に合流させ、第21旅団とあわせて四個旅団体制にします。残りの一個旅団に連絡線の防衛を命じます」

 「攻勢終結点はどうしますか」

 「今回の様子から鑑みると、あらかじめ指定しておく必要を感じます。さすがに前線部隊の再度の暴走は抑えたいです」

 「どこに設定するかですね。慎重策をとりすぎてもっと行けたのになんて苦情は聞きたくないですね」

 「前線部隊の意見も聞きましょう。それと、軍団予備部隊として一個旅団を作ります。各旅団に一個大隊ずつ引き抜くように命じてください」

 「後方三個旅団から引き抜きましょう。第13旅団と第21旅団から引き抜くのはあまりいい策とは思いません。あわせて東部方面軍からも一個大隊もらいましょう。一個大隊程度なら予備部隊をもらえると思います」

 「そうしてください。あと、退く判断を誰がするかを方面軍司令部と明確にしておきたいです。前回の件もありますし」

 「進撃許可が来るのと同時に、その確認もとっていたのですか」

 「第13旅団長から言われました。現場の感覚は正しいと思います」


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第13旅団司令部


 再配置命令が来てから、旅団長はしばらく黙っていた。


 「連絡線とは何だったのか」

 「ただの方便だったのかもしれませんし、我々を止めるための言い訳だったのかもしれませんし、予備部隊をもらうための口実だったのかもしれません。たぶん全部でしょう」

 「まあ補給ができたのはよかった。我々も進撃を急ぎすぎたのかもしれないな」

 「部隊の休養も完了しました。いつでも動けます」

 「問題はどこへ向かうかだな。攻勢終結点をあらかじめ決めて連絡するようにと命じられている。さてどこにしよう」

 「軍団司令部はトカニ村を意識しているようです」

 「遠すぎる。というか行けるのか」

 「補給さえ続けばという条件付きで、行けるとは思います。戦闘がほとんど発生していませんので」

 「戦闘がないのはいつまでも続かない。そこが問題だ」

 「一応、攻勢終結点の候補をいくつか並べましょうか」

 「そうしてくれ。ただし、前提として退く判断の基準も一緒に作ってくれ。進む目安より、止まる目安の方が今は大事だと思っている」

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