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川船水運

 天文六年も佐渡の勢力圏内は十分な収穫があり、貸付金の回収も順調です。

 新田開発も所々の建築、普請も進み、順風満帆だ。

(相変わらず「です・ます」と「だ・である」が統一されない奴(;´∀`)


 北条が扇谷上杉の河越城を落とした。

 扇谷上杉氏は武蔵松山城に逃げたらしい。

 越後にも出兵要請が来ていた(現在進行形で来ている)らしいが、前回出兵時に「二度と助けを出さん」と袂を分かってきているので助けには行っていない。


 扇谷上杉の当主、上杉朝興が死去して、あとを継いだ上杉朝定の周りの重臣どもがやたらと上からの奴らなので行く気にもならない。

 前回河越城を死守して江戸城奪還に向かう途中で、越後に蘆名が侵攻してきたと報告を受けて帰還しようとしたのを止めた奴らだ。

 お前らを助けに行く義理はない。


 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜


 佐渡と釜石を行ったり来たりしているハーモタイプとサーワタイプの中間の大きさの、ヨット型(竜骨船)とガリオット型(平底船)の軍用船(風神タイプと雷神タイプと呼ぼう)が各二艘、追加で出来てきた。

 軍用船と言っているが、現時点では特に武装はしていない。

 正面にカタパルト、両サイドにバリスタを装備することを想定して作られてはいる。


 風神タイプは早くて外海に強いので、二艘とも博多に送った。

 博多ー台湾ー博多ー佐渡ー博多ー台湾ー博多と航行させるつもりだ。


 雷神タイプは佐渡と川船水運の日本海側の港(酒田、岩船の少し南の塩谷、蒲原の少し北の沼垂(ぬったり))を行ったり来たりさせる。

 川船も続々と出来てきており、最上川、荒川、阿賀川の水路と川湊の整備も進めている。


 最上川は庄内平野の中は問題なく船で遡れる。

 そこから先は、今のところは川縁から綱で船を引いている。

 戸沢の辺りに川湊を作って、そこまでは川を整備して遡れるようにしたい。


 鷹巣城のある荒川の河口の塩谷と津川城のある阿賀川の河口の沼垂(ぬったり)にも川船水運の拠点港を作った。

 荒川は荷物もそうだが、鷹巣の多目的複合歓楽施設まで、船で客を運ぶ事が多い。

 河口の塩谷と鷹巣までは、水量調整なども考えて整備した。

 現在(いま)は、その先の小国までの川の整備をしている。


 阿賀川も水量調整が肝だ。

 津川城の南に川湊を作り、津川を阿賀川水運の拠点にした。

 この辺りでは石垣棚田も作りはじめている。

 人の往来が増えたのと、川湊周りに佐渡のカルチャーが流れ込みだすと、周りの村が本間家に帰属しはじめた。

 元々津川(ここ)は会津の最越後側の城だった。

(蘆名が攻めて来たときは知らずにヌルンと入城して占拠したが…(;´∀`)

 ので、周りの村人たちの帰属意識は会津にあったが、津川城の城主がかわり川湊ができて、どんどん発展してくると次々と津川城の新しい城主(本間家)になびいてきたのだ。

 おかげで津川の領地も防衛前線の役割だけでなく、鷹巣側に負けない領地になってきた。

 来年は周りの村も佐渡の領地扱いにして、検地をして農業改革をしよう。

 となると会津側にいくつか砦を築いておいた方がいいな。

 津川城に籠城していては村が守れない。


 椎谷の領地の港を中心に、越後の海岸沿いを行ったり来たりする便も増やしている。

 さらに船の数を増やして、西は滑川から富山湾をシャクって能登半島を回り込む便、北は酒井から先の女鹿までの便も増やしていきたい。

鷹巣の歓楽施設の畔にはスワンボートが浮かんでいる。

三十分いくらとか、一時間いくらとかの時間貸しの概念がないので、時間無制限(疲れてか飽きて帰ってくるまで)で六文で貸し出している。

返したら追加で四文払ってもらう。

計十文だ。

今のところ、皆んなちゃんと返してくれている。

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