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要害山(山吹)城を攻めちゃおう

 河原田城評定の間


 上座真ん中:河原田本間貞兼(サダカネ)

 左並び筆頭:雑太本間有泰(アリヤス)

 左並び二番目:久知本間正泰(マサヤス)

 左並び三番目:吉住本間惟秀(コレヒデ)

 左並び四番目:沢根本間賢蜜(ハルミツ)

 右並び筆頭:羽茂本間高季(タカスエ)

 右並び二番目:潟上本間高康(タカヤス)

 右並び三番目:和泉本間豊季(トヨスエ)

 右並び四番目:藍原蔵人秀貞(クロード)

 下座真ん中:菱田翔吾(オレ)


「如何した、ショーゴ」とサダカネ。


「はい、尼子と大内の戦ですが…」と俺。


「おお、どうなっておる?」とハルミツ。


「大内勢が月山富田城を囲んでおります」と俺。


「うむ、それで」とマサヤス。


「攻めるか?」とタカヤス。


「はい、攻めようかと思いまして」と俺。


「何?! 攻めるのか?」とタカヤス。


「はい、石見銀山の側の山城、要害山山吹城を占拠しに行こうと思い、皆さんに集まってもらいました」と俺。


「よし、すぐに出陣の準備じゃ!」とタカヤス。


「まあ待て、ちゃんと話を聞け」とアリヤス。


「にしても、ここのところショーゴが好戦的じゃのぉ」とマサヤス。


「今から行くと、すぐに冬になって船が出せなくなります。来年、暖かくなってから準備万端整えて行きましょう」と俺。


「尼子側に加勢するのか?」とサダカネ。


「いえ、山吹城だけを占拠して要害山を要塞山にします。大内が攻めてくれば反撃しますが、こちらからは仕掛けません。尼子には月山富田城に今年のうちに十分な兵糧を差し入れておきましょう」と俺。


「補給は隠岐水軍がしちょるのじゃったの。それはいい作戦じゃ」とクロード。


「それで、山吹城を占拠したら「大内が撤退したら、銀山は尼子に返して、城はそのまま佐渡が守る」と尼子に伝えましょう。隠岐の港も佐渡(本間家)が入って要塞化しちゃいたいですが、それはまた先にしましょうか」と俺。


「城も返せと言ってきたらどうする?」とマサヤス。


「ならば銀山も返さないと言って敵対します」と俺。


「尼子と戦か?」とタカヤス。


「いや、そもそも高康様は増山城で砺波の開発の指揮をしてくださいよ」と俺。


「何?! 儂は不参加か?」とタカヤス。


「はい、正泰様も守山城で越中の河川整備の指揮をお願いします。惟秀様も春山城で北信濃を… 皆さん、そちらに力を入れてください」と俺。


「うむ、確かにそちらも重要じゃ」とマサヤス。


「ああ、儂は武田を見張っていよう」とコレヒデ。


「なので山吹城攻略は貞兼様と高季様に指揮を執っていただきたいです」と俺。


「よし」とサダカネ。


「任せろ」とタカスエ。


 こうして、尼子への兵糧の送り込みを隠岐水軍に依頼して、あとは来年船が出せるようになったらすぐに出陣できるようにと、その後の要害山要塞化の準備をして冬を迎えた。


 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜


 九条様は今年も能登で正月を迎えられることになりそうだ。

 来年の朝廷への年賀のお届けは、今年同様に勧修寺様にお願いしよう。


 今年の年賀の後、勧修寺様からは大層な塗り箱に入った礼状が届いた。

 仮に、今後九条様が再上洛されても、勧修寺様にも年始の挨拶は欠かさずにおこうと思えるものだった。


 一方、足利将軍家はどうやらまた京に戻っているようだ。

 京はまだまだ飢饉の爪痕が痛々しいようなので、将軍としてしっかり再興して欲しいものだ。

 上杉、畠山両守護様から朝廷、近衛家、将軍家に献上品を送るので、よろしくやってくれ。

 何なら武田に信濃半国守護を与えて、逆に「お前は半国までだぞ」と縛って欲しいところだ。

 両守護様から一筆書いてもらっとこうかな。

隠岐ってこの頃、城あるのかな?

佐々木氏、京極氏、尼子氏、隠岐氏…

ふむふむ…

なるほど…

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