表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
22/29

恋の花11



『でさ。』


メロメ君が怒りの気持ちに包まれていた。


『そりゃね、確認しなかった僕も悪かったですよ。うん。それは認める、認めますよ。はい。

でも、まさかそんな感じになるなんて、その時点では僕にも、そして誰にも予想なんてできなかったわけでしょう? それなのに、僕だけが1番悪いみたいな感じになって、むかつく。なんかビールとかある?』


お人形さんみたいに綺麗な顔は、過度のアルコールで、すごいピンクで可愛かった。


『でねでね。聞いてねミドリちゃん。可愛いよミドリちゃん。

その後ね、まあ問題がある程度おさまって、

はやく帰りたいなあ、って考えるじゃん?

普通はね。そうしたら、そんな早く帰りたい僕の気持ちなんか全く反映されない形で、怒られた。叱られた。悔しい。』


『うん。大変だったんだね、メロメ君。』


メロメ君はピッと、動きを止めて、ジッと私の顔を見つめた。


『ミドリちゃん……』


テレビからは、ほんとにあった怖い話の、

幽霊が出る時の効果音。


『大好きだよ。ミドリちゃん』



メロメ君は、底の抜けたバケツみたいな瞳で、

キャミの汗ばむ私を、

抱きしめた。



いくら優しさを注いでも全部下に漏れていく、


目に余る可愛さ。



今日はお泊まりしてってほしいな。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ