御前沙汰
二条足利邸広間
上座左奥:近衛稙家
上座右奥:足利義晴
上座真ん中:足利義藤
左並び筆頭:一条房通
左並び二番目:三条公頼
右並び筆頭:畠山義続
右並び二番目:上杉実虎
左並び三番目:六角定頼
左並び四番目:朝倉延景
左並び五番目:遊佐長教
左並び六番目:古津元幸
右並び三番目:本間有泰
右並び四番目:本間貞兼
右並び五番目:本間高季
右並び六番目:三好長慶
下座真ん中:菱田翔吾(俺)
下座左奥:二条晴良(お義父さん二号)
下座右奥:九条稙通(お義父さん一号)
三好長慶が参内して来たので、「お待ちしておりました」と有無を言わせず広間に通し、そのまま皆を召集してこの席だ。
お義父さん一号、二号に下座に座ってもらうのは申し訳ないが、二人が快くこの席を受け入れてくれたので、逆にそのおかげで席順でもめることはなくなった。
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長慶がくる前に、三好政長が来た。
陣の手前まで騎馬隊を従えてきて、陣の手前で馬から降りて名乗ってきた。
三好政長が来たと報告があり、この頃はコロコロ名前が変わるので、俺が長慶の改名前の名なのかときくと長慶とは別人だと教えられた。
政長と一緒にきた古津元幸と言う者が、数日前に「細川晴元とともに来た時にいきなり弓で射たれて細川晴元は死んだ」と言う。
そう言えば、数日前に「陣にいきなり馬で駆け込んできて暴れた不届者を射ったとの報告があった」と俺が言うと、三好政長は、「細川晴元様を不届者とは何事か?!」と怒鳴った。
そこで俺が、「今上様から征夷大将軍の任を受けて上洛して来た足利義藤将軍の陣に、旗も掲げず、名乗りもせずに馬で乱入する者が不届者でなくて何者ですか?」と言うと、三好政長は腰の脇差に手を掛けて何か言おうとしたので、すぐ側にいたスコップ部隊員が数人で殴り倒して取り押さえた。
「待て、待て、いきなり何をする!?」と、一緒にいた古津元幸は後退った。
古津元幸は「俺は刀に手を掛けてませんよ」って感じで両手を小さくあげていたので、
「この者は今上様から征夷大将軍の任を受けて上洛して来た足利義藤将軍の陣の中で、刀を抜いて暴れようとした不届者です。貴方はこの者の仲間ですか? ならば一緒に捉えます」
と、俺は元幸に向かって言った。
「いや、待て、ちゃんと話を聞け」と元幸。
「ならばちゃんと話をする態度をみせてください。先ほどから、とても話をする態度にはみえませんよ」と俺。
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などのやりとりがあり、三好政長陣営から古津元幸が列席し(政長は捉えられている)、さらに先に参内して来て、大人しく末席で待機していた細川氏綱・国慶、遊佐長教陣営からは遊佐長教が参加している。
「それではこれより室町幕府第十三代将軍、足利義藤公方様の第一回御前沙汰を開始いたします」と俺。
さらに俺が続けて、
「公方様、よろしくお願いします」
と言うと、
「ここに【京復興令】を発する。皆、この場においてそのための会議をするように」
と、足利義藤公方様からお声が発せられた。
畠山、上杉、朝倉、六角が自分のために挙兵して近江坂本から上洛、さらに摂家も揃って尽力して帝への拝謁と、義藤も先代義晴もここまでの流れを実に満足しており、この御前沙汰にも京復興令の発布にも、両手をあげて協力的だ。
こうしてくれ、こう言ってくれと言えば、ご機嫌で応じてくれる。
「ほう、京復興令ですか…」と六角定頼。
「はい、六角殿にも、是非お力をお貸しいただきたく存じます」と俺。
「やぶさかではないが…」と六角定頼。
「具体的には何をするのじゃ?」と遊佐長教。
「まずは内裏の修復工事からです。立て直しも必要ならばしていきます。同時に壬生に治安維持部隊の駐屯所を作り、洛中の警らを開始します」と俺。
「修復の費用はいかがする?」と畠山義続。
「警らの人員は?」と上杉実虎。
「はい、この場にお集まりの皆様にご尽力願いたいのですが、特に三好長慶殿、三好殿は特に京の現状を憂いておられると察します」と俺。
「む、うむむ…」突然自分の名前が呼ばれて、三好長慶は面食らって押し黙った。
失礼しました(;´∀`)
三条家は摂家ではなく清華家でした ^^; ^^;
まぁ、これまた直さないんだけど(^^ゞ




