二十一話
ぷーちが振られたらしい。最低かもしれないけれど、どこかうれしい。
キツい制服をしぶしぶ着て学校へと向かう。
とぼとぼと歩いていると気づいたら学校についていた。
教室では待っていたぞと言わんばかりのいーこと顔をうずめて落ち込むぷーち。ばれない程度に深呼吸をして
「ぷーち、大丈夫?」
ぷーちの頭が横に揺れる。
「だめらしい。」
といーこが言う。荷物をおいて教室を出るよういーこに促されたので出たら。
「ぷーちは降られたっていうよりはね…」
どうやら昨日呼び出した際にぷーちの方が早くついていたらしいのだが、あとから来たのは堺だけではなくその取り巻きもいたらしく(取り巻きの存在自体を知らなかった)取り巻きたちの会話が聞こえたらしい。
『じゃあさ堺お前さ、今日そのブスに告白されるってことか?』
『やめとけって豊中、あのブスいたらどうするんだよw』
『なあ堺、俺と豊中と寝屋川で動画撮ってていいか?』
『やめとけって大東w』
てなことがあったらしく結局告白はしないように乗り切ったらしい
「ひどいね、振られてはないけど、事実上振られたってわけか」
いーこが縦に首を振る。
「その話きいてむかついたから全員にデコピンをお見舞いしてやろうかと思ったけどやめた。」
その話を聞いて私も怒りが込みあがってきたが、いーこの冗談のおかげで冷静になれた、いくら付き合うのがうらやましくて阻止したいと思っていても、これでは私は喜べない。まだ私にその素直な心が残っていてうれしかった。




