では三月後にまた参りましょう。
「殿、ここはまず儂らの方で山を調べましょう」と狐崎保広。
「そうじゃのう。本間殿、儂らがその鉄を掘り出してきたら買い取るのか?」と大槌広政。
「それはもちろん。そちらが山から持ち出してきていただけるなら喜んで買い取りますぞ」と馬場正時。
「しかし、一年で米三十俵分も山から持ち出せんじゃろう。ショーゴが買い取るなら鉄鉱石五百貫で米一俵分くらいじゃと言うとったぞ」と久知正泰。
「どうも話がおかしいのお。安く買いたたくつもりじゃな」と狐崎保広。
「いやいや、佐渡以外では値がつかんじゃろう」とマサヤス。
「いずれにしても、すぐには返事はできん。こちらもいろいろ調べる必要がある」と大槌広政。
「わかりました。では三月後にまた参りましょう」とババさん。
そう言って釜石使節団一行は大槌城を後にした。
ババさんとマサヤスは雷神号で帰って行った。
ジューローザは諜報部員を数名連れて、陸路で周辺の状況を詳しく調査する。
大槌氏が協力的になってくれればいいが、非協力的だと長期的な計画をたてないといけないので、周りの大名クラスの人柄は押さえておきたい。
大崎氏が畠山氏のように友好的に接してくれるようなら一番いいのだけれど、偉そうに上からの人だと付き合いたくないし…
正直、この辺りのことは、伊達氏が「婚姻姻戚外交をやっている」くらいしか知識がないので、ジューローザには火種になりそうなこととか、諸々のことを調べて来て欲しい。
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蝦夷から石炭と鉄鉱石と石灰石が届いた。
まんま製鉄セットだ。
砂金もちょっと届いた。
スッゴイドー・ホッカイドー
相川地区には既にコークス炉とミニミニ高炉(低炉)が完成している。
コークス(石炭の蒸し焼き)はできているし、ミニミニ高炉(低炉)を使って微量ながら鉄成分を含んでいる佐渡の石から鉄の溶鉱にも成功している。
今回はそのミニミニ高炉(低炉)の横に、ミニ高炉(中炉)を作って蝦夷の製鉄セットで溶鉱実験をしてみる。
ミニミニ高炉(低炉)では、排ガスは炉頂から大気放出していたが、ミニ高炉(中炉)では熱風炉を併設して、コークス炉と熱風炉の熱源リサイクルできるように考えている。
冷却はなしで粉塵処理だけして無理やり送り込んでみる。
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今年から九条家への年始の献上品から米は抜いた。
米は献上品ではなく荘園管理分から送る体にした。
朝廷への献上品には例年通り、米も入れている。
そして、どちらも能登守・佐渡守の連名で出すことにした。
越後の長尾家には、近衛家と将軍家に越後守から献上品を送るように提案した。
長尾家はあくまで守護代として実権を握り、対外的には越後守護の上杉定実をたてていく。
代わりに虎千代(景虎)を定実の養子にして、いずれ景虎を上杉謙信にして越後守護にする。
(くれぐれも関東官僚にはしないように(;´∀`)
能登と佐渡(越中新川を含む)で九条家と朝廷を、越後(庄内、北信濃を含む)が近衛家と将軍家をフォローし、中央(京)とのつながりを保つ。
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神屋さんが博多直行便のサーワ2号に乗って来た。
こないだカレーに想いを馳せてしまい、神屋さんに「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」「シナモン」「カルダモン」「ナツメグ」「胡椒」が手に入らないかとお願いしていたのだ。
神屋さんは、ターメリックの種イモと胡椒の挿し木を手に入れてくれていた。
どちらも熱帯向きだから台湾に送らなければ。
石見銀山は去年尼子氏が大内氏から略奪しているが、神屋さんは尼子氏の下で今までどおり銀の抽出をしている。




