新潟屋
今更ですが、前書きは10話ごとに書いています。
(って、昨日寝る前に投稿して、
一晩経って、
これが91話目だと今気づいて書いています;´∀`)
そう言えば、石川県に九谷焼があったよな…
近いし、畠山義総に磁器を献上(見せびらかして)して、陶石を探させよう。
畠山義総はとても喜んで、越中の椎名領の港に港湾施設を作る件を許可してきた。
ので、詰め所と猪口酒屋がある滑川の港をもらって港湾施設を作る。
一揆が起こってしまった時に佐渡から部隊を続々と送り込む為の港だ。
ただ、九谷焼は石川県とは言っても能登ではなくて加賀の方だった。
今は一向一揆勢力の支配下だ。
スコップ部隊を少人数で現地に送り込んで、現地の人を雇って一緒に陶石を探させよう。
見つかったら、その現地の人に、また集めておいてくれたら買い取りにくると言っておいて、敦賀便、小浜便の帰りにでも買い付けてに寄ってもらおう。
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天文五年
今年は正条植え用の木枠の数を増やした。
田んぼが四角くないから木枠がないとまっすぐ植えにくいんだよな。
後、肥料だが佐渡の田んぼの分は十分に確保できたので、希望する領地にも売ることにした。
売るというか貸付額に上乗せ方式だが…
揚北の本庄氏のところに施肥の代金交渉に行った時に、ハジメマシテの方々がいた。
まだ残っている名刺(名刺は挨拶回りするからと200枚作った。名刺入れの中は残り少ないが、まだ100枚入りの箱が手付かずのまま残っている)を渡す。
「500年ほど未来から神隠しにあって佐渡に来ました、菱田翔吾と申します」と俺。
「酒田で商いをしております、池田惣左衛門です」と鐙屋さん。
「同じく、二木与助と申します」と加賀屋さん。
「おお! 酒田の商人さんですか!? よろしく願いします」
と、俺は二人と握手して、
「あっ、これは未来の男同士の挨拶です」と言った。
「さようですか」と鐙屋さん。
鐙屋さん、加賀屋さんと言っているが、この時のこの二人はこの屋号は使っていない。
酒田の豪商、鐙屋さん、加賀屋さんのご先祖様だ。
「ほれ、中浜に作っちゃる、あの港を見て来たっちの」と本庄房長。
「俺いだ、酒田は自治の港でやっちょるが、ここんとこ飽海の砂越様がちょこちょこ酒田を狙っちょっての」と鐙屋さん。
「何度も何度も銭せびりに来ちゃるで」と加賀屋さん。
「ほで、中浜の港見で、俺いだもあごどな城みたいな港ち、作りたい思うてきちょります」と鐙屋さん。
「なるほど、自治のための武力が欲しいんですね」と俺。
「俺だも、多少は雇うてますけど、前までは、砂越様と大宝寺様が牽制しおうてたのか、お互い手え出しにくかったのか分からんが、今はどうも砂越様がまた大宝寺様に攻め込もうとしているようです」と鐙屋さん。
砂越氏は出羽の酒田の近くの領主で、戦に負けては滅亡して、他家から後継者がはいって再建している家だ。
今の当主の砂越信濃守氏維は、何年か前に砂越氏が大宝寺氏に攻め込んで全滅してしまい、攻められた大宝寺氏の身内から後継者を出して就いている。
大宝寺氏は出羽と越後の国境をはさんで、本庄氏と南北お隣さんで、何かと越後側にも色気をみせている。
現に上条上杉が乱を起こしたときには、砂越氏は上田長尾氏側について越後に乗り込んで来ようと打ち合わせをしていたらしい。
「そうですね、中浜村の港湾施設は佐渡からの上陸と目の前の街道を封鎖するのに特化した要塞ですので、酒田の町にはおすすめではないですね」と俺。
「そうですか」と鐙屋さん。
「では、おすすめは何ですか?」と加賀屋さん。
「酒田の自治会と佐渡とで警備契約を交わすのがいいでしょう」と俺。
「契約ですか?」と加賀屋さん。
「はい、佐渡を用心棒として雇ってしまうんです」と俺。
「なんじゃ、儂は!?」と本庄房長。
「ハハ、佐渡は酒田を守りますので、本庄様は事が起こったら軍勢を引き連れて大宝寺の領地なり、砂越の領地なり、切り取りに来られればよろしいかと」と俺。
「ほう、そりゃええの」とフサナガ。
「その契約にはどれくらいかかりますか?」と加賀屋さん。
「そうですね、安くあげるには酒田に佐渡の店を構えさせてもらうのがいいかと」と俺。
「と言いますと?」と鐙屋さん。
「佐渡の店が酒田にあれば、こっちから御守衛隊の詰め所を作らせてくれ、とか言いますし、自治会の一員として、契約料の負担もしますし…」と俺。
「そりゃあいいですな」と鐙屋さん。
「三十六人のひとりになってもらえれば…」と加賀屋さん。
滑川らへんって「ホタルイカミュージアム」とかあるとこだよね。
ホタルイカとか食べてたのかなぁ…
白エビとかも…




