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恋の花7
『嫌われる勇気だよ。ミドリちゃん』
メロメ君が、古本屋さんでジャケ買いした本を
持って来てくれた。
『僕もね、これから読むんだけど、嫌われる勇気。この言葉に感動したなあ。』
『ふーん。青くて綺麗な本だね』
『なんかビールとかある?』
冷蔵庫から、ビールを取ってくると
メロメ君は毛玉がピョンピョンしてるカーペットに仰向けに寝転んで青い本を読み始めた。
『目次だけでも、すごいよこれ。
あとでミドリちゃんにも、内容を教えてあげるからね。』
『ありがとう。楽しみ。』
腕が疲れないのかな?
そんなことを思いながら、
メロメ君の隣に座った。
テレビからは、なんだかよくわからないドキュメントが流れていて、東北のガソリンスタンドが雪にまみれて、真っ白だった。
ふと、メロメ君に視線を向けると、
青い本は開かれたまま横に置かれていて、
メロメ君は眠っていた。
しばらくぼんやりと、綺麗なまつ毛や、
上下する胸を見ていたけど、
急にメロメ君の事が愛おしくなってきたので、
起こさないように、そっと
腕枕されてみた。




