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釜石から気仙沼…

えっと…

お茶は、来年(天文七年)くらいから種が採れるかな…

茶摘みはもうちょいかかるか…

ぶどうも同じくらいか…

台湾から初荷が届くのも来年…

あっ、そうだ、醤油が市中に出回ってる!

 猪口酒屋の蕎麦のつゆをイシルから醤油に変えた。

 輪島店のそうめんつゆも醤油ベースにして、同じつゆでざるそばも始めた。


「冷やし中華始めました」みたいなかんじで「ざるそば始めました」と猪口酒屋の入り口に貼り紙をした。

 評判は上々だが、今まで通りの方がいいとイシルつゆを注文する人も結構いる。


「ざるそば始めました」に合わせて天麩羅も解禁した。

 海老天、イカ天、芋、かぼちゃ、かき揚げも作った。

 俺がゴボウが嫌いなので、かき揚げにゴボウは入れなかったのに、技術・開発部門の優秀なスタッフが、九州風のゴボウの天麩羅を独自開発していた。


 さらにブリやマグロに混じって、時々漁れる迷いガツオでかつお節も作ってみた。

 燻製器は蒸留器より前にできている。

 カワキコウジカビも麹・酵母蔵で培養した。

 削り器も作ってもらった。


 日本海で漁れるカツオは脂がのっているので、逆にかつお節にはむいていない。

 どうせ脂のりのりで作るのならと、カツオよりは多く漁れるマグロでもまぐろ節を作ってみた。

 まぐろ節もできた。

(ブリはさすがに脂がのりすぎなのでやめた)


 ラーメンもつくれるかなぁ…

 焼きそば、チャーハンもイケる。

 丼ものは、今のところは砂糖なしだな。

 あっ、みりん… いるかな? みりん…

 焼酎ができるようになるし、作れるっちゃ作れるな。


 カレーは…

 うん、先はまだ長い。


 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜


 河原田城評定の間


 日本地図を広げて「鉄鉱石が欲しいよ」会議をしている。


 逆行転移(タイムスリップ)してきた時に持ってきた俺のスマホは現在、技術・開発部門の中の【アーティファクト解析班】のところにある。

 今のところはまだ働いているが、いつ壊れるかわからないので中身を可能な限り書き出すためだ。


 船の画像を模写したり、工業・生産部門が道具を作る時に参考にできそうな、ゲームで使われている画像なんかを描き写している。

 帳簿や工程表なんかも、スマホの中にあったひな型を元に作った。


 中でも地図データは会議の場でもよく使うので、色々な縮尺の地図を何枚も複写している。


「ここがこの間から行っている酒田です」と俺。


「おうおう」と皆んな。


「この辺が安東氏ですよね」とおれ。


「そうじゃの」と河原田本間貞兼(サダカネ)


「ここが昆布とかを仕入れている蝦夷の松前です」と俺。


「うんうん」と皆んな。


「この辺が南部氏ですかね?」と俺。


「南部はそんなに広いのか?」と久知本間正泰(マサヤス)


「いえ、俺が覚えてる大名だけ言ってますので、きっと細々といると思います」と俺。


「細々とはヒドい言われようじゃの」と吉住本間惟秀(コレヒデ)


「で、ここを回り込んでこの辺まで行きたいのですが、ここまで行けば伊達氏だと思うのですが、この辺は誰の領地でしょうね?」と俺。


「奥州と言えば大崎氏だったがの」と雑太本間有泰(アリヤス)


「奥羽両方統べとったのを、羽州を一族の最上氏に任せて奥羽探題が大崎氏、羽州探題が最上氏じゃ」と羽茂本間高季(タカスエ)


「うむ、北と南から南部と伊達に圧されてはおるじゃろうが、その辺は確かに今でも大崎氏ではないかな」と藍原蔵人秀貞(クロード)


「そうですか。一度、外交・諜報部門の方で、陸路、海路からこの辺の調査をお願いします。釜石では鉄鉱石が掘れるはずなんです」と俺。


「石炭と一緒に窯に入れるんじゃな」とコレヒデ。


「はい、砂鉄からより多くの鉄を取り出せます。あっ、ここまで行けば気仙沼なんですね」と俺。


「何かあるのか?」とサダカネ。


「この辺はフカヒレの産地なんです」と俺。


「何じゃ? フカヒレとは…」とクロード。


「サメのヒレの部分を乾燥させたものです。明に売れると思います」と俺。


「サメならこの辺でも漁れるじゃろ」とタカスエ。


「そうなんですか?」と俺。


「ああ、あれはすぐに煮て食わんと、すぐに臭くなりよる」とクロード。


「へぇ、では日本海内匠頭(たくみのかみ)様(和泉本間豊季(トヨスエ))、サメのヒレを手に入れて作ってみてください」と俺。


「干せばいいのか?」とトヨスエ。


「多分、皮を剥いて中身の筋みたいなものだけを干すのだと…」と俺。


「相変わらず曖昧じゃの。干した後はまた戻して出汁をとるのか?」とトヨスエ。


「いえ、フカヒレからは出汁をとるのではなくて、戻すとトロトロの筋になるので、それにあんかけのような汁をかけて食べます」と俺。


「あんかけとは何じゃ?」とトヨスエ。


 云々かんぬん…

 この後、技術・開発部門であんかけ蕎麦を作った。

ショーゴのスマホには1ギガほどの地図アプリがインストールされていたことになっています(;´∀`)

世界地図は何かで落としたモルワイデ図法の地図と、あと、公文式みたいな日本地図と世界地図のデータが入ってました。

電源はキャスター付スーツケースに入っていた「ソーラーモバイルバッテリー (手回し充電機能付き)」だ。

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