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賞味期限1年の恋  作者: AM
第1章 お互いを知るためには
10/22

凪音編:4話 友人とのゴールデンウィーク(中編)

さて、切符ないない事件も終わり、僕たちはバスに乗って栄へ向かった。僕は栄に行くの初めてだ。なぜかワクワクしていた。あまり出先でワクワクしたことなんかないのに。

「ついた〜〜。いや〜バス混んでたな。」

恭平はバスを降りるなり言った。今から何をするのか気になったので僕は恭平に聞いた。

「今から何するんだ?」

「決まってるだろ?なんp…」

「ナンパ以外でだ。」

聞く相手を間違えたようだ。

「確かに何をするか決めてなかったな。伊崎、なんかしたいことある?」

「俺か?俺は…そうだな…あ!古着屋とか行きたいな。」

「古着屋か。いいな。凪音は?」

「僕?僕は、あ!あそこ行きたい!」

僕は300mくらい離れている結構な高さがあるショッピングモールを指さした。

「あ〜、あそこか。確かにあそこなら古着屋もあるしな。よし!あそこ行くか!」

僕たちはショッピングモールを目指して歩いた。ショッピングモールに着き、建物の中に入ると人の多さに圧倒された。

「結構人いるな。」

「だな。とりあえず古着屋いこうぜ。」

3階にあるアパレルコーナーに向かった。エスカレーターで移動し、3階に着いた途端、後ろから誰かに声をかけられた。

「あの!お兄さんたちちょっといいですか?」

声の主を見ると3人組の女子だった。

「え?僕たちですか?」

恭平が嬉しそうに答える。

「はい!そこの背が高くてセンター分けのお兄さんに特に用事があって!」

「あ…」

恭平は伊崎の方を向いた。

伊崎は戸惑いながら女子たちに聞いた。

「えっと…俺のことですか?」

「はい!お兄さん、めちゃくちゃイケメンなので声かけちゃいました!もしよかったら私たちとお茶しませんか?」

「まあ…いいですけど…」

「やった!じゃ!行きましょ♪」

「ていうことで、俺行ってくるわ。」

それだけ言い残し伊崎は女子たちと一緒に歩いて行った。薄情なやつだ…

「伊崎、あいつだけは許さん。」

恭平が恨めしそうに言った。

「まあ、とりあえず僕たちで古着屋見よ。」

今回ばかりは恭平に同情をする。

とりあえず、恭平と近くにあった古着屋に入った。

「お!このデニムいいじゃん!」

恭平がウキウキで言った。

「いいな、それ。」

「どれどれ〜値段は〜?。。。は?9000円?」

「それは無理だろ…」

「じゃあ、これは?7500円…これは?8000円…ここの古着屋、全部高いな。」

「どうする?別の店に行くか?」

「その方がいいかもな…」

ということで僕たちは向かいにあった店に行った。

「いらっしゃいませ〜!お兄さん方、何をお探しで?」

店に入ったと同時に店員さんに声をかけられた。

「俺はデニムを探してます。」

「えと…僕は…あ、ネックレス。ネックレスを探しています。」

「いいですね〜デニムだったらこちらいかがですか?」

「え!いいですね!これ!」

「ご試着なさいますか?」

「もちろん!」

恭平は試着室に向かった。

「そちらのお兄さんはネックレスをお探しでしたよね?」

「はい。」

「ネックレスならこちらいかがですか?」

そこには銀色のチェーン状のネックレスがあった。

「いいですね。」

「どうぞ、ぜひつけてみてください!」

僕はつけてみた。確かに僕に似合ってるかもしれない。ただ1番気になるのは値段だ。僕はさりげなく値段を見た。

!!!!!!

5000円!?嘘だろ?僕の今日の有り金の半分じゃないか!

「ちょっとこれは高すぎるかな〜?」

「そうですか?お客様にぴったりだと思うのでぜひおすすめですよ!」

「いや、でも…」

そうこうやりとりをしているうちに恭平が試着室から出てきた。

「どう?凪音?似合ってる?」

「うん。」

「素晴らしい!お客様よくお似合いです!」

「あ、そうですかね〜?」

「はい!すごく!」

「えっと、ちなみにこのデニムのお値段って?」

「そのデニムのお値段ですか?7000円になります。」

「ななs…」

「でもお客様にすごくお似合いですよ!」

「そうかな〜、じゃあ買っちゃおっかな?」

「ええ!レジへどうぞ!」

恭平…お前はちょろすぎる…

「お客様はどうなさいますか?」

「僕ですか?僕は〜」

「そのネックレスお似合いですよ〜?」

あ、これダメだ。買うまで返してくれないやつだ。

「買います。」

「毎度あり!レジへどうぞ〜!」

僕もちょろかったな…

レジで支払いを済ませ、恭平と2人でフードコートに向かった。

「くっそ…押しに負けたぜ。」

「僕もだ…」

「てか、よく考えたらこのデニム買うぐらいなら、さっき悩んだ7500円のデニムでよかったくね?あ〜やらかした!これも全て伊崎のせいだ!」

伊崎可哀想…

プルルルル…プルルルル…

電話がかかってきた。

「もしもし?凪音?今、女子と話し終わった。2階の中華料理屋にいる。」

伊崎からだった。

「オッケー、そっち行くわ。」

そう言い、電話を切った。

「恭平、伊崎が2階の中華料理屋に居るってよ。」

「けっ、伊崎様は女子にナンパされて、さぞ嬉しかっただろうな!」

「まあまあ、女子と話した内容も気になるし、とりあえず中華料理屋行こうぜ。」

僕は恭平を半ば無理やり連れて2階へ向かった。

(後編へ続く)

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