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縁談

この話は天文元年(享禄五年)から始めて、弘治に変わるまでの天文の間を書くつもりです。

天文は二十四年まで…

もう少し続きます(^o^)/

 俺も気がつけば三十後半のおっさんになった。

 これまではやはり、未来から来たなどという奴に嫁をなんて話は出てこなかったが、ナント、九条様のすすめで勧修寺家から姫を俺の正室に出すと言う話が舞い込んだ。


 九条様には後継ぎの男子はおらず、娘が一人、三好の十河一存の正室になっている。

 そこで俺に勧修寺家から嫁をとらせて、男子が生まれたらその子に九条家を継がせようと言う話になったのだとか…

(って他人事のように…^^;)


 さらに話が進むと(俺の知らないところで進んでいるのだが…^^;)、九条稙通様の姉が二条家に嫁いでおり、その娘を勧修寺家に養子に出して、その子が俺の正室になるのだとか…

(これまた他人事のように…^^;)


 そんなわけで、二条尹房と九条稙通の姉の経子の娘で、勧修寺尹豊の猶子となった華(ハナ)が俺の正室になった。

 披露宴はとんでもなく盛大だった。

 まずは能登七尾で城下に下向されている公卿衆を集め、二条家と勧修寺家からも大人数でご出席してもらって、三日間に渡って大宴会を繰り広げた。

 次に佐渡で二日間、越後府中でも二日間の宴会を行った。

 その後、新婚旅行で酒田まで行って帰ってきた。


 それまで俺は、行く先々であちこちの仮宿を転々としていたが、基本は最初にお世話になったおはまさんとおていさんの家に居続けていた。

 おはまさんの子どものタスケもかずちゃんも諜報部門の工作部隊の所属になって、二人ともスナイパーとして働いている。

 おていさんの娘のちよちゃんは、忍の里で忍者カリキュラムの英才教育を受けてくノ一になっていた。

 最近は俺の近習(ボディガード)を務めていたが、今回の結婚を機に側室も兼任することになった。


 そこで、佐渡の加茂湖の新穂潟上の温泉街側の湖畔に新居を建てることにした。

 佐渡の技術・開発部門は数年前に井戸掘り機(竹の先に金具を付けたもの)と汲み上げポンプを開発済みだ。

 佐渡に限らず、本間家勢力圏内では徐々に普及している。

 温泉街の側なら井戸を掘ったら、ひょっとしたら温泉が湧かないかと期待して掘ったが、普通に井戸ができた。

(温泉は1000メートルくらい掘らないとダメらしい)


 家はペチカタイプの暖炉ありきで設計して、木造レンガ二重壁構造にした。

 トイレは湖の水を汲み上げて水洗にしようかとも思ったが、汲み上げるのが面倒なので、逆にトイレを湖の上に作った。

 湖側には船着き場もつくり、京都の伊根の舟屋のようなマイ船のガレージも作った。

 俺の今のマイ船はハーモタイプの帆船に櫂と足漕ぎスクリューも付いたものだ。

 俺の馬(乗れるようになっているよ)と華のための牛車もある。


 華に付き従ってきた乳母(めのと)、乳姉妹《めのとご》、女官は五人で、比較的慎ましやかにやってきた。

 俺の方では馬牛船まわりの中間・小者と奥向き、食事の世話の女房や侍女をそこそこの人数用意した。

 京の都から来たとはいえ、この頃の京はボロボロで生活はろくなもんじゃない。

 おそらくこの世界では最先端の文化都市であろう佐渡にきて、華は機嫌よく暮らし始めてくれた。


 九条家の跡取りのために頑張るとしよう。

 来年の年賀の贈り物は二条家にも手配することになる。

 結婚記念金貨でも作って送ろうかな…(;´∀`)

井戸掘ったら温泉が出てきたから源泉掛け流しのお風呂付きの家が出来たよ!

って書こうとして、調べたら現実的じゃなかったのでやめました(いまさら現実的って…^^;)

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