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五摂家勢揃い

 上洛軍が京に入り、将軍足利義藤を二条の足利邸にドカッと座らせたら、まずは一条家、二条家と三条家、それに近衛家に使いを出して一条房通、二条晴良、三条公頼、近衛稙家に参内を求めた。

 九条稙通は上洛軍とともに七尾からやってきているので、五摂家の方々に揃ってもらう。


 皆、二条の足利邸にほど近いエリアに居を構えているので、早々に五摂家勢揃いが実現した。


「義藤様は近江で将軍宣下を受けておられます。まずは帝への拝謁の段取りをお願いしたいです」と俺は近衛稙家に向かって言った。


「心得ましたよ。麿が整えましょう」と近衛稙家。


「よろしくお願いします。ところで今の関白殿はどなたであらせられますか?」と俺。


「麿である」と一条房通。


「一条様、義藤公には拝謁の際に「京の復興令」を発する事を帝に伝えていただきます。武家につきましては公方様にまとめていただきますが、内裏におきましてはなにとぞお力添えをお願いします」と俺。


「復興令とな…」と将軍義藤。


「銭はどうするのでおじゃる?」と近衛稙家。


「こ度の上洛軍の各国も多少は出しましょう。が、今、三好長慶殿にも出仕するように使いをやっております。できることなら公方様と三好様に力を合わせていただいて、進めてもらいたいと思っています」と俺。


「三好ですか?」と一条房通。


「細川晴元ではなく?」と二条晴良(お義父(とう)さん二号)


「近衛様が言われたように、銭をどうするのかが一番の問題です。銭を集められる者が必要です。細川晴元殿が銭を集めてくださるのなら細川殿でもよろしいのですが、今、畿内で一番集金力があるのは三好殿でしょう」と俺。


「三好が協力せねばどうする?」と義藤。


「その場合は三好は排除して、六角殿にお願いしましょう。六角殿も固辞されるようでしたら畠山様、能登の畠山様から河内の畠山殿にお願いしてやってもらいましょう。他、畿内の大名方にも声をかけて進めてもらいます」と俺。


「皆、言うことを聞かぬであろう」と房通。


「京の政にあまり干渉する気はありませんでしたが、誰も名乗りをあげられぬねなら佐渡(本間家)が出張ります。そんなことにならないように願いますが…(;´∀`)」と俺。


「復興令とは何をするのじゃ?」と三条公頼。


「はい、まずは何より内裏の修復、建て直した方がいい建物もありそうですね」と俺。


「なんと!」と房通。


「内裏の修復をしてもらえるのか?」と種家。


「いの一番に」と俺。


「それは待ち望んでいたことじゃ」と公頼。


「そして、上京の整備と治安回復、それに並行して下京及び周辺の自助復旧ですね」と俺。


「自助復旧とはなんぞえ?」と房通。


「御所の修復や上京の各所の整備事業で金を使います。使った金は下京から周辺都市に浸透していきます。金がある所には自然と人も物も集まってきます。町が賑わえば自然と復旧していくものです」と俺。


「そういうものか…」と義藤。


「はい、ただ、治安維持は大事ですので、警察組織はしっかりした方がいいでしょう。そうだ、壬生に治安維持部隊の詰め所を作りましょう!」と俺。


「何やら嬉しそうだの、省吾殿」と九条稙通(お義父(とう)さん一号)


「失礼しました ^^; 逆行転移(タイムスリップ)者の自己満足ネタです」と俺。


「よいよい、そちが京に居て指揮をしてくれればよいでおじゃるが、そうはいかぬか?」と九条稙通(お義父(とう)さん一号)。


「それは最終手段と言うことで… まずは三好殿や他の方々の反応を見ましょう」と俺。


 その後、近衛稙家がしっかりと将軍足利義藤の帝への拝謁の段取りをつけ、義藤から今上天皇(後奈良天皇)に京復興令を発する旨を告げた。


 今上様はお喜びのご様子で、


「各々が職分に尽くされることを切に願います」


 とのお言葉を義藤は賜った。

オジャルでおじゃる。

あれ?

五摂家って鷹司家が入ってたよね…?

確かこの頃は断絶してたりして…

う~~~ん…

ま、いっか(;´∀`)

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